てるくはのる事件とは?犯人岡村浩昌の生い立ちや動機、暗号の意味も

午前7時ごろに警察は犯人を逮捕する為に男性の自宅へ向かい、同行するように促します。しかし男性は失礼だとこの同行を拒否します。その後親に息子を説得して欲しいと話し、そして公園でなら話しても良いと捜査官と共に公園へ向かいます。

その後午前8時ごろに公園で同行の説得を試みるも男性は拒否を続け、中々話が進展しない膠着丈太が続くこととなります。その後公園に男性の母親を再び呼んで説得を試み、そしてついに自宅の捜索を始めることが決定しました。

午前11時頃に自宅で証拠を発見

そして午前の11時には自宅の捜索が始まり、男性の自室から今回の事件に関する内容が記されたメモなどが見つかり、犯人が逃げる際に使用したとされる自転車の購入者の名前がそのメモ内に記されていたことから証拠として押収することとなりました。

しかし犯人は直前に持っていた荷物を警察に投げつけ、お店に逃げ込むとさらにその後少し離れたところにあった団地アパートに逃げ込みます。そしてこの後、犯人の男性は衝撃的な行動を起こす事になるのです。

午後0時40分頃、岡村浩昌飛び降り自殺

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なんと犯人の男性は逃げ込んだ団地の屋上に出るとそのまま飛び降り、自殺をしてしまうのです。当初警察は団地の13階から自殺を行ったと発表したものの、実際には団地の屋上まで、逃げ込み、その後そこから飛び降りたことが判明しています。

犯人岡村浩昌の自殺で警察に批判が殺到

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こうして事件は犯人の逮捕前に自殺をしてしまうという非常に後味の悪い終わりを迎えました。そして同行を求めた人物に簡単に逃げられ、それどころか逮捕もできず自殺を許してしまった点について世間から多くの批判を受け、担当していた捜査員たちはこれらの杜撰な操作の実態について非難されることとなりました。

てるくはのる事件の犯人岡村浩昌の生い立ちとは

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こうして犯人の自殺、警察の杜撰な捜査に対しての世間の多くの批判といった形で今回の事件は幕を閉じましたが、ではここで今回の犯人が一体どのような人生を歩んできたのか、事件を起こすまでの軌跡を見ていきたいと思います。

犯人は21歳の浪人学生「岡村浩昌」

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今回事件を越した犯人は後述する高校を卒業した後大検を受ける為に勉学に勤しむ浪人生だったようで、家にこもりがちな青年でした。この浪人生だった青年がなぜ罪のない子供を殺害したのか、その点について触れていくために、まずは小学校時代の彼の姿から見ていきたいと思います。

岡村の生い立ち①小中学校

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彼は小学校時代に父を亡くし、家計は母親が働いて生計を立てていました。小学生の頃は生清優秀であり、足も速く大会にも出場していたようですが、同級生から食べ物を買いに行かせられたり、お金を取られるといったいじめをうける辛い少年時代でもありました。

中学校に進学した後も成績優秀なのは変わらず、部活も野球部に所属するなどしていました。しかし5歳年上の兄の家庭内暴力などこの頃の家庭の環境は酷かったようです。その後犯人の男性は第1志望の高校受験に失敗し、違う高校に進学することとなります。

岡村の生い立ち②高校~

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こうして高校に進学し、1年生時は成績も優秀で普通の高校生活を送っていました。しかし2年生になると突如高校を中退するといった事を考えはじめ、学校も休みがちになってしまいます。その後は家族やカウンセラーの先生と話し合い、1年の休学期間を設けることとなりました。

しかし休学から復学後も彼の学校を辞めたい気持ちは変わらず、担任の先生が必死に手助けをしつつ最終的には単位の足りない彼の為に追試を受けさせることで卒業することになりました。しかしこれに関して納得がいっていなかったのか卒業について取り消ししてもらいたいという事を犯人は何度も話していました。

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