モーターというとどうしても推進力などの性能面に目がいきがちですが、選ぶ上では車に積めるかどうか、フィッシングのとき邪魔にならないかどうかも重要なポイントとなります。また、モーター全てにいえることですが、海水に濡れたあとは真水で洗うようにしてください。
LACOMETA エレキモーター32ポンド
エントリーモデルとしては最適
業務目的であってもレジャー目的であっても、エレキモーターとして充分な耐久性とポテンシャルを誇ります。連続使用は1~4速で1時間を想定しています。最大船速である5速はエンジンへの負荷が大きいため、5~10分を目安に使ってください。また、エンジン音が静かであるため、湖畔での使用に向いています。
スペック
- 推力:32ポンド
- 全高:約95cm
- シャフト長:約61.5cm
- 本体重量:約7kg
HAIGE エレキモーター
コンパクト設計でフィッシングの邪魔にならない
簡単操作でチルトアップ・ダウンができます。破損を防止し、運搬時の手間が軽減します。チルトアップしてもコンパクトサイズなので船上スペースを割かれることなく、釣りの妨げになりません。また、ハンドルを折りたたむことが可能であるため、ラゲッジに収納できます。
スペック
- 出力:600W
- 推進力:55lb
- バッテリーのタイプ:ディープサイクルバッテリー 105AH(推奨)
- シャフトの長さ:36inch / 914mm 本体重量:8.6kg
Contents
コンパクトフィッシングカヤックにおすすめなグッズ②パドル
カヤックフィッシング関連のグッズにおいて、もっとも選択を吟味すべきなのがこのパドルです。もし沖で船外機が停まってしまったら、移動はこれに頼る他ありません。重量や耐久性はもちろん、長時間パドリングができるものを選びましょう。ちなみにパドルは購入時の付属品に含まれないため、注意してください。
Overmont カヤックパドル
無駄のないデザインが長時間のパドリングを可能に
洗練されたブレードデザインが、パドリング時のブレを抑え、水へのスムーズなエントリーを可能としています。2ピースに分割可能ですが、水に濡れたまま放置しておくと、ジョイント部分が錆びてはめにくくなるため、使用後は充分に乾燥させてからオイルスプレーをしておきましょう。
スペック
- 素材:アルミニウム ブレード
- 材質:ナイロン、グラスファイバー
- サイズ:パドル全長:222cm(2ピース分割可能)
- シャフト:直径3cm
- 重量:920g
MORGEN SKY カヤックパドル
高性能でありながら、コスパ良好
シャフト中央部のピンロックによって、シャフトの長さ及びフェザーの角度が調節可能など、パドルとして高性能でありながらコストパフォーマンスに優れています。ハードなパドリングでもアジャスターがずれる心配はありません。一方シャフトが濡れると滑りやすいため、各自工夫が必要になると思われます。
スペック
- ブレード材質:ナイロン、グラスファイバー
- パドル全長:215-225cm(2ピース分割可能)
- ブレード:46×16cm
- シャフト:直径29mm
- 重量:約970g
コンパクトフィッシングカヤックにおすすめなグッズ③ロッドホルダー
ロッドホルダーを選ぶ上でのポイントは、カヤックにしっかり固定できるかどうか、自由に方向を調節できるかどうか、耐久性に優れているかどうか、などが重要になってきます。ロッドの持ち運び方については色々な工夫の仕方があるので、下記動画を参考にしてみるのも良いかもしれません。
Twin₋happines ロッドホルダー
耐久性が高く、何よりコスパに優れる
プロペンポリマー製で耐久性に優れているほか、劣化したところで1000円台であればすぐに買い換えが利くというのがメリットです。特にカヤックフィッシング入門者は手を出しやすい価格帯ではないでしょうか。付属品としてガスケット付きキャップカバーが付いてきます。
スペック
- 材質:プロペンポリマー
- 長さ:約20㎝
- フラッシュマウント:30度
- 内径:3.8㎝
NUZAMAS ロッドホルダー
あらゆる小型船舶に互換性をもつ
ほとんどのカヤックをはじめ、ゴムボート及びボートに取り付けることができます。ロッド回転ロック機能が備え付けられているため、トローリング中も安心です。簡単かつ好きな方向へロッドを調節できるのはもちろん、材質上紫外線抵抗もあるため長持ちします。
スペック
- 全長:23.5㎝
- 材質:UV耐性ポリプロピレンプラスチック
他にもある! コンパクトフィッシングカヤックのおすすめグッズ
他にもカヤックフィッシングをより便利にするおすすめグッズをご紹介します。釣果を家族や友人に自慢できるのも無事に帰って来てこその話、身の安全に直結するグッズ、船体のメンテに関連するグッズは揃えていないに越したことはありません。
ポリエチレン製 サイドフロート(アウトリガー)
ワンランク上の安定感が手に入る
パドリングの邪魔になるという声もありますが、それを補って余りあるメリットとして安定感があります。使用する上でホームセンターなどで買える28㎜のパイプが必要になります。イレクターパイプを使う場合は海水による内部の腐食に注意してください。パイプに差し込んだあと荷留め用のゴムなどでしっかり固定しましょう。
スペック
- 材質:UV-LLDPE(耐紫外線-ポリエチレン)
- サイズ:長さ 約112cm×幅 約18cm×高さ 約25cm
- 重量:約4.5kg(2個/1セット)
- 浮力:30kg(1個あたり)
三宅化学 灯油ポンプ トーヨー スポイト
忘れっぽい人におすすめ? 意外な便利グッズ
一見「カヤックと何の関係が?」と疑問に思われるかもしれませんが、実は意外な場面で役立ちます。カヤック内の水抜きに便利なのです。カヤックを使ったあと、ドレンプラグを抜いて船体を斜めにする手間が省けます。プラグを開けない=締め忘れ防止に繋がるため、忘れっぽい人にも良いかもしれません。
スペック
- 本体サイズ:40×40×240㎜
- 本体重量:20g
- 材質:ポリエチレン
コンパクトフィッシングカヤックを動画でチェック!
コンパクトフィッシングカヤックに関する動画を紹介します。購入時どういう梱包がされているのか、何を準備すればいいのか、マウントの増設の仕方など、初心者でもわかりやすい内容になっています。文章だけではピンとこなかったカヤックの重さや大きさ、エンジン搭載後のスピード感などが伝わるのではないかと思います。
コンパクトフィッシングカヤック動画①
こちらはエンジンなしでカヤックを使用している動画です。波風の立たない行き慣れたリザーバーであれば、パドルだけでも充分楽しめそうです。100均で買ったマジックテープをサブロッドホルダーとして応用しています。ロッドホルダー1個では足りないという方は参考にしてみてはどうでしょう。
コンパクトフィッシングカヤック動画②
カヤックに2馬力の船外機を搭載する内容です。エンジンマウントから手作りしているので、DIYに多少心得のある方は参考にしてみてはいかがでしょう。続きの動画ではインパクトドライバーを使って、マウントを補強しています。船を自分の使いやすいように改造していくこともまたカヤックフィッシングの醍醐味でしょう。
ライフジャケットを着用しよう!
救命胴衣は、釣り具のひとつと言ってもいいほどの必須アイテムです。落水事故は、ショア・オフショアに限らず水辺のレジャーについて回るものです。「コンパクトフィッシングカヤックなら、そこまで沖には出ないから……」といって油断は禁物です。ここではそんな救命胴衣についてご紹介します。
ボンベ式
画像のようにウエストに巻くタイプやサスペンダータイプなど、さまざまなタイプがあります。最大のメリットはとにかく動きやすいことです。すっきりとしたデザインのものが多いため、夏場でも快適に過ごせますし、ジャークやキャスティングの邪魔にもなりません。
ベストタイプ
ボンベ式は数年に一度メンテナンスが必要となります。また、手動式は自力で膨らませなければなりません。その点、ウレタン素材のベストタイプであれば100%浮くので間違いなく安心できます。画像は子ども用ですが、カラフルなものを選んでおいた方が、もしものときに発見できる可能性が高まります。
コンパクトフィッシングカヤックは使いやすいカヤック!
コンパクトフィッシングカヤックがあれば、釣りはもちろん手軽に水辺でのレジャーを楽しむことができます。とはいえ、水辺のレジャーと不慮の事故は切っても切り離せないもの、安全面がきちんと約束されていてこそ目の前の活動に没頭できるというものです。
まずは行き慣れたリザーバーからトライしましょう。風の全くない日か、べた凪の日をおすすめします。そして、沖へ出る際は気象情報の事前チェックを怠らないようにしましょう。安全面はもちろん魚の活性にも関わります。守るべきポイントはしっかり守って、カヤックフィッシングを楽しみましょう。
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