アカマタには毒がある?凶暴な南国のギャングの特徴や飼育方法をご紹介

もともと生息していた地域が沖縄県周辺だったため、一年中ゲージ内の温度を適温に保たなければいけません。当然冬の間も高い温度を維持することが大切なのでゲージのサイズに合った大きめのパネルヒーターを選び暖かい環境を作りましょう。

⑤シェルター

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販売されているアカマタのほとんどは野生の個体の場合が多いため、彼らが安全できるような場所を作ることが大切です。飼育開始時には急な環境の変化で強いストレスを感じる可能性があるので、ゲージ内に慣れてもらうためにもシェルターを用意しましょう。

アカマタの飼育方法②餌

飼育するまでに必要なアイテムを5つほど紹介しましたが、こちらでは飼育することにおいて重要なエサについて解説していきます。当然野生の個体の場合が多いので彼らが満足するような好むエサを選んで購入して与えなくてはありません。

餌はピンクマウスが基本

野生のアカマタは、小型の哺乳類や鳥類、カエルや魚など幅広く捕食しており、小さなハブも食べてしまうこともあります。飼育する場合は基本的に与えるエサとしてはピンクマウス、もしくはカエルやヒヨコなどを与えます。食べ過ぎると吐き出してしまうこともあるので、若い個体であれば3日おきにピンクマウスを1~2個与えましょう。

アカマタの飼育方法③注意点

毒を持たないヘビですが気性が荒く凶暴なことで有名であり、飼育する上で注意するべき点があります。きちんとそれらを守らなければ健康な状態を維持できなくなってしまい、さらに飼い主の身にも危険が及んでしまいます。大人に成長した後も小さくて毒を持っていないヘビについて気になる方はこちらをご覧ください。

飼育環境は28℃で

先ほど説明したように、沖縄周辺でしか生息していない固有種です。もともとの生息地は温暖な気候をしているため、ゲージ内の温度が適温以下だと寒さによって衰弱やストレスを感じる可能性があります。そのため、温度は一年中28℃前後に保つようにしましょう。

基本的にハンドリングは難しい

ヘビを飼育するにあたって飼い主が気になることがヘビを使ったハンドリング。手にまとわりついてくるところは可愛らしいですが、アカマタの場合は気性が荒いため噛まれてしまう可能性が高いのであまりおすすめできません。慣れてくると成功することもありますが他のヘビとは異なるので注意してください。

多頭飼いはNG!

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小型のヘビなら捕食してしまうこともあり、凶暴で縄張り意識も強いため多頭飼いは基本的には無理です。お互いが攻撃し合い最終的には共食いをする恐れもあるので、ゲージ内に複数の個体がいるような状況が生まれないよう注意しましょう。

アカマタの飼育方法④かかりやすい病気

飼育するうえで最後に注意すべきなことは、人間が病気にかかることがあるようにペットも病気になる可能性があります。気づかずそのまま放置していると悪化してしまい、取り返しのつかないことにならないように事前に気を付けとくべき病気を紹介します。

マウスロット

ビタミンCの不足、傷口感染やストレスが原因で起こる病気で、人間でいうところの口内炎のようなものですが死因の原因にもなる恐ろしい病気です。特にビタミンCや栄養の不足が原因であれば膿などを取り除き殺菌・消毒を行った後、抗生物質やビタミンの投与を行うとよいでしょう。

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