アカマタには毒がある?凶暴な南国のギャングの特徴や飼育方法をご紹介

アカマタの生息地の沖縄周辺では他にもマムシやハブなどの種類のヘビもいることもあり簡単に見分けることは難しく、詳しい調査が進んでいない昔は毒を持っていると勘違いされることもありました。とくに成体へと成長するとマムシとの区別が困難になります。

アカマタを捕まえる時の注意点

日本の一部でしか生息していない固有種ですが、地元の人たちにとっては珍しいヘビではなくよく見かける存在です。そのため沖縄を訪れたときは見かけることがあります。実際に捕まるという機会があった時、どのようなことを注意すべきなのか解説していきます。

捕まえた時の臭いがきつい

アカマタを捕まえると、危険を感じて手に巻き付いてからお尻から茶色の液を積極的に出してきます。その液に毒はないのですが、とてもキツイ臭いを発し、さらに手や衣服についてしまうと臭いが中々取れないので捕まえる際には注意をしましょう。

噛まれたら必ず消毒を!

毒を持たないヘビだとしても口の中には細菌があるため、噛まれてしまうと唾液を通して傷口に入り込む可能性があります。そのため噛まれてしまったら感染症を起こす可能性を防ぐためにも、殺菌・消毒などの適切な対処を行うことで症状の悪化を防ぎましょう。

アカマタの幼体

先ほどまでに捕まえようとするとすぐに噛みついてくる凶暴な性格だと紹介しましたが、子どもの頃はとても小さく体長は1m以下のサイズになります。成体ではないのでいつもの噛みつきの強さや見た目の違いなどがありますのでそれらを解説していきます。

体の赤色はとても鮮やか

大きく成長すると黄色と黒の模様が特徴的なかっこいい見た目をしていますが、子どもの頃はとても鮮やかな赤色できれいな見た目をしています。さらに手のひらサイズだと成体と比べて噛む力は弱く強い痛みはないので、可愛らしいように見えます。

気性の荒さはそこまで変わらない

小さな見た目をしているとしても性格は大人とほとんど変わらず、子どもの頃から凶暴な性格をしているため捕まえようとすれば噛まれてしまうことが多いです。成体ほどの噛む強さはありませんが、出血する可能性があるので噛まれたときは手に怪我や出血がないか確認するようにしましょう。

幼体だとハンドリングはできるのか?

小さな子どものアカマタだとハンドリングが成功する可能性は大きく成長した凶暴な成体よりも高いでしょう。噛む力も弱いので噛まれてしまったとしても激痛が走るほどではありません。ただし、どちらにしても手にまとわりつくと積極的に噛んでくるのでその点には注意しましょう。

アカマタを使った沖縄料理は?

日本の一部の地域ではシマヘビを使った蒲焼きやスープ、ハブを長い間漬けたハブ酒がある。ヘビ自体の味は淡白ですが、不味いのであれば食べられることはないので、調理法や味付けによっては美味しい料理になります。そこで今回はアカマタの場合は実際に料理として食べられているのかを解説していきます。

昔は食べることがあったが今ではほとんどない

食材が豊富な現代においては、わざわざ探して捕獲した後に料理として食べることは稀となっています。かつては他の生き物と比べて容易に捕まえることができる貴重なたんぱく源であったことから食べられていました。今でも地元では多く存在するので探すのに苦労することはありません。

調理するのは難しく扱いが特殊

ニシキヘビのような大型ではなくどちらかというと小型のヘビなので、調理する場合には無数の背骨と肋骨を対処する必要があります。問題なく食べるためには骨をカリカリにするか、粉々にすることになるので家庭料理向けではないと考えましょう。

蒲焼きやスープにする

ヘビの皮を剥いだ後に残った肉を使った蒲焼きや、皮を煮て作ったスープ、無数にある骨を肉と一緒に粉砕してからハンバーグにすることもあり、ヘビを使った料理はいくつかある。またヘビ肉にはほとんど味がないため何らかの味付けをすることで美味しい料理に変わります。

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