レイドジャパンダッチとは
レイドジャパンダッチは、いわゆる羽根モノルアーと呼ばれるクローラーベイトの一つで、一見の可愛らしい見た目からは想像がつかない程の「優れた実釣」能力を持つトップウォータープラグです。
レイドジャパンについて
2011年にバスフィッシングのプロである金森隆史氏によって立ち上げられた、レイドジャパン。「すべては、現場から。」「常に釣り人であれ。」の基本理念の元、アイデア溢れるルアーを数多く発表しています。
レイドジャパンのダッチは、そんな「現場主義」の社風の中から生まれた、まさに「釣れる」ルアーであり、「釣り人の視点」からの発想と願望が100%フィードバックされたパフォーマンスルアーの決定版ともいえます。
レイドジャパンのダッチはビックベイト
レイドジャパンダッチは、ビックベイト(大きめサイズ)ルアーです。ビックサイズな114mm(11.4cm)の全長と、ウエイトクラス1oz(23.35g)の重さを誇ります。
ビックベイトの特徴である、「集魚力」を持つレイドジャパンダッチ。衝撃に強く強化的な設計が施されてはいます。が、過度な衝撃はルアーの破損につながる可能性もありますので、その点の注意も必要です。
レイドジャパンダッチは今までのベイトとは違う!
通常のビックベイトは扁平的なボディ形状をしていますが、レイドジャパンダッチは断面を真円にしたようなデザインをしています。
スローな速度域でのピッチの速いロール(左右反転の動き)を得意とし、又低重心によるバランスの良さは、ルアー姿勢のキープ力を向上。スーパースローなリトリーブ(巻き取りによるルアースイム)においても抜群のロールアクションを魅せてくれます。
レイドジャパンダッチのインプレ
それでは、そんな「普通のベイトルアー」と一線を画するレイドジャパンダッチのインプレを紹介していきたいと思います。
羽根モノルアーの決定版たる、その能力の秘密は一体どのようなところにあるのでしょうか?全体的な印象から実際の使用感まで、そのファーストインプレッションを見ていきます。
魅力的な5つの「カラーバリエーション」
まず一つ目、レイドジャパンダッチのインプレとしてあげられるのが、魅力的な「カラーバリエーション」です。
カラーバリエは全部で5種類あり、そのアピール力抜群のカラフルな色使いは、同アイテムの特徴と魅力を物語る、まさにファーストインプレッションといえます。
カラーバリエーション
- SHIMANSHI TIGER
- PINK TRICK
- PEARL SHAD
- BULL FROG
- YASHIZARI
生命力溢れる躍動した「動き」
同アイテムの最大の特徴であり、魅力でもあるのが「生命力を感じる躍動した動き」です。独特の金属音と羽根モノらしい水面をバシャバシャと音を立てるリトリーブは、まさに「命」そのもの。
このリアルな生命感こそが、レイドジャパンダッチの真骨頂であり、他のビックベイトとの決定的な違いでもあり、そして一番のセールスポイントといえるでしょう。
実釣インプレ
躍動感溢れるスイムと強烈なアピール力で、バスの食い気を誘います。「狙いを定めたピンポイントでのキャスティング→リトリーブ→ピンポイントキャスティング→‥」
このようにキャストとリトリーブを繰り返すことで、ボトルやカバー周辺に潜むターゲットを水面へと誘い込み、確実にヒットを狙います。
驚異のピッチで織りなす「ローリング」
レイドジャパンダッチのもう一つの魅力が「ハイピッチでのローリング」です。艶のある特有の金属音と共に織りなされるハイピッチなローリングはまさに驚異的。
使用者のリトリーブアクションに対して、その遥か上を行く回転反応を魅せるロールアクションは、もはや「コントロールの外側」であり、自発的スイムの様相そのものです。
操作感ゼロのナチュラルスイム
使用者やラインの存在自体を「打ち消す」かの如く自由に泳ぎ回るその姿は、まさに「操作感のゼロ境地」と表現できます。
ボディ形状やウエイト位置、羽根の取り付けや角度など全体的なバランスから生み出されるナチュラルなスイムは、もはやルアーというカテゴリさえ意味を無くすような、リアルな動きを魅せてくれるでしょう。
レイドジャパンダッチの使い方をご紹介
ここまで、レイドジャパンダッチの概要やインプレについて説明してきました。生命を感じるリアルな動きで、他のビックベイトとは一線を画する同アイテム。
さて、ここからはその「具体的な使用方法」について、注意点も含めた詳しい内容をご紹介していきたいと思います。生命感溢れる躍動で、まさに「生きたルアー」とも形容できるレイドジャパンダッチ。その使い方とは?
レイドジャパンダッチの使い方:アクション
それではまず、レイドジャパンダッチの「使い方について」です。同アイテムの使用におけるポイントは2つ、それが「ロール」と「デッドスロー」というアクションです。
使い方①ロール
キャスティングの後、ダッチが着水した位置から正面のポジションでロッドを時計の10時の位置でキープします。
その後、ラインを「手でたぐり寄せるイメージ」で、ゆっくりとリールを巻き取ります。するとダッチは、艶っぽい金属音を奏でながら右へ左へと回転。命を感じるロールアクションの完成です。
使い方②デッドスロー
デッドスローとは「スローの限界点」や「これ以上の無いゆっくりとした動き」を意味する用語で、デッドスローリトリーブとも呼ばれるリーリングテクニックです。
コツを掴めば、比較的に誰でもこなせるフィッシングテクニックですので、レイドジャパンダッチの良さを活かすマストなアクションとして、ぜひ身につけたいテクニックです。
デッドスローのコツ
7秒~10秒をかけ、ゆっくりとハンドルを1回転、ラインの張りが抜けているダルダルの状態でリールを巻いていきます。
巻きの「張り」を確認しながらスローに巻いていくと、テンションの「抜け」を感じるポイントに必ず出会いますので、そこを感じとることが、上手なデッドスローのコツです。
レイドジャパンダッチの使い方:注意点
続いては、レイドジャパンダッチを使用する上での「注意点」をご紹介します。羽根モノルアーの特性上、ポイントは「交換」と「乾燥」の2点です。それぞれの注意点を見ていきます。
注意点①羽は交換して使用する
ダッチの羽根は消耗品ですので、必ず「交換」が必要になってきます。使用頻度にもよりますが水中での使用に加え、バスとの度重なる直接対決は当然のことながら、「抜け」や「劣化」を招きます。
ダッチの能力を常に100%発揮するためには、適時適切なタイミングでの交換が必須であり、この交換のタイミングこそが、「ダッチ使用による釣果」を大きく変えるターニングポイントともいえるでしょう。
注意点②使用後は必ず乾燥させる
消耗品である「羽根」ですが、使用後にきちんとしたメンテナンスを行っていれば、その寿命を大きく伸ばすことができます。そのメンテナンス方法は至って単純明快な方法‥ズバリ「乾燥」です。
使用後に必ず「乾かす」ことが羽根の寿命を伸ばすポイントになります。「使ったら乾かす」これを徹底することで、羽根の延命のみならず、「初期性能の長期維持」の側面でも大きな効果が期待できます。
レイドジャパンダッチの乾燥方法
羽根の劣化やフックのサビを防ぐ、乾燥方法のコツは「使用後直ぐにはルアーケースやタックルボックスに片付けない」という点にあります。
特にフックは通常のフェザーではなく「毛」が巻きつけられているので、特に注意が必要な部分です。「直ぐには片付けずに、できればその場で天日干しをする」一番手近で簡単なダッチの乾燥方法です。