ポジティブに考え方を変えれば、荒れているのではなく、自然に還っているのかもしれません。
営業しているのに廃墟化している施設もある
まったく人が来なくなってしまった施設は「廃墟化」してしまっている可能性もあるでしょう。
従業員に声をかけなければ稼働してくれない乗り物があったり、雑草などを刈り取ってない様子が目立ってしまうと「廃墟」と呼ばれても仕方ないのではないでしょうか。
Contents
廃墟と化したテーマパークの活用方法
「廃テーマパーク」となってしまった施設をなんとかして活用する方法はないのでしょうか。
広大な敷地を利用し、新たに活用できる道があれば、不法侵入者も減り、周辺に棲んでいる方も安心して暮らす事が出来るようになるでしょう。
廃墟である事を活用したテーマパーク計画
実は「廃墟」となってしまった事を、そのまま活用しようと計画されていたテーマパークがあります。
宮城県にある遊園地で、廃れてしまった部分をそのまま残して営業をしようとクラウドファンディングで支援者を募集していましたが、様々な事情により白紙となったようです。
廃墟化したまま放置するとおきる問題
このまま放置された状態が続いてしまうと、周辺に棲んでいる人が安心して暮らす事が出来なくなってしまうのではないでしょうか。
地元の人々が安全安心して過ごす事が出来ない理由についてご紹介します。
窃盗
パーク内にある設備には様々なアイテムがあります。
窓枠や電線などを盗んでお金に変えるというような事をしている人もいる様で、地元に棲んでいる方は、自分達の所にも被害が出ないかと心配になるでしょう。
不法侵入
ウェスタン村でも問題視されている不法侵入者が後を絶たず、治安の悪化も懸念されるでしょう。
廃墟を見学したいだけの廃墟マニアの方であっても、所有者がいて、管理者もいる施設ですので、許可なく侵入する様な事はしてはいけません。
ゴミの不法投棄
近年問題になっているごみの不法投棄問題にも、関わってきます。
テーマパークは広大なエリアがあり、管理している方もすべてをチェックする事は難しく、誰もいないのをいいことに、知らない間にゴミが散乱していたり、異臭を放つようになってしまっては困ります。
置き去りになった展示物
海外のテーマパークでは、廃墟となったまま放置されてしまった展示物が問題になった事があります。
人気の高い展示物だった巨大な鮫ですが、変色した防腐液に浸されたまま置き去りにされてしまいました。メディアが動き、現在では他の博物館で展示されています。
心霊スポットと呼ばれる
荒れ果てた施設には人が寄り付かなくなるものですが、不法侵入者が夜に忍び込み、音や光などを見て幽霊と勘違いしたまま拡散すると、心霊スポットと呼ばれる様になってしまいます。
廃墟マニアだけではなく、次は心霊スポットマニアによって不法侵入が繰り返される様になってしまうでしょう。
予備施設としての活用
広すぎる施設は買取手が付かない事が問題点として考えられるのではないでしょうか。
国が買い取ってくれて、行政機関の予備施設として活用出来れば、国としても、問題となっている施設にとっても良い利用方法なのではないでしょうか。
映画などの撮影に利用
これまでもプロモーションビデオの撮影やロケ地としても活用されてきましたが、市や県で買い取って、大々的にロケ地として貸出をおこなってみるのも方法のひとつとして考えられます。
管理業務などで雇用も増えるというメリットも考えられるでしょう。
今でも思い出として語られるウェスタン村
今でも思い出として語られている村の楽しかったアトラクションをご紹介します。
休園間近のアトラクションは稼働していないものも多くありましたが、全盛期にはみんなで楽しむ事が出来るアトラクションが豊富にあったようです。
馬あり炎ありの壮大な仕掛け、ワイルドウエスタンショー
「ワイルドウエスタンショー」では、出演者が保安官やアウトローを演じてくれる派手なアクションが醍醐味のショーでした。炎を使ったり、高い所から落ちたりと派手な演出で目を引いていました。
アメリカ西部開拓時代の衣装で写真撮影
西部開拓時代らしい演出を楽しむために、当時の服装に似せた衣装を着て写真撮影を楽しむ事が出来ました。
男性はおなじみのテンガロンハットにスカーフ、女性はドレスを着てパーク内を歩く事も出来たようです。
西部の街並みを楽しめる
他にも、広大な敷地に立てられている西部の街並みを楽しむ事が出来ます。
西部の街並みは普段の暮らしではなかなか見る事が出来ない景色ですし、どこか映画の世界に迷い込んだような気持ちにもしてくれるでしょう。
ゲームセンター
子どもも大人も楽しめるように、ゲームセンターなども設置してありました。
ゲームセンターでは西部開拓時代を意識した様な乗り物系のゲームが多かったようです。他のテーマパークにもあるようなゲームも設置してありました。
ウェスタン村へのアクセス
村へは基本的に自動車を使って行けますが、電車で最寄り駅で下車し、徒歩でも行く事が出来ます。
栃木県の日光方面へ旅行する場合には立ち寄って、外観だけでも楽しんでみてはいかがでしょうか。
国道121号鬼怒バイパスと会津西街道沿いに位置する
自動車で行く場合には、国道121号線を北上して進んでいきます。
国道121号線鬼怒バイパスと会津西街道が交わる辺りに見えてきます。近くにはコンビニや東武鬼怒川線の駅があり、電車でのアクセスも可能である事がわかるでしょう。
過去にウェスタン村入口のバス停が存在していた
以前は村の前に、専用の停留所があったとされていますが、休園になってからは、停車する事が無くなり、日光江戸村や鬼怒川温泉に向かう路線ばかりになっているようです。
バスでのアクセスは出来ませんので注意してください。
ウェスタン村周辺の観光スポット
周辺にはどのような観光スポットがあるのかご紹介します。
休園となってしまっても、日光には他にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。ぜひ参考にして日光に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
周辺観光スポット①:江戸時代を再現!日光江戸村
「日光江戸村」は忍者ショーや時代劇を臨場感たっぷりに味わう事が出来るテーマパークです。
入場料は若干お高くなっていますが、施設内にはたくさんの役者さんたちがおり、追っかけをしている方もいらっしゃいます。
周辺観光スポット②:東武ワールドスクエア
ミニチュアサイズの世界遺産を楽しむ事が出来るテーマパークとなっています。
普段目にする事の出来ない47の世界遺産と有名な建築物を、25分の1のスケールですべて見る事が出来るほか、キャラクターショーなども楽しめるでしょう。
周辺観光スポット③:重要文化財多数!日光東照宮
日光には徳川家康を神格化した東照大権現を祀っている「日光東照宮」があります。
世界遺産として登録され、人気の高い観光スポットです。東照宮の社殿はほとんどが国宝であり重要文化財となっています。
周辺観光スポット④:廃墟と化した鬼怒川温泉
廃墟と化している場所は一部であり、鬼怒川温泉はまだまだ人気のある温泉街です。
露天風呂が崩壊してしまったり、老朽化のために閉館となったりしたところもありますが、景色も十分に楽しむ事が出来る温泉と言えるでしょう。
ウェスタン村の再開はあるのか?
経済的な理由で施設を休園せざるを得なくなってしまった「ウェスタン村」は今後再開出来る可能性があるのか考えてみましょう。
事実上閉園ではなく、休園状態が続いており、今後の施設はどうしていくのかが気になります。
解体費用のないウェスタン村は事実上は閉園している
経営難に陥ってしまってパークを休園をしているという事は、施設を取り壊すための費用も工面できない状況にあるという事です。
逆に考えると、事実上の閉園と同じことだと言えるのではないでしょうか。
ウェスタン村は心に残る楽しいテーマパークだった
長期休園が続いている為、廃墟の様に荒れ果ててしまった施設でも、開園していた当時には心に残る思い出を作る事が出来るテーマパークだったのではないでしょうか。
乗車する事が出来たSLは、現在では「東武ワールドスクウェア」で見る事が出来ます。大切な思い出として心に留めておきましょう。
鬼怒川温泉の廃墟群に関する記事はこちら
廃墟マニア必見に関する記事はこちら