カワテブクロとは?もはや完全に男性のアレなヒトデの生態や会える水族館も

一度見たら忘れられない、男性のアレにしかみえない衝撃のビジュアルを持つヒトデ、カワテブクロ。よく見てみると可愛いという声も?そんなカワテブクロの生態から飼育方法、カワテブクロに会える水族館までカワテブクロについて徹底解説します!

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もはや男性のアレにしか見えないカワテブクロをご紹介

この記事ではカワテブクロというヒトデについてご紹介していきたいと思います。ぽっちゃりとしていてピンク色にオレンジや赤の模様があり、一見可愛らしくもありますが、ちょっと卑猥な見た目で話題のヒトデです。

モザイク必須?衝撃のビジュアルのカワテブクロとは

カワテブクロは真上から見るとややぽっちゃりとした普通のヒトデです。しかし少し見る角度を変えるとなんと男性器そっくりになり、モザイクが必要とも言われてしまっています。そんなカワテブクロですが、いったいどんな生き物なのでしょうか。

カワテブクロとはヒトデの1種

カワテブクロはヒトデの仲間で、アカヒトデ目コブヒトデ科カワテブクロ属に属する唯一の種類です。インド洋から太平洋の熱帯の広い海域に分布し、浅い海底で海藻や生物の死骸などを食べています。日本では沖縄県などで見られます。最大で約30cm弱にまで成長し、これは大人の両手に乗せてもはみ出るほどのサイズです。

皮手袋に似ているからカワテブクロ

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カワテブクロというユニークな名前は、その太い腕が革の手袋や野球のグローブに似ているため名付けられました。しかしネット上では「ゴム手袋のほうが似ている」「卑猥な見た目にふさわしい名前にすべきでは」などと様々なことが言われています。

外国では意外にファンシーな呼ばれ方

カワテブクロは広く様々な国でみられるため、外国でも様々な呼び方をされています。例えば「Doughboy star」「Cussion Seastar」などがあり、ドーナツのようなお菓子やクッションにたとえられています。意外と可愛らしいですね。

カワテブクロのユニークな生態

カワテブクロは変わった特徴をいくつか持っています。いちばん目立つのは先端に切れ目の入った腕です。その切れ目ゆえに話題になっているわけですが、これはなぜあるのかまだ解明できていないようです。

カワテブクロは固くなる

カワテブクロは実は吹くことでも知られるホラガイなどが天敵で、身に危険を感じると固くなって身を守る性質があります。同じ棘皮動物の仲間であるナマコなども同じような性質がありますが、固くなるというといよいよ卑猥に感じた人もいるかも知れません。

住んでいる地域によって色が違う?

実を言うとカワテブクロは住んでいる海域によって色が違います。フィリピン近海で見られるものは薄いピンク色の体にオレンジや黄色に近い色の模様がありますが、マダガスカル近海のものは模様が濃い赤ではっきりとしています。また、地域によっては茶色っぽい場合もあります。

その他のユニークな棘皮動物の仲間についてはこちら。

カワテブクロはテレビで紹介されて人気に火が付いた

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カワテブクロが人気になったそもそものきっかけはテレビ番組でした。それ以降水族館でも企画展などで展示するようになってさらに話題となり、グッズが販売されたり、キャラクター化したイラストを描いている人もいます。

テレビでその姿が紹介されるやいなや、大きな話題に

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カワテブクロが取り上げられたのは、2015年にTBS系列で放送された「さまぁ~ずの世界のすげぇにツイテッタ~」という番組でした。当時の動画はネット上にはないようですが、スタジオで紹介されて出演者も直接触って固くなるのを確認するなどしたようです。放送後はネット上で非常に話題となりました。

イベントでも花形的存在に!?

383961 / Pixabay

テレビの放送後、東京都品川区のしながわ水族館や岐阜県各務原市のアクア・トトぎふなどでは企画展でカワテブクロを展示しました。しながわ水族館では変わった紹介パネルを作ったことや、アクア・トトぎふでも公式Twitterに投稿したところ画像が不適切と判断されるなど、非常に注目を集めました。

ぬいぐるみは即完売!

アクア・トトぎふでは企画展に合わせてカワテブクロのぬいぐるみを販売しましたが、すぐに売り切れとなるほどに人気でした。その衝撃的な見た目で強く印象に残り、ネタとして購入した人が多いと考えられます。ちなみに、気になる人は現在でも楽天市場などで購入することができます。

ネットでもやはりそのカワテブクロのビジュアルが話題に

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ネットではテレビで放送されるより前に密かに話題になっていました。2013年に行われた鳥羽水族館からのニコニコ動画の生中継で、変な生き物を紹介するコーナーがあり、そこで紹介されたのです。

動画サイトでは異例の投稿数

その人気の高さから、ニコニコ動画やYoutubeでは多くの動画が見られます。その生態やゆっくりとした動きを見せている動画もありますが、その卑猥な見た目を強調しているようなものもあり、現在公開中のものの他にも不適切として公開禁止になったものもあるかもしれません。

SNSでも度々話題に

カワテブクロはTwitterやInstagramなどのSNSでもたびたび話題になります。水族館で見かけた人が動画や写真を撮って投稿する場合が多いですが、中にはオリジナルグッズを作っている人もいるようです。

ネットでの声

ネットでは好意的な声からネタとして扱う人まで様々です。「名前そのまま」「ゴムみたい」「かわいい」という声の他にも、『スポンジボブ』に登場するキャラクターであるパトリックにたとえる人もいます。もちろん男性器に見える人も少なからず存在し、中には画像を加工してわざとモザイクをかけたものを投稿する人もいます。

カワテブクロの裏側ってどうなっているの?

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ピンクの体にオレンジや赤の模様があるカワテブクロ。かわいらしい色づかいですが、その反対側はどうなっているか知っていますか?ここでは文字通り「カワテブクロの裏側」に迫っていきたいと思います。

溝の中には足がある

カワテブクロを裏返すと、5本の腕に沿って溝があります。その中には無数の管足(かんそく)と呼ばれる足があり、これを使って移動しています。管足の先は小さな吸盤のようになっており、その吸盤のおかげで垂直な岩や水槽のガラスにもくっつくことができます。また、貝なども管足を使ってこじ開けてしまいます。

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