これからお話しするのは実際にニュースとして取り上げられ、有名になる前のお話しです。取り上げられる前にもこのおばさんは隣人トラブルを起こしていたのです。そのトラブルも民事裁判まで発展するのですが、そちらをご紹介します。
1996年に近隣住民が民事訴訟を起こす
近くに住む近所の住民ともめごとが起こり、喧嘩するようになったのですが、このトラブルは収拾がつかなく最終的には、近隣住民が1996年に民事訴訟を起こすのです。この裁判では住民が敗訴して、これを機に住民は越してしまいます。この後、あの夫婦がターゲットとなってしまうのです。
1999年に60万円の慰謝料が認められる
先ほどの裁判が終わった後、一日中朝夜問わず、毎日大音量のラジカセが鳴り響かせていたのですが、その被害に遭った先ほどとは違う住民がまた1999年に裁判を起こすのです。その裁判では住民側が勝訴して60万円ほどの慰謝料が認められたのです。
民事訴訟後に騒音おばさんの迷惑行為はエスカレート
この裁判で60万円の賠償金を支払うことになったこと、そして裁判に負けてしまったことでさらに火をつけてしまったのか、とどまるどころかこの後さらに迷惑行為はエスカレートしていたのです。これまでの執着した嫌がらせももちろんすごいのですが、ここからさらにその嫌がらせの規模が大きくなってくるのです。
24時間大音量で音楽を流す
一日中ラジカセを使って、ジャンル問わず様々な音楽を頭がおかしくなるような大音量で流すのです。それはいくつかの壁を隔てても、地響きのように聞こえてくるのです。そしてそれが一年中毎日のことなので、精神的ダメージは相当なモノでしょう。
車のクラクションを鳴らす
道路を走ってる車が普通にならしても、驚いたりしてしまう大きな音のクラクションですが、これを至近距離で故意になんども鳴らすのです。想像しただけでうるさくて生活に大きな支障をきたすのが分かるはずです。
音楽に合わせて怒号を上げる
更には先ほどの大音量ラジカセの音楽のリズムに合わせて、大きな声で怒号をあげるのです。怒号の内容は様々なのですが、特有名なのは『引っ越せ』と連呼するものです。まさに全身からでている声と言っても過言ではないくらい響いて大きな音だったのです。
騒音おばさんの有名なセリフ
行為のなかでも異質であるのが怒号。その怒号はあまりの迫力と、ラジカセの大音量に合わせて歌うように発するその言葉やセリフは、一部の間では名言、迷言として記憶に残っているのです。そんなセリフをご紹介していきます。
一番はやっぱり
一番印象深いセリフはやはり「引っ越し!」や「引っ越せ!」でしょう。実際に真似をするときなどはそのセリフを言いながら布団をバンバン叩くふりをすることが多いのです。掛け声のように短い言葉を強い口調で話すため、記憶に残りやすくインパクトも大きいのではないでしょうか?
空耳がある?
「またしゃしゃり出てきとる、抗議する!」というセリフを言うのですが、それがなんとなく聞いたら英語に聞こえるしく、しゃしゃりがサニーデイに聞こえたり、抗議する!がコールディスと聞こえるらしいのです。気になる方は一度聞いてみいてはいかがでしょうか?
2005年に騒音おばさんが逮捕される
エスカレートした迷惑行為からおおよそ5年後にいよいよ逮捕されることになるのですが、実刑として判決されたのがこれだけ時間がかかってしまったのはなぜなのでしょうか?逮捕に至るまでの経緯を詳しく解説していきます。