そんな状態なのにも関わらず当の本人は幼少だった為か「どうしたの」と聞かれるとねずみにかじられたことを告げ「だから自分はリアルドラえもんなんだ」と答えていたそうです。幼少なのが幸いでしたが、トラウマになってもおかしくないですね。
天かす欲しさに店の前で二時間待つ
激しい雨や風、台風の日は皆家にこもって出てこなくなってしまうものです。そんな台風の日に外に出てびしょ濡れになりダボダボのTシャツが張り付いてスカートに見えてしまうくらいの少年が一人、黒田でした。なんと店の前で二時間、天かすを貰うために待っていたのです。
店主もお手あげで多めに天かすを渡したと後に供述してます。人情の大阪とは言いますが昔話でもなく本当にこんな事があるとは夢にも思わないでしょう。食べるためとは言えそんな行動に出てしまうほど生活は圧迫していたのです。
父親が送った養育費はみかん箱
別れた父親が唯一送ってきたのがみかん1箱です。どうやら父親は近くに住んでたようですが別の女の人と生活をしていたようです。子供4人いるのにみかん一箱が養育費って今では考えられないですよね。後に義理の妹と再会してびっくりしたとテレビの番組で話しています。
壮絶!メッセンジャー黒田の貧乏エピソード②
まだまだ余りあるエピソードの中でも印象に残ったものを紹介していきます。一つ一つのエピソードに彼を作り出す要素や人間性が垣間見れます。こんな経験をしてきたのにそう感じさせない才能が芸人としての彼を引き立たせていると感嘆するばかりです。
お好み焼き屋の店員に500円貰う
当時の500円は彼にとっては相当な価値があったことでしょう。冬空の下、短パンとTシャツで握り拳を上にかかげそこからは血が滴りおちている、一見凛々しく見えてその小さな背中に衝動的にお年玉を渡してしまったお好み焼き屋の店員の気持ちが痛いほど伝わります。
貧乏を理由に母親に2回捨てられる
笑って済ませられる話でも無いですが、実際この事実を黒田が知ったのは23歳の時でショックで2日間泣き続けたそうです。1回目は神社に捨てられた所を兄に救われ、2回目は高架下に捨てられそこもまた兄に救われたといいます。
父親は餓死
さらっとしか黒田も語らないのですがお父さんの死因は餓死だそうです。この時代に餓死とは中々聞かない話ですね。またお母さんと別れてからお付き合いした女性やその子供の行く末も気になる所です。ですが離婚して新しい家族もいるので多くを語らないのでしょうか。
クラスメイトのカンパで修学旅行に参加
お金が無い為、修学旅行に行くのを諦めていた所、クラスメイトがカンパして修学旅行に行けたとのホッコリするエピソードまでありました。貧乏でもどことなく話しやすく裏表のない彼は大事にされていたんでしょう。全力で楽しんだそうです。
メッセンジャー黒田、2009年に暴力事件で逮捕
そして、ついにお笑い芸人として順調に歩んできた黒田に影がさす事件が起こります。2009年12月26日、これからと言う時にトラブルを起こし芸人自体も謹慎処分が下される結果となるのです。その事件とはどんなものだったのでしょう。
大阪のガールズバーで店長に暴行
事件は、黒田が知人と訪れたガールズバーで会計の際に起きました。予想に反した金額を請求されたことに激昂し同席していた知人含めて店長に暴行を加えるといった内容でした。後に4人で25万請求されたと証言しておりぼったくりバーに運悪く引っかかった結末となりました。