【廿日市女子高生殺人事件】囁かれた噂や事件の真相、犯人の本当の動機は?

殺人事件発生から14年もの長い時を経てようやく、2018年に犯人の逮捕にいたりました。逃亡し続けたその犯人とはいったいどのような人物なのか、14年間謎に包まれていた事件の犯人について、続いて詳しく説明していきます。

廿日市女子高生殺人事件の犯人「鹿嶋学」とは

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この殺人事件の犯人として捕まった男の名前は鹿嶋学。犯人は事件を起こした廿日市に居住していたわけではなく、犯行現場にはバイクで山口県から向かったといいます。犯人はどのような人物だったのか、述べていきます。

鹿嶋学の生い立ち

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鹿嶋学容疑者の年齢は35歳、犯行当時は21歳でした。犯行現場の広島県廿日市市とは県さえ超えるほど遠く離れた山口県宇部市在住で知人の紹介により宇部市にある建築会社で十数年前から会社員として働いていました。

残虐な殺人事件を起こした犯人でありながら、働きつつ日常生活をおくっていたようです。犯罪を犯したのち逃亡する犯人の心理とは、他の犯罪を犯した人物について、良かったらこちらもご覧ください。

真面目な性格と言われる一方で暴力的な面も

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容疑者の働いていた建築会社社長は「仕事熱心で現場を任せられるタイプ。シャイで暴力的な感じではなく、後輩の面倒見もいい。まだ信じられない」と語りました。逮捕される前日も午前7時に出社後、真面目に働き変わった様子は見られなかったそうです。

一方犯人の同級生からの証言には、この犯人の暴力性があらわになっている物も。一見、犯人はとても大人しそうなのですが、急に人が変わったようになる場面もあり、車に乗っているとき、猫をひいた事で仲間が絶句する中ただひとりテンションが上がり「よっしゃー」と叫んでいたのそうです。動物を殺してむしろ楽しんでいるようでした。

逮捕後周囲には衝撃が走った

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犯人逮捕後、容疑者の父親は「気は弱いし、とても引っ込み思案の性格で、まさかこんなことをする息子とは思ってもみなかったので、わたしたちもびっくりしている」と話した。息子がこのような凄惨な事件を起こしていたとはつゆにも思わなかったようだ。

また、この父親は「廿日市市には、私も連れて行ったこともないし、関連性もない。広島でなんやかんやという話は聞いたことも、話したこともない。14年間このつかえが胸の中にあったと思うので、私が早く見つけてあげれれば、ここまでにならなかったのかもかなと思うと悔やまれてならない」と息子に対する配慮をしめしました。

廿日市女子高生殺人事件の動機が明らかになるも不明な部分も

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犯人の逮捕により、今まで推測の域を出なかった事件の動機が明らかになりました。しかしその犯行動機には疑問の残る点もいくつか存在していました。犯人と関連性のない広島県での凶行に及んだ理由は何だったのでしょうか。

廿日市女子高生殺人事件は通りすがりの犯行?

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容疑者は、イライラがたまるとよく原付バイクに乗り遠出をしていたそうです。事件当日も、山口県宇部市からバイクで約3時間ほどの広島県廿日市市に来ていました。その前日に仕事をクビになったことでイライラがたまっていたそうです。

廿日市市にストレス解消に来ていた際に学校帰りの被害者を見かけ、そのまま後をつけて犯行に及んだ、つまり被害者を狙ったのは偶然であると容疑者は供述しています。ですが離れの2階というわかりにくい所で就寝中の被害者の元まで迷うことなく向かっていたこと、被害者を執拗に刺したことから、偶然であるというには疑問が残ります。

本当にわいせつ目的だったのか?

また、被害者を尾行したのは彼女がとてもかわいかったからだ、とも供述し、わいせつ目的で犯行に及んだことが分かりました。ですが殺害された被害者の衣服には乱れがなく、わいせつ目的にしては疑問が持たれます。本当の動機は別にあったのではないかとも考えられます。

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