餌は毎日、朝晩同じくらいの時間に与えるようにしてください。また与える際に名前を呼ぶなど決まった合図を行う事で、餌がなくても名前に反応して寄ってくるといったしつけも可能です。量は少し余るくらいの量を目安に与えてあげてください。
果物も食べるヘルマンリクガメ!糖分が多いため与えすぎに注意
バナナやいちご、りんごなどの果物も好んで食しますが、これらは糖分が高く、他の食べ物を嫌って食べなくなってしまう事もあるため、体調不良などで食欲がない時などに与える方が良いでしょう。普段から上げたいという方は、必ず決まった日の決まった少量だけという習慣が必要です。
リクガメ専用フードを与えすぎると甲羅が凸凹に?
専用に作られたフードは栄養価が高すぎるために、肥満になってしまいます。また与えすぎると甲羅に凹凸が出来るとされており、補給食としてたまに与える事や、食欲がなく栄養が取れていない時などに与える事が大切です。
甲羅などの形成に大切!カルシウム剤も合わせて与える
甲羅なども健康に維持するためにはカルシウムも与えてあげなければいけません。野菜にはカルシウムが含まれていないため、爬虫類用のカルシウム剤などを与える必要があります。また容量などの説明書がない場合はペットショップの店員さんにも相談してカルシウムを与える量を調整することをおすすめします。
Contents
ヘルマンリクガメの飼育する上での注意点は?元気に育てるコツとは
20年という長い命を健康に全うしてもらうために飼い主さんが気を付けなければいけない事は何でしょうか。カメという動物特有の注意事項なども飼育する上では発生してきますので、ご紹介させていただきたいと思います。
温湿度の管理に注意!寒さや多湿環境が苦手なヘルマンリクガメ
何よりも気を付けなければいけないのは飼育する場所の温湿度の管理です。寒すぎる環境では冬眠したり、体調を崩してしまったりするため、かならず25~28℃程度の温度、50~70%の湿度を保つようにしてあげましょう。
よく動くヘルマンリクガメ!散歩に出してあげることも大切
ヘルマンリクガメは運動欲求がとても高く、スキンシップとして以外でもケージの外へだし、ストレス発散や健康維持のために運動させた方が良いとされています。散歩の際には脱走に注意して目を離さないように気を付けましょう。
ヘルマンリクガメは温浴が好き?同時に甲羅のお手入れも
温浴を行うメリットとしては、甲羅の汚れを落とすなどのお手入れの面以外でも、水分補給や、帳の動きを活性化させるというメリットがあります。しかし、野生のリクガメに温浴という習慣はなく、飼育時でも必要ないという声があるのも事実です。
ヘルマンリクガメの販売価格はどれくらい?どこで購入できる?
いよいよヘルマンリクガメをお迎えに行こう、という際どこにいけば手に入るのでしょうか。一般的なペットショップでも沢山の種類の動物が取り扱われています。ここではヘルマンリクガメの市場に関する情報をご紹介させていただきたいと思います。
幼体のヘルマンリクガメは2万円ほどで出回っている
日本のペット市場では、15.000円~25.000円程が相場とされており、幼体でも20.000円程で出回っています。店頭販売のほとんどがヒガシヘルマンリクガメで、ニシヘルマンリクガメは市場にはあまり出回っていないのです。
爬虫類専門店で購入可能!ネットでは購入不可?
ヘルマンリクガメを販売している可能性の高いショップは爬虫類専門店です。小動物などはネットで購入できる場合もありますが、爬虫類は対面販売が義務付けられているためネットでの購入が出来ず、ショップで取り扱いがあるか確認したうえで足を運ぶことをおすすめです。
ヘルマンリクガメと飼い主さん
飼い主さんになられる方々に向けて、改めて飼い主としての責任を考えなければならないという問題点に関してもご紹介させていただきたいと思います。ヘルマンリクガメだけではなくペットとして飼われている動物たち全てが抱えている問題でもあります。
里親募集の多さ
インターネット上でも数多く書き込みのある、ヘルマンリクガメの里親を募集する投稿をご存知でしょうか。その理由のほとんどが転勤や引っ越しなどの飼い主さんの生活環境の変化などです。動物たちに非はあるのでしょうか。
飼い主としての自覚
ペットをお迎えする際にその寿命と向き合った際、果たしてどれだけの方が転勤や引っ越しの可能性を考えているのでしょう。連れていけないからという理由で手放される動物たちの気持ちを考えたことがあるのでしょうか。今一度ペットをお迎えする際に胸に手を当てて考える時間を取ることをおすすめします。
ヘルマンリクガメは人にもなつく?かわいい動画をチェック!
カメをペットとして飼う事に戸惑いがあるという方の中でも多く重視されている点はスキンシップがとれるかどうかという事ではないでしょうか。ヘルマンリクガメは飼い主さんによく懐くということもあり、ペットとしても愛されるカメなのです。
飼い主についてくるヘルマンリクガメ
餌をあげる際に名前を読んだりすることで名前を呼ぶと飼い主さんの方へ寄って来たり、ケージから出してあげると飼い主さんの後を必死についてきたりと、可愛らしい姿を見せてくれるのです。また、その様子はインターネット上に動画としても投稿されています。
ヘルマンリクガメ飼育時のトラブル
とても飼いやすく人懐こい動物としてもおすすめされていますが、そんな中でも陥りやすいトラブルは存在します。ここでは、共に生活するうえで忘れられがちな上に起こりやすいトラブルをご紹介させていただきます。
脱走しやすい!?
あまり俊敏で脱走するイメージがわかないために飼い主さんもあまり重きを置かない事が多く、脱走したケースが多く報告されています。お散歩や温浴時、少し目を離したすきにちょっとした段差であれば乗り越えて脱走してしまう事があるため、必ず目を離さないようにしましょう。
噛まれる
動物ですから表現として噛んでしまう個体もいます。しかしカメはとても賢い生き物で、嫌なことがあった時に噛みます。噛まないしつけ方法として噛まれたら鼻の先を軽くつつくというしつけ方法もありますが、まずは何で噛んだのかを考えてあげる事が先決でしょう。
ヘルマンリクガメのオス・メスに違いはある?見分ける方法とは
哺乳類ではオスとメスの見分けが容易とされており、一般的な知識としても誰でも区別が出来るようになっていますが、カメではどうでしょうか。ここでは飼育する際にペットショップなどでオスかメスかを判断できるよう見分け方などもご紹介させていただきます。
ヘルマンリクガメの幼体時はオスとメスの見分けがつかない?
リクガメの雌雄鑑別は大人になってからでないと見た目で判断がつかないとされています。幼い時にはまだ体全体が発育途中であり、オスとメスに見られる特徴なども現れておらず、ある程度成長しきった体でないとそれぞれの特徴が表れてきません。
成体になると尻尾や甲長など差が出てくるヘルマンリクガメ
大人になると、外見的にもオスとメスの特徴があちこちに現れてきます。甲羅はメスの方がぎゅっと詰まったような形状をしています。また大きな鑑別の特徴としてはその尻尾にあり、オスの方がメスと比較しても足や頭と同じくらいのサイズの尻尾に成長します。
ヒガシヘルマンリクガメは発生時の温度により性別が決まる
カメは皆様よくご存じの通り、卵生です。しかし、その特徴としては哺乳類やその他動物のように性染色体を持っていないという特徴があります。その性別は発生する時の温度によって性別が決まるとされており、31度程では雌雄両方生まれる可能性がありますがそれより低温ではオス、高温ではメスとして生まれます。
ヘルマンリクガメと似ている?ギリシャリクガメの特徴や見分け方とは
ヘルマンリクガメと間違えてしまうほどにそっくりなギリシャリクガメというリクガメ。こちらも日本のペットショップなどでよく目にする種類のカメです。しかしその見分け方などもちゃんと存在するため、ここでは何が違うのか、ギリシャリクガメとはどういうカメなのかをご紹介します。
また、ヘルマンリクガメやギリシャリクガメ同様ペットとして多く飼育されているカブトニオイガメというカメに関して、その生態や飼育方法などはこちらの記事で詳しくご紹介させていただいています。
ヘルマンリクガメとそっくり?ギリシャリクガメとは
野生では乾いた土地に広く分布しており、模様がギリシャ織ににていることから、その名前で命名されました。ヘルマンリクガメよりも飼育環境に対しての順応力が低いため、やや飼いにくい種類のカメであると言えます。
ヘルマンリクガメとギリシャリクガメの違い!
両方ともよく観察しないとその違いが見分けられないほど外見が似ていますが、よく観察すると違った部分が見えてきます。尾の下にある甲板がヘルマンリクガメでは2つに分かれていますが、ギリシャリクガメでは繋がっています。また足の付け根にギリシャリクガメには蹴爪状の鱗があるのも特徴です。
初心者にもオススメ!おおらかな性格のヘルマンリクガメ
人にも懐きやすく、ごはんを食べてる姿や飼い主さんの後を一目散に走ってついてくる姿がとても可愛らしく印象的なヘルマンリクガメ。飼育するにもとても飼いやすく、これからカメを飼いたいと考えている初心者さんでも安心して一緒の生活を楽しめるため、とてもおすすめです。
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