一見、恵まれた環境でエリート街道を歩んでいた加害者ですが、性格はとても歪んでいました。慶応大学に通ってる時にも、衝撃的な事件を起こしていました。また、犯行は常軌を逸したもので、偏執的で気味が悪いと言わざるを得ない所業の数々を犯していました。驚くべきことに、犯行のペースはとても早く、次々と犠牲者を増やしていきました。
大学在学中から性的暴行事件を起こす
すでに大学の頃から、レイプを行っていました。その手口は、薬品を使って昏睡している状態にして襲っていました。扱っていたものは、アルコールやクロロホルム、睡眠薬とすでにかなり手が込んでいました。しかし、発覚したり、逮捕されることなく、何人もの女性が餌食になっていきました。この時点で、もはや紛れもない犯罪者となっていました。
自身の性的暴行についてノートやビデオに記録する
偏執的で悪趣味なルーティンワークを持っていました。それは行ってきた性的暴行数々をノートに書き記していました。その数は膨大で、自らの犯罪を記録に残す異常性が際立っています。
異常な犯罪者で連想するキーワードと言えばシリアルキラーがあります。シリアルキラーで有名なチカチーロという人物についてこちらの記事で紹介をしております。
年10人ほどのペースで強姦を行い被害者も出した
忌まわしいノートに記さされた犯行の数はとても多かったです。犠牲者の人数は1995年から数えてなんと209人にも及びます。ルーシーさんの件や他の9人の方への強姦も含め何人もの人々を傷つけ、最悪の場合は殺してしまいました。
Contents
性的な暴力を行う加害者とは
一通り織原城二の犯行とその経緯について述べてきましたが、レイプなどの性的な暴行をはたらく人物についてまとめてみました。まず、ターゲットの選定と犯行の習慣性について述べていきます。次に、動機には大まかにどのようなものがあるか言及していきます。最後に、性暴力のイメージに対する抱きがちな危険な誤解についてご説明していきます。
ターゲット
大多数の強姦魔の狙う犠牲者に関しては何よりもうまくいきそうかどうかで判断しています。中にはほんとうに同意の上で性行為をしてると一方的に勘違いしているものもいます。もちろん特定のタイプの女性ばかり狙う者も存在はしますが、全体の割合で言えば少数になります。強姦は何度も繰り替えしてしまい足がつくというケースが非常に多いです。
犯行の習慣性
成人している性犯罪を犯すものの大半は、少年のうちにすでに犯行を始めていて、次第に攻撃や手法などが悪質化していきます。他の犯罪以上に断固として否認して罪を逃れようとする傾向もあります。なぜなら、強姦などは被害者にとっても訴えるのも非常に辛いものであり、さらに合意なのか強要されたのか立証がしづらい性質のものだからです。
動機
実は、性的欲求を満たすことが一番の目的でない場合が多いです。支配欲や優越感、男性というものを誇示するため、攻撃欲、接触欲、依存欲などさまざまな欲求を満たす手段として、性を通して自己中心的に自身を満たすために暴力を行使します。また、性交渉の性質上、女性が性的に暴力は振るうケースは少なくほとんどが男性によるものです。
危険な誤解
強姦などの性的暴力を行う人物や危険を回避する方法については、一般的なイメージと実際では少々ずれがあります。こちらをご覧になることで、あらためてどのように警戒するべきがについてご参考にしていただけたら幸いです。どちらもアングルからも警戒するのに越したことはないのですが、改めてどちらも意識することをおすすめします。
変質者
性的な暴力を起こしてる人間は、いかにも怪しげな服装やルックスをしている人物よりも、ごく一般的なルックスをしている人物の方が圧倒的に多いです。まさかこの人がという報道が良く上がる点からもわかる通り、大多数の人に紛れて、同じような生活をしながら、素知らぬ顔で犯行をしているものが多いです。
夜道に注意
拉致などもされる恐れがあるので、もちろん夜道の一人歩きなどは気を付けなければなりません。しかし、犯行現場に関して多くは外ではなく屋内で行われています。なので、一人歩きだけを気を付けるのではなく、屋内での警戒を怠らないようにする必要があります。
派手な服装
もちろん派手な服装で夜道を歩いてたら危険な可能性もあります。しかし、加害者の多くは派手な服装で目立つ女性より、前述のターゲットにあるように地味で弱そうな見た目の女性を狙う傾向にあります。ただしもしスカートが短いなど派手な恰好をしていて襲われてしまった場合は、被害者にも原因があったと判断されてしまうリスクもあります。
イギリス人女性を殺害した織原城二と市橋達也の共通点や違いを考察
外国人女性を殺害した人物で、ニュースで連日報道されていて記憶に新しい市橋達也がいます。どちらもイギリス人の女性を強姦の末殺害するという、おぞましい事件の加害者です。ここでは、織原城二と市橋達也の共通する点や、相違点についてまとめてみました。性格的には、似たような傾向がある二人ですが、実行の仕方には違いが見られます。
共通点:自信が無く劣等感が強い
織原と市原は双方高い学歴を有していました。今はハーフの人も増えてきたのでそこまで特別視はされなくはなってはきましたが、以前ルックスに関しては白人に近い人々がもてはやされたとも言えます。アジア人が白人をレイプするという行為の裏に隠されているのは、彼ら自身の自信のなさや劣等感を払拭したいがための犯行だった可能性もあります。
違い:犯罪に対する計画性
織原の場合は、犯行は継続的に何人もの人々を計画的に犯す猟奇的なものでありました。対して、市橋の場合は衝動的に女性を殺してしまったあとに、闇雲に逃走をはかり、場所を変え、自身の顔まで変えてしまうというまったく別の道を進みました。織原の場合は、時代による環境の違いによって、こんなにも長い間犯行を繰り返せたのかもしれません。
なぜルーシーブラックマン殺害事件の判決は第1審で無罪扱いだったのか
果たしてこのような凶悪なレイプ犯がなぜ最初の裁判で無罪になってしまったのでしょうか。そこには、実際に立証することがとても困難だった状況のためだったと言われています。しかし、それに輪をかけて国に関わるようなとても複雑な事情もありました。この事情とは、度々日本で問題にあがることも多い、とても深刻な問題でもあります。
状況証拠からルーシーブラックマン殺害の断定が出来ない
さまざまな具体的な状況証拠を何点かあげていきます。また、殺害がなぜ立証されないのかについても述べていきます。限りなく黒に近いのに、なぜ殺害したと認定することができないのか、とても複雑な状況が審査する側を悩ませました。
状況証拠
ルーシーさんの髪の毛などから織原のマンションにいたことは立証されています。死亡推定時刻の近辺にチェーンソーやセメントを購入した事実もあります。また、織原は死体の処理の仕方をインターネットを使って検索していたというパソコンの記録もありました。ルーシーさんと他の9人に対しての事件に類似性が見られている点などもあげられます。
殺害を断定しにくい点
遺体の損傷が激しすぎて、睡眠薬などの薬物の検出もできず死因を特定することが困難でした。また、織原のDNAを検出することもできませんでした。他の事件などに見られる自身が強姦している映像があるビデオテープが、ルーシーさんの場合は発見されていないことなどが影響しています。
日本の闇。在日韓国人への過剰すぎる配慮
ネット上で織原が韓国人から帰化した人間であるという情報が盛り上がってきた時期とは反比例して、日本ではこの事件に対する報道が減少していった。変わらず、海外では帰化の話もとりあげて報道を行っていました。日本は在日外国人に関する問題になってしまった場合、慎重に扱い始めるということを如実に物語っているのかもしれません。
『黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実』
こちらの痛ましい事件の概要についてまとめた書籍をご紹介します。事件から15年の年月が経った今、明かされることになった真実について言及されている内容になっております。この書籍をご覧になれば、織原城二という人物について、その当時の社会の在り方についてより詳しく理解できます。
危険な人々の特徴
反社会性パーソナリティ障害というものをご存知でしょうか。社会的な規範を軽視していたり、人に対して不誠実だったり、他者の権利や感情を軽んじていて、暴力行動を起こしやすい傾向にある性格にある障害のことを言います。このような人物は犯罪を犯しやすい傾向在ります。シリアルキラーなどに関しては脳事態に損傷がある可能性もあります。
このような人は危険かも?
これから、数点の危険人物によくある特徴をあげていきます。もし、周りでこのようなことがいくつか当てはまる人物がいたら注意が必要です。そして、このような特徴が一貫して現れているような人物は、反社会パーソナリティ障害を有している人物であると言われています。危険人物の目安にもなりますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
特徴①
とても自尊心に溢れたり、表面的な浅い魅力を兼ね備えていたり、常時刺激に飢えている、などの要素を持った人物は危険な可能性があります。また、対人においては、まるで空気を吸うように嘘をついたり、蛇のように狡猾で、人を操るのを得意とする人物は当然あぶないと言えます。また、若い頃に問題がある場合も警戒が必要です。
特徴②
冷淡な感じで共感しにくいタイプだったり、衝動的であったり、自分のアクションを制御することができなかったり、良心の呵責を持ち合わせてなかったり、罪というものをそもそも理解できなかったりといかにも、危険な人間特有の心を有しています。現実的な目標をもってなく、自身の行動に責任を持とうともしない傾向にもあります。
シリアルキラーの特徴
基本的に世を騒がす事件はそんな人だと思わなかったという声がよく聞かれると思います。そういうことを踏まえてシリアルキラーに見られる特徴についても整理をしていきます。また、シリアルキラーの脳というのは通常の人の脳とは違う傾向にあるという研究結果があがっていたりします。
どこにでもいるような普通の人
あるシリアルキラーは普通の人物のように見せるため、小さな子供を連れて車から被害者を誘い込んでいました。よく売春婦が犠牲になることが多いですが、彼女たちは人を見分けるのに基本的に長けていて、危険な情報に関しても詳しいです。それなのに餌食になってしまうのはシリアルキラーは何の変哲もない人物を演じ切るのに長けているからです。
脳について
シリアルキラーの約70%が、小さい頃や思春期に頭に大きな傷を負っているというデータがあります。一説には前頭葉が正しく機能していないのではないかと言う説もあります。前頭葉は計画性や判断力に関係する部位です。また、幾人かの凶悪な殺人犯達の眼窩や眼窩前頭皮質、側頭葉の内側などに損傷が共通して見らたというデータもあります。
飲み物に注意しよう
睡眠導入剤を使用した強姦ですぐに思いつくものと言えば、飲み物へ混入するケースです。他にもさまざまな方法がありますが、飲み物を勧められた時の注意点を述べていきます。自分は女性でないから平気とは思わず、男も知っていて損はない情報ですので是非ご覧ください。なぜなら、近年では男性によって男性が被害にあうケースもあるからです。
フルニトラゼパム
心療内科や精神科などで処方可能な薬です。現在、特にお酒などに入れられて悪用されてしまっている薬です。重度の眠れない人に処方される薬でとても強力な睡眠導入剤です。もはや、自分の意志によって起き続けることはできません。そして、これがレイプに悪用されてしまう大きな理由は、飲んだ前後の記憶がなくなってしまう効果があるからです。
青い飲み物を勧められたら
無味無臭な薬ではありますがフルニトラゼパムを液体に混入すると青色に変わります。ウィスキーなどの色の濃いものですら青色に変わります。なので、あまり信用ができない人や、そこまでまだ親しくない人に、青色のお酒や飲み物を勧められた時は、気を悪くさせないように断るセリフを事前に考えるなどして心構えをしておくことをおすすめします。
他にも様々なものがある
フルニトラゼパムだけでなく、他にもヒドロキシン酪酸、ケタミンなど様々な薬がレイプのために利用されています。最近では、退社速度が速い睡眠導入剤や、短時間だけ効果がある睡眠薬や、警察の検査キットにも反応しないような恐ろしいものもあるので注意が必要です。
席を立つ時にも注意が必要
仮に居酒屋やカラオケ店などのお店で飲んでいるからと言って、安心はできません。トイレに立った間に薬を混ぜられたりする危険性もあります。睡眠薬系でなくても、一時期流行っていた高アルコールのお酒のスピリタスなどをお酒に混ぜて、トイレから帰ってきたところを、駆け付け3杯的な煽りと共に飲ませて昏倒させようとするものもいます。
加害者が強気になる
睡眠薬系を使ったレイプ犯は犯行後に追い詰める機会をもったとしても強気に出てくることもあります。記憶がないことをいいことに、そのようなケースでよく加害者が言うのは、相手の方から抱きついてきたなどと言います。記憶があいまいな被害者は、昏倒する時に寄り掛かったのかもしれないと思って強気に責めることができなくなったりもします。
昏睡強姦と撮影はセット
睡眠を促す薬を使用したレイプ犯は、高確率でスマホなどで動画を撮影していたりします。それを脅しに使う者や、何かあった時の保険に撮るものもいます。また、なによりレイプ犯というは、どのくらいの人数を犯したか誇る傾向にあります。そのためのコレクションとして動画を撮る者も少なくありません。とても吐き気がしてくる行為です。
ルーシーブラックマン事件は稀に見る凶悪犯罪
織原は何百人という人々を犯し、自身のノートに記録していった異常な人物です。その中で二人の女性が殺害されるという最悪の結果になりました。そして、ルーシーさんは残虐な仕打ちを受けただけでなく、織原に殺されてしまったことが法的に認めてもらえないというとても無念で後味の悪い結果になりました。本当にいたたまれない事件です。
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