福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件|クマに襲われ続けた恐怖の2日間

ヒグマの生活【春】3~5月

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春は冬ごもりが終わったあとの、活動期に入ります。冬ごもり中は絶食していたので、柔らかい草(フキ・ミズバショウ・セリ科の草など)やドングリなどを探して食べます。この時期は草を中心に食べているので、山菜取りに出向いた人と目指す場所が同じになってしまいます。なので、山菜取り中にヒグマに遭遇してしまう事故が絶えません。

ヒグマの生活【夏】6~8月

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夏は繁殖期です。雄が雌を探して動き回ったり、子供が親離れして行動範囲を広げる時期でもあるので、広範囲にヒグマが生息している時期です。基本的には蟻や、フキなどの草を食べます。木の実などがまだ実ってない時期なので、ヒグマにとって食べるものが少なくなってしまいますので、農作物を荒らすヒグマも出てきています。

ヒグマの生活【秋】9~11月

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秋は再びの活動期です。冬ごもりを控えているため、脂肪や栄養を蓄えるためにたくさんの食料を食べます。主にドングリなどの木の実や山ブドウなどの果実類、サケやマスなどの魚類もたべます。この時期は、ブドウ狩りやキノコ狩りに出向いた人との遭遇事故が多発しています。

ヒグマの生活【冬】12~2月

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冬はヒグマにとっての餌がなくなるため、冬ごもりをします。冬ごもりは冬眠ともよばれ、穴などにこもり、排せつもせず絶食してすごします。雌は穴の中で出産をし、子グマと冬ごもりします。冬眠とよばれていますが、眠っているわけではなく完全に起きています。冬までに蓄えた脂肪を少しずつ消費しながら冬をすごすのです。

冬でも油断できない!「穴持たず」

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基本的にヒグマの多くは冬ごもりをしますが、まれに穴を用意できなかったなどの理由で冬ごもりをせずに冬でも行動しているヒグマがおり、「穴持たず」といわれています。「穴持たず」のヒグマは周りに食料がないため、飢餓状態で凶暴性が増しており、非所に危険です!「三毛別羆事件」を起こしたヒグマも「穴持たず」でした。

ヒグマの対処法その①「まず出会わないことを心掛ける」

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ここで、ヒグマに対する対処法をいくつか紹介していきましょう。これらを守ることによって、生存率がかなり上がります。まず初めの対処法として、まずヒグマに出会わないことを心掛けましょう。当たり前のように聞こえますが、ヒグマの性質などをしっかり理解することで遭遇率を減らすことが可能です。

自分がこの場にいることをヒグマに教える

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前述したように、ヒグマは基本的に臆病です。なので、人がいると分かっている場所には近寄りません。なので、自分がこの場所にいるとヒグマに知らせるために、口笛を吹く・手をたたくなど定期的に音を出すことが大事です。話し声でも効果がありますので、誰かとすれ違った時に挨拶をするというのもクマ対策として重要なのです。

鈴やラジオはあまり効果がない!?

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クマよけの鈴というものがありますが、近年この鈴の音に慣れてしまったヒグマがおり、鈴を身につけていたのにヒグマに襲われてしまったという事故もあります。ラジオは雑音が多いため周りの音と混同されてしまい、音として判断されない可能性があります。私たちも周りの音が聞こえづらく、ヒグマの接近に気づけないリスクもあります。

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