トマトやルーコラ、サニーレタスなど好みの野菜と切り身をボールに入れて調味料で和えるだけで簡単に作ることができるのも魅力の一つです。また皿に並べるように盛り付けた刺身の上に野菜を載せる方法もあります。イメージする仕上がりに近いレシピを選択して作りましょう。
味付けはドレッシングとオリーブオイル
オリーブオイルと塩はカルパッチョのもっともシンプルで定番の味付けです。素材の味をダイレクトに楽しみたい人におすすめです。ちょっと奮発して普段よりも高価なオイルや岩塩を使うと満足度も高くなります。また市販のドレッシングとの組み合わせもよく合います。和風でも洋風でも、好みの味をセレクトしましょう。
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ミズダコのおいしいレシピ②バター焼き
溶け出したバターと染み込んだ風味豊かな味わいが特徴の料理です。程よく引き締まった食感もクセになります。味付けを塩や醤油などいろいろチョイスできる気軽さもあります。幅広い年代層にウケる大人気タコ料理です。
塩ゆでしたタコを使う
塩茹でして余ったものを小分けにしておけば、こういう料理にすぐに活用できます。さらに予め切り分けた上、冷凍する際に平らになるように切り身であれば一枚一枚離して冷凍すると解答処理なしでフライパンに投入することができるので大変便利です。
季節の野菜をバターで炒めるだけ
付け合わせの野菜はお好みで構いません。中でもアスパラ、ブロッコリー、キャベツなど緑の野菜は見た目も良くなりますし、バターとの相性もいいのでおすすめです。またタイム、オレガノなどのハーブを散らすと香りもよくなります。より刺激的に仕上げたいならニンニクをアクセントにどうぞ。
白ワインで柔らかくする
味付けは塩、胡椒、または醤油を強調させてバター醤油仕立てにするのが基本ですが、隠し味で白ワインを少々入れると身の食感が柔らかくなります。さらに風味にも奥行きが出るので、レストランのような仕上がりになります。
ミズダコの旬はいつ?
年中見かけることのできるタコですが、マダコとミズダコでは旬の時期が違うのはご存知でしたか?どちらも一年を通して水揚げされますが、一般的に広く流通しているマダコは冬がもっともおいしいとされています。ではミズダコの場合はどうでしょう。食べ頃を解説します。
夏
夏が旬とされていますが、一方ではマダコと同じく冬という意見もあり、一概に夏とは言い切れない部分があります。冬に産卵期を迎えるのでこの時期は卵も味わえる、冬は正月用の酢だこなど需要があるので冬を旬とする見方がある一方、場所によって漁獲量の最盛期が夏になるため、夏を旬とするなど意見は分かれています。
水揚げは一年中
スーパーなどでいつも見かけるように水揚げは一年中行われています。四季を通してそこまで味の変化もありません。ただ、海水温が低いところを好むので夏は深く潜る習性があり場所によっては漁獲量に変動があります。個体数の減少により蛸壺を使って漁をしているところもあるのも地域差の要因です。
ミズダコは卵も食べられる
実は足や頭だけではなく卵も食べることができます。ただし見た目にインパクトがありすぎて食べるのにはちょっと勇気が必要な部分もあります。しかし味はなかなか評判もよく、酒の肴にもとても良く合います。では一体どんな食味でどのように食べたらいいのでしょう。
白っぽくお米のような粒状
白くて薄い膜に包まれたぜりーのような見た目をしています。これだけではまだいいのですが膜を破くとタイ米のような形をした粒々がたくさん入っているのがわかります。この粒にも膜はあるのですがイクラのようにプチプチはしていません。白子のようなクリーミーな口当たりと程よい塩辛さがあります。
珍味として人気
食べ方はイクラのように醤油や酒に漬けて食べるのが主流です。北海道では「たこまんま」とも呼ばれ、酒のつまみにする文化があります。東北地方や北海道ではローカルなスーパーや魚屋でも買うことができ、他の魚卵よりも値段も安いので郷土の食材として地域の人に親しまれています。
生食やボイルで食べる
生のまま醤油漬けにしたものを寿司屋では軍艦巻きのネタとして提供しています。また卵かけご飯のようにして食べることも可能です。一方、小振りのものであればそのまま味噌汁の具にしたり、甘辛く煮付けたり、中には卵焼きとしてフライパンで焼いてみたり、火を通してもおいしくいただける食材です。
ミズダコは頭もおいしい
食材として注目される部位は足ばかりですが実は頭もおいしく食べることができます。特に漁師の間では頭の方が食味がいいとされ、大変好まれています。「頭を食べる」と聞けば奇妙な感じもしますが色などの見た目は足とほとんど変わりありません。では味の方はどうでしょうか。頭のおいしさについてご紹介します。
ミズダコの頭は漁師がもっとも好む部位
もともとサイズが大きいため、丸ごと都心へ発送するのが困難でした。そのために切断され、残った頭を漁師などが食べるようになったのが由来です。しかし単なる余りものではなく、その味は足よりもおいしいと北国で暮らす人たちにとって人気の部位になっています。スーパーでも売られており、足よりも安い値段で出回っています。
ミズダコの頭は軽くボイルがおいしい
生でも食べることは可能ですが、軽く熱を入れることによって甘みがグッと増すため、ボイルしたものの方が好まれる傾向があります。この際、さっと湯にくぐらす程度にし中心は生で食べるのが口当たりも柔らかでおいしいとする人や、完全に熱を通してしこしことした歯ごたえも楽しむという人など、茹で加減については好みがあります。
ミズダコの頭は刺身が一番
炒め物にしたり煮付けたりもできますが、やはりなんといっても濃厚な甘みを存分に味うことのできる刺身が定番です。わさびや生姜を溶かした醤油、またはポン酢、さらには酢味噌など、さまざまな味付けで楽しむことができます。また先ほど紹介したカルパッチョにも合わせることができます。
こちらにはレシピがたくさん載っているので活用しつつ、身近な食材を思う存分楽しんでください。
ミズダコに襲われて亡くなった人もいる?
知能が高いことや、ハイスペックな機能を持った体であることなど何かとネタの多いことで知られていますが、ここで一つぞっとするような話を紹介します。海水浴やスキューバダイビングに恐怖を覚えてしまう可能性があるので自信のない人は回れ右をおすすめします。
ミズダコに襲われて溺死した人も
大変柔らかい筋肉を持っているため非常に筋力が強く、絡まる力は人間でも危険レベルです。過去にはダイバーが襲われてしまって溺死したという例もあります。もし発見した時は興味本位で近づいたり、過度に刺激を与えないように注意しましょう。タコの種類は違いますがこちらの動画にはダイバーが急接近されている内容が映っています。興味のある方はどうぞ。
ミズダコは毒をもっている?
実は日本でもっとも多く出荷されているマダコには毒があるのをご存知でしょうか。こんなこと聞くと食材なのに毒があるなんて大丈夫なのだろうかと心配にもなりますよね。食べても本当に平気なのでしょうか。ここではその毒について説明していきます。
ミズダコの毒の有無は解明されていない
マダコの唾液には「チラミン」という成分が入っています。よって噛まれるとその成分の作用で強い痛みを伴います。しかし噛まれない分には害もなく調理の上での注意も特にありません。一方でミズダコはまだその有無が解明されていません。しかし危険であることには変わりないのでマダコ同様に無闇に触るのは避けた方が賢明といえます。
ヒョウモンダコは絶対に触ってはダメ
猛毒を持つタコとして最近ニュースにもなっているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。本来九州より南からオーストラリアの方に生息しているのですが、最近は神奈川や四国でも目撃されています。小さい体ながら猛毒であるテトロドトキシンを含有した毒を持っています。死亡の危険も高いので見かけても絶対に触ってはいけません。
ミズダコを美味しくいただこう!
子孫を残したタイミングで生涯を閉じる情に満ちた部分や、サメや人間をも襲ってしまう恐ろしい一面など何かと話題満載ですが、食べてみると磯の香りと甘みが口の中に広がり見事な味わいを楽しませてくれます。
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