【アゲハチョウの幼虫】餌や種類、飼育の様子もご紹介!  

アゲハチョウの幼虫が何を食べるかご存知ですか?アゲハチョウというとナミアゲハのことと多くの人は考えてると想像できますが、食べ物はアゲハチョウそれぞれです。今回は、そんなアゲハチョウ幼虫の種類や食べられる植物、飼育時の様子を詳しくご紹介となります。

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アゲハチョウの成虫や幼虫の時期と種類

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良く見るとアゲハチョウは個体によって多少雰囲気が異なります。また季節がかわると成虫の雰囲気が変わってくるのです。それは色調やハネの大きさなのですが、なぜ雰囲気が変わるのでしょうかその理由や雰囲気の違いを見てみましょう。

季節によって成虫の雰囲気が変わる

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アゲハチョウは一年を通じてみると代替わりが起こっています。蛹から成虫になる季節が羽のサイズや色に影響しています。季節型と呼ばれ春、夏、秋で少しづつ異なります。ナミアゲハなどを一つ取り上げて特質をご紹介していきます。

ナミアゲハ春型

春型は春に成虫になるもののことです。ナミアゲハの春型は冬の間の数か月を蛹のままで過ごし春の訪れとともに蛹から羽化していきます。ハネの大きさも小さくあくまで夏型と比較ですがハネの色も薄くなっています。春型が小さいのは厳しい冬を過ごしたためエネルギーを消耗したからです。

ナミアゲハ夏型

夏型は夏に成虫になるアゲハのことです。春型に比べると大きいサイズで特色と言えるデザインの黒い色の部分も大きくなっています。蛹のままでいる状態が2週間位と短くひと冬を蛹で過ごす春型などに比べ成長がとても速いのです。

ナミアゲハ秋型

秋型は秋に成虫になるアゲハの呼称です。夏型のナミアゲハが産卵した卵から成長し蛹を経て成虫になったものです。サイズは春型と夏型のちょうど中間レベルの大きさで色調も同様に濃さは真ん中くらいとなっています。

アゲハチョウ幼虫の種類や分布

日本のどこにどのようなアゲハチョウがいてどのような特質があるのでしょうか?関心をそそるポイントなどもありますので写真なども利用しご紹介します。種類によっての持ち味で意匠として使っても美しいハネもみてください。

ナミアゲハ

成虫は全翅長(頭より頭側のハネの端までの長さ)35~60mmの大きさでナミアゲハが唯一アゲハチョウと考えている方も多いのではないでしょうか。北海道から沖縄まで広く分布し、地域によっては3月~11月の長く見ることができます。ハネは大変美しいデザインを持っています。

幼虫は緑の体に目のに見える大きなデザインをもっているのです。これは蛹になる前の終齢と呼ばれるもので体長は5cmほどです、その前は黒ずんだ体色です。鳥からの捕食を避けるために鳥のフンに間違えられるようにしているのです。

ジャコウアゲハ

成虫は前翅長が42~60mmの大きさでハネの色はオスは黒、メスは黄色がかった灰色。赤色や黄色の毛が胴体にはあります。本州、四国、九州、沖縄などに分布しています。ゆったりとあまりはばたかずに飛ぶのが特質です。毒を体内に持っているという特徴もあります。

ジャコウアゲハの幼虫は他のアゲハチョウが終齢になると色が変わるのと異なり、黒い色のままの状態です。中央部に白いラインを有しており。体全体にイボ状の突起物があり少しグロテスクな感じをうけるかもしれません。

アオスジアゲハ

アオスジアゲハの成虫は全翅長32~45mmで青白いスジが黒い下地のハネに入った大変美しいアゲハチョウです。本州、四国、九州、沖縄に分布していますが南方系のチョウで東北地方を北限としています。飛ぶ力に秀でており、速いスピードで飛び回ります。

アオスジアゲハの幼虫(終齢)は大変美しい緑色をしており、ほかのアゲハチョウの幼虫に比べシンプルな外観です。特質的なのは蛹ですが、蛹は幼虫のえさとなる樹木の葉に擬態した形をしており鳥などの捕食から身を守っています。

キアゲハ

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