ストローエビルアーで魚を釣ろう!画像と図で作り方を詳しく解説!

Array

折って結ぶところまで完成したら、次は体となる部分を作成していきましょう。エビの体となり、しっかりと形成できないと全体が緩くなってしまうので注意しながら形成していきましょう。

  1. 上図①、②の様に折りと結びを行います。(上図③、④が完成図になります)
  2. 上図⑤、⑥の様に再度織と結びを行います。(折りと結びの手順は基本的な結び方と折り方で紹介したものと同様です。結びと折りそれぞれ3回ずつ行います。)

作り方の詳細とポイント

折と結びを繰り返し行っていると、どうしても後から行っている域が緩みがちになります。しかしきれいに作るためには、ここが緩むと体が形作れませんので、しっかりと結んでいき、折り目もしっかりと付けることが、緩まずに体を作るポイントになります。

ストローエビの作り方④:足と触角を作る

体が完成したら、次は足と触角を形成していきます。こちらも細かい作業となりますので、ペンチなどをうまく使用しながらすると作りやすいでしょう。

  1. 上図①の様に、余った青と赤のストローを足にするため、長さを足の長さにカットします。
  2. 上図②の様に、縦に切り込みを入れて足を分けます。分け終わったら、折り曲げてさらに足らしい形にしていきましょう。
  3. 上図③の様に3つにカットして触角の作成に移ります。
  4. 上図4の様に、真ん中部分だけを短くカットして、サイドに上図⑤の様にカットすると、より触覚らしい形になります。

作り方の詳細とポイント

足と触角はこれまでと異なり細い作りで細かい作業となりますので、切りすぎて取れないように注意して作業を進めましょう。足は上図①の様に赤線の部分をカットしていきますが、上図②の様に斜めに切り込みを入れるとより足らしく見えるようにできます。

切り込みを入れたら、上図③の様にして折り曲げると足は完成になります。折り曲げるときも、それぞればらばらに折り目を付けておくとよりリアルな出来栄えになります。また、触角は上図④、⑤、⑥の様に左右の長さと幅を均等にするとよりきれいに作ることができます。

ストローエビの作り方⑤:尻尾と仕上げ

体と足、触角と作ることができたら最後に尻尾の作成です。尻尾はこれまでのような細かい作業は特に必要ないのでそこまでてこずることなく作成することができるでしょう。

  1. 上図①、②の図になるようにカットしましょう。上図①は横から見た図、上図②はカットした部分を下から見た図になります。
  2. 上図③、④の様に根元部分を斜めにカットするように切り進めていきます。
  3. カット後は上図④の様に左右に広げ、上図⑤の様に形を整えて完成です。

作り方の詳細とポイント

尻尾を作っている際のポイントとしては、最初のストローカット時の様に中心で折り目を付けておくと左右対称に形作ることができます。また、慣れてくれば、最初や途中のカットを工夫して、エビの尻尾の形をいろいろと変えることができるようになります。

ストローエビをルアーとして加工する

エビを形作るところまでは完成しました。最後にエビをルアーにまで作り上げる所の手順の一例を紹介しましょう。あくまでも一例となり、このほかにも作り方は沢山あります。工夫次第で色々なタイプのルアーにすることもできるので挑戦してみてください。

作り方の詳細とポイント

作り方の手順は以下になります。用いる針金は重りやフックをつけますので、できるだけ丈夫な針金を用意しましょう。また、上図⑤の輪っかを作成する際には頭部に余った針金を切断後に作成すると輪っかのサイズが大きくならず作ることができます。

  1. 用意するものは作成したエビと針金です。上図①の様にエビの体長程の針金を準備しましょう。
  2. 上図②の様にエビの胴体に差し込み、上図③の様に胴体下部分を曲げて輪っかを作りましょう。
  3. 上図④の様に輪っかを胴体下ギリギリまで移動させ、上図⑤の様に頭部の部分にも輪っかをすくりましょう。
  4. 上図⑥の様に長短の輪っかに針や固定具をつければ完成です。

ルアー加工の種類は対象魚によって工夫しよう

先述したルアーの作り方はほんの一例になります。これ以外にもまだまだ加工の仕方はあり、上図で示したような尻尾部分や頭部に直接フックをつけて、餌の様にすることもできますので、色々な釣りを楽しむことができるのが特徴です。慣れてくればアレンジも可能でしょう。

ストローエビのおすすめ仕掛け3つ紹介

ルアーを完成させることがてきたところで、次は仕掛けづくりについても見ていきましょう。どんな仕掛けに使うといいのか、効果の見込める仕掛けを3種類紹介していきましょう。

おすすめ仕掛け①:穴釣り

まずは穴釣りを想定したケースの仕掛けです。上図の様にロッドから中通し、ハリスの手順で仕掛けを作っていきます。この仕掛けで釣りを行う際には、今回のエビ自体が非常に小さいので遠投よりも近場の釣りで使用するのに向いています。

まさに穴釣りに最適といえるでしょう。ルアーの使い方としては、直接フックにエビを取り付けてもいいですし、ルアーに直接重りをつけて、エギングの様にして釣りを楽しむスタイルもおすすめです。

おすすめ仕掛け②:胴突き

二つ目の仕掛けが胴突きです。上図の様にロッドからヨリモドシ、丸セイゴ針、ナス型オモリで構成される仕掛けです。今回の仕掛けの場合は、エビを直接フックに取り付けて、餌の様にして扱うといいでしょう。

またその他の方法としては、コマセを併用すれば単純にエビを餌とする釣りとは一風変わったサビキ釣りのように楽しむことも可能です。

おすすめ仕掛け③:ダウンショットリグ

最後がダウンショットリグの仕掛けです。フック下にシンカーをつけて独特のアクションを可能とするしけ化となりますが、上図の様に仕掛けを作るとエビの軽量さを活かした、軽快なアクションを行うことが可能となります。

図の様に、特設フックを取り付けてもいいですし、針金を用いて胴下からフックを忍ばせたりしてもいいでしょう。どちらもより自然なアクションを起こせるので非常におすすめの仕掛けになります。

ストローエビでなぜ釣果につながるのか

このエビがなぜストローという材料でありながらも釣れるのかと疑問に持っている人も少なくないでしょう。その理由は、材料の軽量さと潮の流れとの関係にあります。というのも、軽量である目に潮の流れに非常に左右されて軽快なアクションを起こすのです。

それと同時に、エビの胴や尾の部分といった空洞に潮の流れが入り込むことで本物のエビ以上のエビらしいアクションをするという特徴を持っています。それにより優れた釣果を生み出しているという訳です。

自作メタルジグに関する記事はこちら

その他身近なもので作るルアー

身近なものでルアーを作ることができるの何もストローだけではありません。色々なアイテムでルアーを作ることが可能なのでその一部を紹介していきましょう。

エンピツミノー

Free-Photos / Pixabay

身近な物といえばエンピツでもルアーを作ることが可能です。長さを整えてとがっている方向をテール部分に見立てて作ります。色鉛筆などを使用すると、カラフルなルアーを作ることも可能ですしアレンジの幅も広いです。

スプーンルアー

cocoparisienne / Pixabay

食事に使うスプーンの柄部分を取り除いた残りを使って作るルアーです。両端部分に穴をあけて糸の固定やフック固定部分を作れば完成です。湾曲したスプーン部分が波の影響でゆらゆら揺れて意外な釣果を生み出してくれます。

ピスタチオジグヘッド

Alexas_Fotos / Pixabay

意外な食材もルアーの材料になりえます、とはいえ、このルアーに用いるのはピスタチオの殻の部分です。からの内部にガン玉を入れて重量を出し、フックをつけられる針金を内部に取り付けて作ります。小型ながらも、カラーリングにもアレンジを加えれば立派な仕掛けの完成です。

自作アシストフックに関する記事はこちら

ストローエビの釣りで広がる可能性

手軽ながらも非常に釣果の見込める手作りルアー。今回紹介したものはほんの一部ですが、加工もしやすいので工夫次第では、より釣り方やターゲットとなる魚種の幅も増やせます。ぜひ基本を押さえ、アレンジを加えてより楽しい釣りにしてください。

自作メタルジグに関する記事はこちら

自作アシストフックに関する記事はこちら