ミルワームは成虫になると何になる?
さなぎとなり、ゴミムシダマシという名の成虫に変身します。乾燥や温度に強く自然界で数を増やしていける生命力の強い種類です。
名前だけを聞くと聞き慣れないのですが、生態をすると私たちの身近にいた存在であることが分かります。順番に詳しくご紹介します。
ミルワームの成虫は「ゴミムシダマシ」という甲虫!
稲や家畜の飼料を好み食べるので害虫として嫌悪されることが多い表皮の硬い虫です。普段は物陰に隠れて生息しており、朽ちた木や苔などが生えている湿った土地を好みます。
生命力が強く幼生を飼育していて、うっかりさなぎになってしまっても成虫として育て繁殖虫として役立てましょう。適切に行えば数は増やしていけます。
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ミルワームの成虫の種類
名前に「ゴミ」とついている通り腐敗したものに寄っていきます。稲が倒れて腐敗したものや木の朽ちた部分、苔の菌類をエサとして生きています。見かけない虫ではありますが世界には16000種類もいるのです。
その中でも昔から飼育のために人の手によって増やされている代表的な3種をそれぞれみていきましょう。
ミルワームの成虫①コメノゴミムシダマシ
日本各地に生息していて世界に渡り広く分布しています。名前にあるように穀物が好きです。米びつの中の米粒を長期にわたり掃除せず放置したままにいると格好の生息地となります。
市販はされていないので、人工的に繁殖はされず自然界で発生していることが多いです。幼体が茶色で黒っぽいので通称ダークミルワームといわれています。
ミルワームの成虫②チャイロコメノゴミムシダマシ
幼虫が広く流通しています。商売用に繁殖され活きエサやペットのエサとして愛用されています。日本でミルワームと言えば、この成虫の蛹虫です。
飴色の姿をしていることからイエローミルワームと呼ばれていて、商売として繁殖が盛んに行われています。釣りの活きエサやペットのエサとして多くが愛用されています。
ミルワームの成虫③ツヤケシオオゴミムシダマシ
幼虫は鳥のエサとして近年主流になっています。上記2種の幼虫は1,5㎝前後と小柄なのに対し4㎝にも大きく育つことからジャンボミルワームと体の特徴を生かしたニックネームがついています。
昔から存在していた上2種類とは違い、新種として区別されています。アメリカで多くが商売として繁殖されています。
ミルワームが成虫に!どうすれば良い?
エサとして保管していたのが、いつの間にか成虫になると食いつきが悪くなったり種類によっては愛玩動物に害を及ぼします。困ってしまいますよね。
意外と簡単に繁殖させられるので、エサとして活用しましょう。