ミルワームの成虫はどんな虫?成虫は餌になるの?飼育方法などご紹介!

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いらなくなったハンカチやガーゼで代用できます。

ミルワームの飼育方法

いよいよ飼育方法について順序を追っていきましょう。上記に挙げた3種類、それぞれ育てる環境が異なるため正しい方法で育てて数を増やしていきましょう。順番にご紹介していきます。

ミルワームの繁殖方法①ダークミルワーム

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容器の中に土台となる、ふすまとパン粉を混ぜたカーペットを敷いてあげましょう。大人の指の第一関節が隠れる程度の厚さが理想的です。蛹虫は中を潜って移動します。

成虫も同じように作りますが、上を這って過ごすので幼生ほど厚みがなくても大丈夫です。

ミルワームの繁殖方法②イエローミルワーム

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住居は上記と同じように整えてあげましょう。ポイントは手でぎゅっと固めてしまわないことです。柔らかくふわっと敷くことで自由に動けます。さなぎを発見したら早めに容器を分けましょう。

梅雨の時期など湿度が高くなりがちな季節ではカビないように注意が必要です。

もしカビてしまったら?

気づいたら早めに取り除きましょう。食べてしまった個体は菌で死んでしまいます。共喰いをすれば食べたほうも感染し、次々と連鎖になってしまうため、取り除いて環境を快適にしましょう。

ミルワームの繁殖方法③ジャンボミルワーム

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3種対の中で一番大きいので、動きもアクティブで湿度が高い環境を好みます。カブトムシを飼育するときのような朽ち木のくずや養分土も敷いてあげると、より住環境が良いです。

飼育するための適温

比較的温かい温度を好みます18度~25度のあたりが適温です。幼生の期間が約5カ月ほどと長いです。温度によって、さなぎから成虫になるまでが異なります。

春先では1ヵ月程度、夏場なら20日ほどで羽化します。逆に増えすぎて困った場合は冷蔵庫に保存をしておくと成長をストップすることができます。

ミルワームの栄養価はエサで変化する

住環境についてご紹介しましたが、彼らに与えるエサについてです。敷き詰めたものを食べるので世話が少なく楽なことが特徴です。

栄養が偏ってしまうため、バランスを整えるために補充が大切です。必要である栄養素をご紹介します。

共喰い予防

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食欲が旺盛で栄養バランスが悪いと共喰いの可能性が高くなります。煮干しや猫や犬のエサを与えると良いでしょう。他には煮干しの粉末や粉ミルクをふすまへ混ぜておいたり、上から振りかけることも簡単に栄養補充ができます。

ジャンボに限っては、体が大きく雑食だけでは足りないので動物性のたんぱく質が含まれる小型動物用のフードを足してあげます。

適度な水分補給

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野菜のくずを与える場合は、適度な水分が保てますが与えない場合は霧吹きなどで表面に水分を与えて乾燥を防ぎましょう。簡単で効果的なのはキャベツの芯を入れることです。

野菜の栄養も摂取でき、水分が多いキャベツから出る水蒸気で十分乾燥が防げます。捨てるゴミもなくなることからエコにも繋がっています。

実はすごいミルワームの習性!

食べ物ではないものも食べて分解をすることが最近の研究で明らかとなりました。環境問題に使えるのではないかと討論がされていますが、叶えるには多くの課題をクリアしないとなければいけないでしょう。

どんなことでしょうか?

プラスチックを分解

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成虫をのせたところ、なんと穴を開けたのです。通常のエサは与えずプラスチックだけを与えていても産卵をしたという研究結果が公表されたのです。

環境問題が深刻となっていて、この虫を利用してゴミの量を減らせないかという取り組みが検討されています。

他にも同じ特性をもった虫がいる?

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研究者たちは、他にも同じような食性をもった虫がいるのではないかと探しています。そして多くの虫が発見されれば確実に環境保護に貢献できるでしょう。

近い将来、自然な形でゴミが減らすことができ環境汚染を改善できる日が訪れるかもしれません。

環境保護に協力

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毎日世界ではたくさんのゴミが出ています。環境破壊の助長にもなってしまうため燃やして処分することも問題となっているのをご存知でしょうか?

もし虫がゴミを食べてくれれば、空気も汚さずにゴミがなくなります。多くのゴミをなくすためには大量な虫が必要です。現在の課題でもあります。

ミルワーム成虫は飛ぶ?

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青虫からさなぎになり、蝶となって羽ばたくように、ほとんどの虫は成虫になると飛びます。彼らの場合はどうでしょうか?もし飛ぶのであれば何か対策はあるでしょうか?ご説明します。

飛ばないが稀に飛ぶ個体が発生する

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多くの成虫は大人しく過ごしています。住みかとなっている容器から這い上がろうともせず、パン粉のカーペットの上にお利口でいます。飛んでも逃げていかないような特別な対処法は必要ないでしょう。

ただ稀に飛ぶ個体がいることがあるので、窓は締め切ってお世話しましょう。

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ミルワーム成虫の羽が驚くほど美しい

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黒々とした姿は苦手な人がいるでしょう。意外にも羽根が驚くほど美しいのです。見られる時間の期限がありますが、虹色に輝く羽根はブラックの体とは異なる美しさなのです。

どんな時間に見られるでしょうか?ぜひ機会が合えば見てみてくださいね。

羽化して約30分が勝負

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さなぎから出てきた直後から30分間が見どころです。透き通っており光を吸収してパールのように様々な色を演出します。蝉も生まれたばかりは白くて綺麗な色をしていますよね。

似たようなキラキラした光景を見ることができます。少ない時間でしかないのでとても貴重ではありますが、ぜひタイミングが合えばじっくり観察してみてください。

ミルワーム成虫は繁殖に使うのがおすすめ!

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成長したミルワームは増えすぎても勝手に外へ離さないように注意をしながら、繁殖を行うことで、ペットのエサ代金が浮き節約しながら飼育ができます。

ゴミ問題に悩まされている世界の問題に光が見えた頼もしい存在でもあります。小さな体から秘めたパワーは私たちの未来を明るく灯してくれるでしょう。新たな活躍に期待します。

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