上記のようにパン粉が荒いときに使うのと、エサの中から幼生を分けて、さなぎがいないかチェックするときにも使用します。
味噌こし器は柄が長く扱いやすいですがザル部分が小さいため時間がかかってしまうのがデメリットです。
ピンセット
虫を触ることに抵抗がない方は、なくても平気ですが勇気が必要な方は釣具ショップにも売られているので、あったほうが安心です。先端が尖ったものが掴みやすいです。
布
パン粉から出る少量の水分はカビの原因ともなり得ます。季節によっても違いますが湿度が高いときは容器の半分だけ布をかけて、水分を吸いこませることで調整をすると予防ができます。
いらなくなったハンカチやガーゼで代用できます。
ミルワームの飼育方法
いよいよ飼育方法について順序を追っていきましょう。上記に挙げた3種類、それぞれ育てる環境が異なるため正しい方法で育てて数を増やしていきましょう。順番にご紹介していきます。
ミルワームの繁殖方法①ダークミルワーム
容器の中に土台となる、ふすまとパン粉を混ぜたカーペットを敷いてあげましょう。大人の指の第一関節が隠れる程度の厚さが理想的です。蛹虫は中を潜って移動します。
成虫も同じように作りますが、上を這って過ごすので幼生ほど厚みがなくても大丈夫です。
ミルワームの繁殖方法②イエローミルワーム
住居は上記と同じように整えてあげましょう。ポイントは手でぎゅっと固めてしまわないことです。柔らかくふわっと敷くことで自由に動けます。さなぎを発見したら早めに容器を分けましょう。
梅雨の時期など湿度が高くなりがちな季節ではカビないように注意が必要です。
もしカビてしまったら?
気づいたら早めに取り除きましょう。食べてしまった個体は菌で死んでしまいます。共喰いをすれば食べたほうも感染し、次々と連鎖になってしまうため、取り除いて環境を快適にしましょう。