クジラックスとは一体何者?
クジラックスさんは女性の方は知らない人も多いかもしれません。COMIC LOで執筆している漫画家です。ただの漫画家ではなくエロ漫画担当です。同人誌も出している様で積極的に執筆活動に勤しんでいます。あまりテーマに上がらないので抵抗ある人もいるでしょう。ただ、なぜ事件に巻き込まれる事になったのか知りたくないですか?
成人男性向けの漫画家
ここからは彼自身の漫画についてや色んなエピソードも交えて紹介します。中々エロ漫画を書いている人に注目が集まる事は少ないと思うんです。今はTV等のメディアも規制が厳しくなってきているためです。そもそも彼を有名にしたのは東浩紀さんがクジラックスさんの漫画をTwitterで褒めたことがきっかけと言われています。
エロ漫画を執筆する方もそれぞれいらっしゃるんですがクジラックスさんの凄い所は執筆中も自分の作品で興奮してしまう事です。エロ業界屈指のオナニストの名を挙げ、一日の平均は4~5回、8回も自慰をしていたそうです。他のエロ漫画家もこれで原稿が進まなくて困っているんだろうと思いこんでいたとか。
クジラックスさんのTwitter
アカウント:https://twitter.com/quzilaxxx?lang=ja
ネットで話題になったクジラックス先生の警察沙汰!
では、本題の巻き込まれた事件についてのお話に入りましょう。一見、純粋にエロ漫画を描くことに熱意を注いでいるクジラックスさんに一体何が起きたのでしょう。漫画家が巻き込まれる事件とは?ここからは事件の真相に迫ります。
2017年に起きたとある性犯罪
事の始まりは警察官が彼の家を訪問した事で明るみにでます。2017年1月に起きた事件で用があるとの事でした。訪れたのは5ヶ月も経った6月だったと言います。事件も警察も一見クジラックスさんには全く縁もなさそうなのですが、実は密接に絡み合っていたのです。
クジラックス先生作「がいがぁかうんたぁ」に手口がそっくり
まずは事件の概要です。埼玉県警が捕まえた無職の男(35)の手口がクジラックスさんが書いた「がいがぁかうんたぁ」に手口がそっくりなんです。若干こじつけがないわけでもないと思うのですが、犯人が模倣して犯行に及んだと供述したのが決定的だったようです。
両親の不在時を調べ上げ犯行に及んだ犯人、「放射線の検査をする」「検査しないと病気になる」と言葉巧みに言いより小学生の女の子にわいせつな行為をしたとあります。それまでにも痴漢などの余罪もあったようです。事件と漫画の因果関係は供述した出来事位ですが、世間を騒がすには充分だったのでしょう。
それまでのクジラックスさんの漫画
漫画の内容ですが、元々のネタは「ガイガーカウンター」(放射線を調べる機械)をモチーフに決めたとの事です。登場人物のレイプ魔は市役所の人を装って女子小学生の沙織ちゃんの事を毒牙にかけるわけです。「漫画だから」ではないですが、かなり過酷な描写がありAmazonから消されてしまう程です。
元々、クジラックスさんの漫画はロリ物、レイプ物、陵辱物が多かったんです。模倣犯が出るとか想像して執筆しないですから、自分の妄想ないくらい好きにさせてくれっていうコンセプトiなんです。模倣犯が出てくると話の展開がこんなにも変わってくるんですね。
クジラックス先生VS警察!?
訪問してきた警察ですが一体何を話に来たのでしょう。犯罪をそそのかしたとか身に覚えのない罪で捕まってしまうのでしょうか。ここからはその時の様子を簡単にまとめてみました、誰もが思うことですが警察とは関わり合いたくないですね。
事件後、クジラックス先生のもとに警察が訪問
5ヶ月も事件が経過した後に警察はクジラックスさんのもとに訪れました。「クジラックスに用がある」と告げ心の中はドキドキだったそうです。警察の訪問をもちろん無下に断ることはなく家に招き入れ1時間程お話をされたそうです。
クジラックス先生に注意喚起?
話し合いの論点は2つでした。1つは「なんでこの漫画描こうと思ったの?」と「模倣犯が出たから今後はこの様な少女が性的被害にあうような漫画は書かないで欲しい」でした。警察の方も終始感じよく和やかなムードだったといいます。
Twitterから見る今秋の警察騒動に対するクジラックス先生の考え
実は警察訪問時の様子を事細かくTwitterでツイートしているのでクジラックスさんの言葉で彼がどう感じたのか一緒に見ていきましょう。何かを創作した時には創作物にも責任を担う必要はあるとは思うんですが流石に難しい問題ですね。
違法ダウンロードへの警鐘
実は犯人は本を購入、または電子書籍で購入したわけではなく違法アップロードされたサイトで読んだそうです。「大変面倒な事になる前に」という言葉が親しみを持てます。本題が重たい事も書き込んでいます。思わぬ所で起きた想定しない事件に誠実に答えたからこそ警察も親身に受け止めたのでしょう。
表現の自由が脅かされた訳ではない
「がいがぁかうんたぁ」についての話をしたと聞いて一番不安になったのはファンの皆さんとエロ漫画家の人たちでした。「何を思って描いたのか」と言う質問事態に表現の自由の侵害にあたるのではないかと言う意見も多々合ったようです。
日本では表現の自由は認められており、認可を得たアダルトコンテンツやエロマンガなどはある程度の犯罪抑止にもなると聞きます。頭の中の妄想まで取り締まることは流石にできないですし、何より純粋にクジラックスさんの漫画を楽しみにしている方には迷惑そのものでしかありません。
話し合いを通じて
実際にどうするべきかという事はまとまっていなくあやふやな感じで今の心境を確認しただけで終わってしまったようですね。クジラックスさんもこんな形で自分の本が世間に知れ渡るのか不本意だと思います。実際には彼の判断でこういうものは書かないという結論に至ったようです。
同様の事件が二度と起こらないようにという思いは警察と同じ
そんな波紋を呼んだ今回の騒動で彼は警察と「こんな事件は二度と起こらなければいいのに」という気持ちは一緒だとTwitterでも語っています。おそらく警察も何も行動をしない訳には行かず、しかし犯人の供述の中で模倣したという言葉が出た以上家を訪問するしかなかったのでしょう。
クジラックス先生の騒動からフィクションと犯罪の関係性を見る
騒動から考えて本当に今回起きた事件とクジラックスさんが描いた「がいがぁかうんたぁ」に因果関係や犯罪を誘発するような要素があったのでしょうか。ないと言い切れない所が悲しいですが、もし違う漫画やアニメだったらどうでしょう。
漫画と犯罪に関係はあるの?
そもそも漫画が人々の中に浸透するようになったのははるか昔戦争時代からです。敗北した日本に希望を与えるためにたくさんの漫画家達の手で希望にあふれた漫画が出版されました。もちろん現実を忘れない為に「はだしのゲン」なども執筆されています。
確かに小さいうちからTVやインターネットも溢れていてどこでも漫画は見ることが可能です。しかし皆条件は一緒なのです。どんなに過酷で過激な表現をしている漫画やアニメでも見る見ないを選択するのは自分自身です。それによってどう影響を受けるかも本人次第なのではないでしょうか。