「やばたにえん」とは?意味や元ネタ、使い方まとめ!派生語も紹介!

響きの良さから流行した「やばたにえん」ですが、そこから派生した言葉が他にもいくつかあります。「やばたん」から「やばたにえん」が生まれたように、「〜たん」で終わる言葉を「〜たにえん」とすることでいろいろな形に変化しました。

「わろたにえん」「つらたにえん」「きゃわたにえん」

もともと「笑った」と言う意味で使われていた「わろたん」は「わろたにえん」に、「つらい」という意味で使われていた「つらたん」は「つらたにえん」に、「かわいい」と言う意味で使われていた「きゃわたん」は「きゃわたにえん」に派生しました。

やばたにえんが永谷園の株価に影響を与えた?

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真偽は不明だが、「永谷園がなんか大変なことになっててやばい」という意味だと投資家が勘違いして株価が下がったという噂があります。それとは逆に永谷園のお茶漬けの売り上げが伸び、株価が上がったという噂もあります。

やばたにえんに対抗する言葉?

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「やばたにえん」が流行するにつれて、それに対抗するようなダジャレ言葉が現れ始めました。こういった言葉遊びの中で次の流行語が生まれるかもしれません。それらの言葉について紹介していきます。

「了解道中膝栗毛」

「了解道中膝栗毛」の元ネタは十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」です。これと「了解」を足して作られたのが「了解道中膝栗毛」です。「了解道中膝栗毛」と声に出して読むとわかりますが、語感がとても良いです。その語呂の良さから「やばたにえん」のように流行するかもしれません。

「了解道中膝栗毛」はさすがに長すぎるため、「栗毛」と省略されることもあります。最早、「了解」の面影が残っていないですが、その点も含めて面白さがあり、親しまれています。

他にもたくさんのダジャレ言葉が

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流行の兆しがあるパワーワードは「了解道中膝栗毛」の他にも、「さすがだ」の意味で使われる「サスガダファミリア」や、「意味がわからん」の意味で使われる「江戸川意味がわか乱歩」などがあります。

日本人が言葉遊びが好きな理由

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「やばたにえん」や「了解道中膝栗毛」のような言葉遊びがなぜ流行るのでしょうか。「やばい」や「了解」のように短く言うこともできるのに、わざわざ文字数を増やしてまで使う意味がなにかあるのでしょうか。そこには日本語の構造や古くから存在する日本人の心性が関わっているのかもしれません。

日本語の構造

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日本語には「石」と「意思」、「押す」と「雄」のように意味が全然違うのに、音が一致するという言葉が非常に多いため、音の一致を利用して違う漢字をあてようという言葉遊びの発想が生まれやすいという性質があります。

また、パソコンやスマートフォンなどで日本語を入力する時には、ひらがなやローマ字などを打ってから漢字などに「変換」する必要があり、その過程で同音異字の書き換えが起こりやすいです。この「変換」によって現代の日本ではダジャレのような言葉遊びが生み出されやすくなっているのです。

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