日本人は言葉から滲み出てくるニュアンスにこだわりを感じる性質を持っています。日本語の言葉遊びの歴史は古く、現存する最古の和歌集である「万葉集」の歌にもいくつかの言葉遊びが使われています。また、現代では文面だけじゃ伝わらない微妙な情緒を表現しようと、絵文字という文化も作り出しました。
本格謎解きゲーム「やばたにえん」
若者の間で流行っている言葉の「やばたにえん」ですが、なんとiPhone、Andoroid向けのスマホゲームにまでなっています。「やばたにえんちゃん」のように危機に陥った女の子たちを救出することが目的のゲームになっています。
残酷な罠に囚われた女の子たちをめぐる救出劇
「やばたにえんちゃん」のように絶望的な状況に陥ってしまった女の子たちを助け、そんな状況になってしまった事件の真相を探る、本格謎解きゲームになっています。また、プレイヤーの行動次第でエンディングが変化するマルチエンディングを採用しており、作り込みがしっかりている評価の高いゲームとなっています。
他に流行しているギャル語は?
一昔前から、その独特の言い回しから、たびたび話題に上がるギャル語ですが、最近のものはSNSやネット掲示板でのやりとりが発祥となって生まれるものが多いです。ここではそんな「やばたにえん」以外のギャル語をいくつか紹介していきます。
草
「草」はギャルだけではなく一般的な若者の間でも定着している言葉です。笑いのニュアンスを含む「(笑)」という表現が省略されて「w」になり、この「w」が生い茂る草に見えることから「草」に「笑った」というような意味がつけられました。
ただ「草」とだけ言っても「笑った」という意味になり、ネット上では笑いの度合いを「w」の個数で表す傾向があるので、「大爆笑」という意味で「大草原」という言い方もします。また、「笑える」を「草生える」などと言ったりもします。
エモい
「エモい」は英語の「emotion」からできた言葉で、「ノスタルジー」や「趣がある」のような意味で使われます。「なんとなくだが、どこかすごいような気がする」といった曖昧な感じのニュアンスを持っています。
マジ卍(まじまんじ)
「マジ卍」も女子高生を中心とした若者に使われている言葉です。由来ははっきりしていませんが、「マジ」との相性の良さから自然発生したとするものが有力です。意味は”使い勝手の良い”「やばい」に近く、「(絆が)強い」、「(力が)強い」、「かわいい」、「だるい」などポジティブからネガティヴまで色んな場面で使えます。
「やばたにえん」を使ってみよう!
ここまで紹介してきた「やばたにえん」、女子高生が使う言葉というイメージがありますが、「やばたにえん」には空気を和ませる効果もあります。使ってみると意外と言いやすく、使いやすいので、あまり深く考えずにぜひ使ってみましょう。