金目鯛の旬について知ろう!伊豆や調子の旬とレシピもご紹介

金目鯛は比較的値段が高く、高級魚として有名な魚です。この記事では金目鯛の旬について地域ごとに詳しく述べ、金目鯛のおすすめの料理や金目鯛釣りに必要なおすすめタックルを紹介していきます。また、後半には金目鯛の釣り方の動画があるのでぜひ見てください。

この記事をかいた人

釣りやキャンプなどが大好きなアウトドアライターです。一年に5回は忙しい仕事の中、キャンプをするように心がけています。今までは夏に基本的にキャンプしていたのですが、現在は秋や初冬などにキャンプをすることにはまっています。
Array

金目鯛について

金目鯛は高級魚

金目鯛は産地や大きさによりますが、1匹の金目鯛900gの大きさでも値段が5000円前後するほどの高級魚です。特に国産の金目鯛は他の魚と比べても値段高い傾向が多いです。理由は割合的に金目鯛を扱う漁師が比較的少なく、漁獲量が安定しないなどが挙げられます。

しかし、現在はノルウェーやニュージーランドなどの外国産の金目鯛が多く出回っていて安く購入することも可能ですが、国産の金目鯛と比べたら味は劣ります。また、国産の金目鯛はなかなかスーパーには出回らないので、国産が欲しい人は市場に出向くことをおすすめします。

金目鯛は真っ赤な魚

金目鯛を店で見ると鮮やかな赤ですが、この金目鯛が赤色なのは死後変色によるものです。実際の生きている金目鯛の色は真鯛と同じ桃色をしています。金目鯛の他の魚と比べて大きて澄んでいるきれいな目は、真っ暗な海底の中でエサを捕らえるために発達しています。

金目鯛は比較的広範囲の暖かい海に生息しており、若魚は岸付近にいますが、成長するにつれて沖の深い場所に移動します。また、寿命は魚にしては長い方であり、14年~20年ほど生きると言われています。

金目鯛は鯛の仲間ではない

金目鯛は世間一般的には鯛と言われていますが、鯛とは全く違う分類の魚になります。キンメダイ目のキンメダイ科に分類されている金目鯛は、鯛とは異なる分類をされる深海魚となっています。昔から真鯛の代わりとして祝いの席に多く用いられることがあり、特に年末年始は需要が多いため値段が高騰する傾向があります。

新鮮な金目鯛の選び方

新鮮な金目鯛の見分け方は目を見て判断するといいでしょう。特に金目鯛の目に透き通るような透明感があり、キラキラと金色に輝くような目をしていたら比較的高い鮮度を保っています。また、鮮度が落ちてくると腹の部分が白っぽくなるので確認しておきましょう。

金目鯛の旬について知ろう

金目鯛の産卵期は夏から秋

金目鯛の産卵期は夏から始まり、海域により少しのズレはありますが6~10月頃にかけてです。特に7~8月にかけてが金目鯛の産卵期のピークになります。

産卵数は30~50万粒ほどであり、その卵は1粒1粒ばらばらになって漂います。そして、水温23度ぐらいになると孵化し、幼魚のうちは比較的浅瀬に生息しますが成長するにつれて深海へと移動します。

金目鯛に脂がのるのは冬

海域によって若干のズレはありますが、6~10月にかけての産卵の時期が終了し、産卵期から体力が回復して太った12月~2月頃の冬が、一番身の中まで脂がのっていて美味しい時期になります。年間を通して金目鯛は様々な地域で収穫可能ですが、この時期に収穫される金目鯛は身がしっかりしており、多くの脂がのっているため非常に美味しいです。

日本各地で旬とされる時期が変わる

金目鯛は四国や伊豆沖などのに生息しており、地域によってそれぞれ旬や特徴が違ってきます。また、それぞれの地域でブランド化されて有名な金目鯛はいますし、商品価値が他の魚と比べて高いため人気があります。次の見出しでは地域別に人気のあるブランド金目鯛を紹介していきます。

金目鯛の旬について知ろう|伊豆(静岡)の旬

金目鯛のブランドを持つ伊豆

金目鯛のブランドと言えば伊豆と言われるほど、伊豆の金目鯛は有名です。理由は金目鯛の水揚げ量や、収穫量が日本で1番多いことが挙げられます。また、伊豆の金目鯛ブランドは大きく分けて3種類存在します。

須崎地区で収穫される「須崎の日戻り金目鯛」、下田港で収穫される「地金目」、伊豆の稲取港で比較的多く収穫される「稲取キンメ」があります。特に「稲取キンメ」はこの3種類の中では比較的有名です。

伊豆の金目鯛の旬は冬

伊豆の金目鯛の旬は冬の時期である12~2月になります。水揚げされた伊豆の金目鯛は脂がしっかりとのっており、身全体がふっくらとして柔らかいのが特徴であり、伊豆の金額相場は900gサイズの金目鯛で1匹4500円以上する高級魚です。

金目鯛の旬について知ろう|銚子(千葉)の旬

千葉の金目鯛は銚子つりキンメが有名

千葉県の銚子漁船によって水揚げされる銚子キンメは、一本釣り漁法により、1匹づつ丁寧に手釣りされることにより、金目鯛には商品価値が下がる傷などはついていません。また、鮮度を保つために、釣り上げたその日の午前中には市場で落札するように心掛けています。

銚子で獲られた金目鯛は、銚子沖にいる豊富なエサを食べることで良質な脂がのってます。また、身がしっかりと引き締まっており、とろけるような甘味と上品な香りが銚子で獲れる金目鯛の特徴です。従って、関東などの高級寿司店などから高い評価を得ており、多くの高級店で使用されています。

千葉の金目鯛の旬は春

千葉金目鯛の旬は3~5月の春になります。世間一般的に言うと金目鯛は冬が旬の魚ですが、多くの海流が日本には流れており、千葉付近の海流では春頃が金目鯛の旬になっています。豊富なエサに恵まれた千葉の金目鯛の相場は1匹約1500円とされています。

金目鯛の旬について知ろう|土佐沖(高知)の旬

高知の金目鯛は土佐沖どれ金目鯛が有名

金目鯛は深海に生息しているので、漁港が遠いのが当たり前です。しかし、高知県の東部地区は近くの漁場でも水深が深めになっているため、近場でも比較的大型の金目鯛を収穫することが出来ます。この海底地形を利用して「土佐沖どれ金目鯛」を日戻り操業にて獲り、鮮度の高さを保つことが出来ます。

「土佐沖どれ金目鯛」の漁法は丁寧に釣り上げる一本釣り漁法であり、MELジャパンの生産段階認証を受けているため、環境に優しい漁法だということが大日本水産会から認められています。

高知の金目鯛の旬は初夏

高知の金目鯛の旬は5~6月の初夏です。梅雨ぐらいから初夏は金目鯛の産卵時期前となっているので、身がしっかりある美味しい金目鯛を獲ることが出来ます。また、日戻りが基本なので新鮮な金目鯛を味わうことが出来るのが高知県の強みです。

金目鯛料理とレシピをおさらい

金目鯛と言えば煮つけ

薄切り生姜 2~3枚
150cc
醤油 大さじ2杯
大さじ2杯
みりん 大さじ1~2杯
砂糖 大さじ1杯

金目鯛の煮付けは上記の材料を使用します。まず、金目鯛の皮に浅く十字に切れ目を入れます。そして、その金目鯛を熱湯にかけて霜降りをして、フライパンに上記の材料を入れてから煮たせて、金目鯛を入れます。最後に、煮汁をかけながら蓋をして約10分煮て完成です。

金目鯛の塩焼きは比較的簡単に作ることが可能

少々
レモン 半個
大根おろし 少し

最初に中までしっかり火が通るようにしっかり切れ目を入れるようにしてください。次に、金目鯛塩を振って、魚焼きグリルで15分ほど焼きます。最後に、焼き終わった金目鯛を皿にのせてレモンと大根おろしを盛り付けて完成です。

NEXT 金目鯛の塩焼きは比較的簡単に作ることが可能