ウーパールーパーの寿命は?長生きさせる飼育方法や病気・注意点まとめ

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エサの管理のしやすい、人工飼料もあります。小さいうちから与えられるタイプのものもありますが、人工飼料は、小さいうちは、あまり食べてくれないことが多いようです。大きくなれば、なんでも食べるようになり、こちらも食べてくれるようになります。体長が10cm以上になるのを目安に、人工飼料を主食にするようにします。視力が弱い彼らは、エサを入れても見つけられないことがありますので、食いつきやすい位置に落として与えるのがポイントです。

こちらの価格は、一袋30グラム入って、400円前後で販売されています。こちらも、通販での購入の際は、送料が別途かかりますので、こちらもまとめ買いがおすすめです。

餌③メダカなどの生餌

【生体】エサ用メダカ100匹 めだか メダカ

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飼育されているものよりも、長生きするといわれる自然下の個体は、生きた魚も含め、色々なものを食べていますので、メダカなどの生餌をたまに組み合わせて与えてあげるのも、良い栄養になると考えられます。

こちらは、アマゾンで販売されている、エサ用のめだか100匹で、1800円程度で購入できます。また、コストがかかる生餌であるメダカは、エサ用として飼育する人もいますよ。

ウーパールーパーがかかりやすい病気

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飼育する上で注意したいのは、病気です。どんな病気にかかるのか、その予防や対処と共にご紹介いたします。飼育上での知識として覚えておいて損はないので、かわいいペットの為にも、是非知っておきましょう。

病気①ぷかぷか病

通常、水底で歩くようにして生活をしている彼らですが、意図せず水面の方へ浮いてきてしまう事があります。おなかに空気が溜まってしまい、意図せず浮いてきてしまうのが、この病気です。ひとつの原因としては、人工飼料の食べすぎで、おなかの中で処理しきれない程発酵してしまい、浮いてきてしまうものだと考えられます。対策としては、発酵を抑えるために、水槽用クーラーで水温を下げたり、人工飼料を与えるのを一時的にやめることも、有効です。

病気②水カビ病

エラ辺りに、白い綿のようなものがくっついていることがありますが、それは水カビ病です。傷から菌が入ってしまい発症します。放置すれば、水カビによってそこから腐ってしまうので、早い段階での対処をしましょう。水が綺麗に保てられていない、ろ過バクテリアが不足していることが原因だと考えられます。ろ過フィルターの見直しと、バクテリアの住みやすい環境である砂を敷いてバクテリアの効果を高めたり、病気が治るまでは、毎日水替えを行います。水を綺麗に保っていれば、綿は自然にとれ、治ります。

病気③腹水病

おなかが膨れて、水底でうずくまっているような場合、腹水病ということが考えられます。毎日少しずつ水が溜まり、目に見えて以上に膨れ上がってしまいます。原因としては、細菌によるものや、内臓疾患などと、様々な原因があるので一概には言えません。溜まった体内の水を少しずつ抜いていくことで治療します。素人がやれば、ショック死してしまう可能性がありますので、腹水病の症状が見られたら、動物病院で診察してもらいましょう。

ウーパールーパーを飼育するときに注意すること

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飼育するには、とにかく清潔にしてあげることを書いてきましたが、こちらでは、他に気を付けておく点について、覚えておいてほしいことについて、気を付けるべき注意点をご紹介いたします!

飼育上の注意点①生餌の寄生虫

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生餌を好んで食べることが多く、栄養もあるのですが、生餌に潜む寄生虫には要注意です。生餌からそのままに寄生し、寄生された個体は、掻きむしったりして、出血してしまいます。対処としては、水替え、ピンセットで除去、市販されている駆除剤を使用する方法もありますが、駆除剤は、弱ってるウーパールーパーにもダメージを与える可能性もあるので、気を付けなければなりません。

飼育上の注意点②傷口がないか確認

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再生能力が高いウーパールーパーですが、傷口からウイルスなどによって、そこから壊死してしまうこともありますので、注意が必要です。まずは傷などないか確認して、傷があれば、普段よりも水替えを多く行ったりして、清潔に保つことが必要です。普段からしっかりと様子を観察してあげることも、予防のひとつとなりますので、心がけておきましょう。

飼育上の注意点③動物病院を探しておく

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もしもの時のために、動物病院を探しておくことも大切です。犬・猫のみの病院も多い為、ウーパールーパーも見てくれる最寄りの動物病院は、事前にチェックしておけば、可愛いペットの病気の対処にいち早く対処できるので、是非確認しておいてほしいポイントのひとつです。

ウーパールーパーがひっくり返っていたら要注意!

あまり動かない姿を見て、生きているのか心配になる人も多いようですが、大きくなるにつれ動かなくなるという性質をもっているだけで、大丈夫なんです。しかし、ひっくり返っている状態が続く場合は、要注意ですよ。詳しくご紹介します。

水槽の底でひっくり返っていたらまずは水温をチェック!

水底でひっくり返っている状態を発見した場合は、個体がなんらかの原因で弱っていることが考えられます。原因としては、寿命が来てしまったのでなければ、彼らにとって、水温が高くなってしまっている可能性があります。まずは水温をチェックし、ゆっくりと適温にしましょう。水槽の上でひっくり返ってしまっている状態が続く場合は、体に空気が溜まってしまっている可能性が考えられます。

水替えはしないで急いで動物病院へ!

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とにかく、ひっくり返るということは、弱っているという証拠になります。弱っているときに水替えを行うと、環境の変化に対応しにくく、余計に負担をかけてしまうので、水替えはNGです。水温チェック、フィルターの故障がないか、を確認し、出来るだけ早く、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

ウーパールーパーの生態

本当の名は「メキシコサラマンダー」と言います。日本で親しまれている名前は、テレビCMで起用されたキャラクターの名前が由来で、ウーパールーパーと親しまれるようになりました。そんな彼らの生態を解説します!

メキシコの湖に生息

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メキシコのソチミルコ湖にのみ生息していて、ここでの個体は黒に近い色をしています。昔は美しく綺麗で広い湖でしたが、現在では、埋め立てられていてソチミルコという地名となって残っています。この周辺では、湖の名残で、水路などが沢山あり、そこに生息しています。彼らにとっては、とても住みにくくなってしまいました。

小魚や甲殻類を食べる

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野生下での彼らは、小魚を始めとして、虫やエビ、カニ、軟体動物など、様々な生き物を捕食して暮らしています。大型の魚や、捕食性のあるような鳥が、ウーパールーパーの天敵となります。

絶滅危惧種

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生息する湖が、どんどん埋め立てられていき住処を奪われ、更に、食用としても捕獲されることもある彼らは、個体数は次々と減少してしまい、現在では、絶滅危惧種に指定されています。絶滅危惧種に指定されることで、捕獲や取引することは禁止されています。ですが、日本の個体は、ペット用として繁殖されているので、販売することは可能ですし、購入することも可能です。

ウーパールーパーの保護への取り組みの記事はこちら

ウーパールーパーの現在の値段

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いざ、飼育するとなれば、個体の価格が気になるところですよね。ウーパーの色は、基本的に5種類に分けられていて、現在ではどの色も、そんなに差はなく安価で、手に入ります。それぞれの特徴と、気になる値段を紹介します!

5種類のそれぞれの特徴

ウーパールーパー 5種5匹セット

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いちばん出回っている人気の種類は、リューシステックとアルビノという種類です。身体が白くて目が黒いのがリューシスティック、体が白くて赤い目をもっているのは、アルビノです。マーブルという種類は、体色が黒と緑が混同した模様をしています。そして、ゴールデンという種類はオレンジ色をしていて、ブラックは、全身真っ黒です。

掛け合わせによって、複雑な色をした個体もいますが、基本的に色によって5つの種類に分けられています。

現在の価格設定

テレビCMのキャラクターで登場し、ブームになった時期は、高値で取引されていましたが、現在は、通販サイトを覗くと、1匹だいたい1,200円前後で取引されていて、安価で手に入ります。しかし、それなりの水槽や水質管理の道具などの設備も用意しなくてはなりませんので、飼育する際は、それも頭に入れておくことを忘れずに。

ウーパールーパーは食べられる?!

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可愛いペットとして人気のウーパールーパーですが、日本では、食用のウーパールーパーが養殖が存在しています。珍味として、一時期話題にもなりました。ちょっとグロテスクですが、どんなもので、どう食べるのか、ご紹介いたします。

食用のウーパー

食用で養殖されている個体は、薬品を一切使わずに、衛生的にも安心な食用の個体となってます。ペット用の個体は、食用ではないので、寄生虫などの衛生面の観点から、絶対に口に入れてはいけませんので、ご注意下さい。

お店で食べられる!

食用のウーパーを仕入れているお店は、横浜、大阪などに存在しており、主に、丸ごと唐揚げなどの揚げ物に調理されて、提供されています。見た目のグロテスクさを乗り越えて、食べた方の多くは、「白身魚のような味で、意外と美味しい」との声が多くありました。内臓も取り除かれているようで、臭みもあまり無いようですよ。

かわいいウーパールーパーの寿命を延ばそう!

清潔に、エサの量を見極め、その時のペットの状態に合わせた、正しい飼育をすれば、寿命は倍にもなります。愛をもって育ててあげれば、水槽を覗くと寄ってきてくれたり、声をかけると近づいてきてくれたりと、懐くような素振りを見せてくれることもあり、とても愛らしいです。ペットとして飼育することを考えている方は、ぜひ、正しい飼育で、出来る限り長生きできるように、愛情をもって飼ってあげましょう。

アルビノに関する記事はこちら

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