タケリタケとは?男性の「アレ」にそっくりなキノコ!
たびたび話題となる今回ご紹介するこのキノコですが、なぜ話題になるのかというと、見た目がとても特徴的だからです。このキノコは、まさに男性器の起っているモノにそっくりなことで、インターネット上などで、話題が絶えない、とても有名なキノコなんです。
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タケリタケとはどんなキノコ?
男性のアレを連想させるような見た目の、この卑猥すぎるキノコについて、どんなものなのかと気になることは多いはずです。一体どのようなキノコなのか、気になるあれこれを色々と調べてみましたので、下記にて、詳しくご紹介させて頂きます!
タケリタケとは①キノコに寄生する菌のこと
テングダケ属の種類のキノコに、ヒポミケスキンというカビのような菌が寄生したものが、タケリタケと呼ばれています。ヒポミケスキンは、テングダケ属のみならず、他の種類のキノコにも、寄生します。
タケリタケとは②キノコに寄生した結果、形が変わる
様々なキノコに寄生して、宿主となった個体は、成長するとともに、本来とは違う形にどんどん変わっていきます。寄生されると、本来開くはずの傘の部分が、開かずに成長したりします。テングタケ属に寄生すると、その形は、まさに男性の猛るものに似ています。
タケリタケとは③学名・和名の由来は?
ヒポミケスキンの学名は『Hypomyces hyalinus』といいます。これは、色々な種のキノコに寄生することが出来ますが、テングタケ属に寄生した場合、日本では「タケリタケ」と呼ばれる事が多くあります。それは、男性器の猛ったようなものに近い形となるのは、テングタケ属だけだと考えられています。
「猛った」とは?
猛茸(タケリタケ)の猛とは、もともとは牛などの陰茎の表現に使われている言葉なんです。なので、その表現する言葉の意味を知っている人からすれば、まさに「名前からしてこれか」と、なる訳なのです。しかし、今ではほとんど用いられていない表現なので、ピンとくる人は少ないようです。
タケリタケとは④分布する地域
このキノコは、主に北半球で発見されることが多くあります。特に中国などでは、多く見られるようです。日本国内でも、東北を中心に、各地で発見されているので、興味があって、近くに山があれば、迷わない程度に、探してみてはいかがでしょう?
山でキノコ探しする場合
肌の露出が少ない服装をし、足元は長靴が最適です。ケガなどして動けなくなることがないよう、足場の悪いような場所は避けましょう。キノコを採取する場合は、一つ一つを新聞紙などでくるんで、形がくずれないようにします。食用として採取する場合は特に、キノコの形が崩れてしまうと、後で毒キノコが混ざっていた場合に、見分けがつかなくなってしまいます。
山に入る前には、身内や、身近の人に、山へ入ることを知らせておきましょう。近隣の山だとしても、防寒グッズ、飲料水、通信手段(携帯など)、非常食、これらは最低限必ず用意しておき、もし遭難してしまった場合は、上から見通せるような場所で待機して、救助を待つようにします。
タケリタケとは⑤男性器だけでなく女性器に似ている場合もある
ヒポミケスキンが、他の種に寄生して、宿主の個体の形を変化させた結果、女性器にも似ている場合があります。アカモミダケという、スープにすると、良い出汁が出るキノコに寄生した結果、傘部分がヒダのように変形した様は、まさに女性器だった、との報告がありました。
タケリタケは毒がある?
世間では、毒があるのではないか?という声が多数ありますが、素人からすれば、毒の有無を見分けることは難しいですよね。実際のところ、どうなのでしょうか?毒の有無について、下記にてご紹介していきますので、ご覧ください!
タケリタケは寄生したキノコに毒があれば毒性がある
ヒポミケスキンという菌があらゆるキノコに寄生して、タケリタケとなりますので、寄生するキノコに毒があった場合は、毒キノコとなります。毒がないキノコに寄生した場合は、毒のないものだと、考えられています。しかし、まだ謎の多い所もあるために、全てがそうなのかと問われた場合に、断言出来ないというのが現状です。
タケリタケの原因の菌自体は無毒
上記で説明した通り、キノコによって毒の有無が変わります。要するに、菌自体には毒は含まれていません。寄生するキノコが重要なのです。しかし、寄生されたキノコは、菌によって変形するために、個体を見分け、特定することが難しい、ということも頭に入れておきましょう。
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タケリタケは食べられるの?どんな味?
独特の形状で話題となるこのキノコは、食用としてはどうなのでしょうか?食べられるのか?もし食べた場合、お味はどうなのか、これらも気になりますよね。こちらでは、実際に食べた人の意見などもご紹介しています。
タケリタケは元のキノコが無害ならば食べられる
寄生するキノコが無毒だった場合、菌は無毒なので、それはやはり毒が無いということになりますので、食べることが出来ます。しかし、元のキノコの原型は、菌によって変り果てるので、見分けることは難しいです。もしも山に生えているモノを試す場合は、入念に調べることは必須なのと、最終的には自己責任ですので、気を付けて口に入れるようにしましょう。
毒キノコを見分ける迷信は信じてはいけない
実は、個体を見分け、特定するのは、専門家でも難しいのです。昔からよく聞くような、「縦に割けるものは食べられる」「派手な色のものは毒入り」「虫などがかじっているものは人も食べられる」「少しかじって苦くなければ安全」「塩漬けにすれば食べられるようになる」「ナスと一緒に煮込めば・・」などというのは迷信です。
自身で採取したキノコは、必ず、図鑑で調べたり、詳しい専門家に聞いたりして、判断するようにします。もし、それでも特定が難しかったり、曖昧だったりした場合は、口にするのは避けましょう。他のキノコと一緒に袋などに入れてしまっていた場合も、他のキノコにも毒の成分がついてしまっている可能性もあるので、口にしないようにします。
タケリタケの一部は東北地方や北米やイギリスでは人気の食材
毒が含まれるキノコにも宿るために、食用としては、あまりオススメはされてはいないのですが、食べている地域もあります。アメリカやイギリスの一部地域では、揚げ物やパスタなどの様々な料理で食べられているようです。日本でも、東北の一部地域では、出汁がでておいしいと言われているアカモミタケを宿主とするキノコが食べられています。
タケリタケを食べてみた人の感想①「苦い!頭痛薬の味」
ヒポミケスキンがアカモミタケに寄生したものを実際に、ソテーにして食べた人が居ました。その方の感想は、噛むほどに嫌な苦味が増したのだそう。例えるなら頭痛薬の苦さです。しかし、元々のものよりも、身の弾力が増していて、味さえよければ、かなり魅力的な食べ物にもなり得るようです。
タケリタケを食べてみた人の感想②「苦い部分と美味しい部分が!」
ヤマドリタケモドキが宿主となったタケリタケを食べた場合ですが、こちらもソテーにして頂いた方の感想は、食用としては難しいお味で、こちらもかなりの苦味があります。
しかし、苦かった部分は、傘の部分で、この個体の付け根の方は、弾力と風味が増し、元の個体よりもはるかに美味しいとのこと。どうやら個体の場所によってお味が変わる個体も存在することが判明しました。
タケリタケを食べてみた人の感想③「漬け込んでいた酒は美味しい」
宿主の判明していない、茶褐色の個体をホワイトリガーという酒に漬け込んで、試飲した人もいました。それは、元々は飲むための物ではなかったものですが、飲んでみたら以外にも美味しかったようです。甘さや、コクなども感じられ、香りも良かったとのこと。
しかし、後日違う宿主の判明していない、今度はグレーの個体で、またホワイトリガーに漬け込んで試飲してみた結果、それは、生臭くて、不味かったんだそうです。
タケリタケはキノコの種類によってはおいしい
どうやら、宿主のキノコによってだったり、場所や、その時の状態などで、味はかなり違います。色々試してみたい所ではありますが、宿主が判明しなかったり、断言しきれない個体を口にするのは、漬け込んだお酒自体も毒となる可能性がありますので、自己責任といえど、やめておいた方が身のためでしょう。
採ってきたキノコを調理する前に
キノコは水洗いすると、栄養は水に溶けやすく流れ出てしまいます。更に、水を含むと、食感や風味も変わってしまう為、拭いて汚れを取るようにするのが良いです。どうしても、キノコについた土などが気になる場合には、塩水でさっと洗い、そのまますぐに調理するようにすると良いでしょう。
タケリタケの真実!実物を見るとガッカリ?
インターネット上で検索して出てくるこのキノコの写真は、まさに男性器の元気な状態にそっくりな画像が出回っていますが、実際に見る個体は、がっかりする程、期待外れなのだとか。実際はどの程度のものなのか、ご紹介します!