ひきこさんは実在する?子どもを襲う恐怖の女の正体や対処法、悲しき過去とは

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2つ目の説はひきこさんの母親が再婚し、ひきこさん父親になった再婚相手から暴力を受ける様になります。母親も一緒になり虐待に加担、どんどんひきこさんの心は暗闇に引きずられるのです。そんな中、雨に日に彼女は耐えきれず逃げ出しました。傘もささずに出てきたひきこさんに優しそうな男性が近づきます。

ひきこさんは久々に会えた優しい人に心を許しますが、それが大きなまちがいでした。性的暴行を加えられ、精神を侵されたひきこさんは男性を殺してしまいます。更に、家に帰り両親を殺したのです。それ以来・自分だけがそんな目にあった事を悔み、小学生を襲うと言われます。

自分の子供がいじめに遭って母親がひきこさんになった説

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最後の説は、頭脳明晰で容姿端麗な娘を持った母親が、周りのママ友から妬みで嫌がらせを受けていたという話です。嫌がらせはエスカレートし、娘をママ友に殺されたのです。証拠はなにもなく、警察も相手にしてくれず行き場のない彼女は、自分の子に起きた事が受け入れられず、ママ友への仕返しに小学生を狙うようになしました。

1番「ひきこさん」の話で有名なのは対処法などもある1番目の「いじめ」説です。他の2つは、この話が有名になるにつれて、色々な人に話が伝わり、肉付けされた話ともされています。細かい設定も後で付け足された痕跡があるようです。

ひきこさんの元ネタ?ふきこさんとは?

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「ひきこさん」の話には実は元ネタがあるのではないかと噂があります。その名も「ふきこさん」、一文字変えただけの存在です。なぜこの本が元ネタとして噂が経ったのでしょう。そもそも、この「ふきこさん」の存在はどこから来たのでしょうか。

短編集「スイカのニオイ」に出てくる登場人物

すいかの匂い (新潮文庫)

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噂の発端となったのが「すいかの匂い」という江國香織さんの書いた本です。短編集となり、そのなかに「ふきこさん」と言うタイトルの話が存在します。話自体は全く一緒ではないのですが、いじめに関しての話であること、またいじめっ子に復讐をしようと企てることなどが共通事項として挙げられます。

しかし物語は、最終的にふきこさんがいじめっこに復讐を遂げる前に、いなくなってしまうというミステリアスな最後で終わってしまう作品です。この短編集自体が関係しているのかは不明ですが気になる作品の一つです。

ひきこさんと鬼

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都市伝説が有名になるまでは日本で怖がられていたのは、心霊に並ぶほど「鬼」と言う存在が恐れられてきました。元来は姿が見えなく、鬼の存在については認められておりません。なんだか「ひきこさん」と「鬼」の関係は似ていませんか?

ひきこさんと鬼の存在

出典:PhotoAC

秋田で有名な、「なまはげ」は実は「来訪神」と呼ばれます。鬼文化の一角にくみこまれ、変容したという説がありますが、特徴なのは「泣ぐ子はいねがー」「悪い子はいねがー」と出刃包丁を持ち歩き、子供や怠け者をみつけて暴れるという風習があることです。

元来、なまはげの役割は怠惰や悪事を諌めることも含まれており、怖がる子供がよく泣いている映像が印象に残ります。このように存在自体に深い意味がある風習を日本は好み、しきたりを次の世代へ引き継いでいきます。

大切な怖い存在

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生きていく中で恐怖や、怖い存在というのはとても価値のあるものです。この感情がなくなるだけで、世の中が無法地帯に陥ると言っても過言ではありません。何故かと言うと、心のストッパーがなくなるからです。

先生が怖いから宿題をしよう、母親が怒るから悪いことはやめよう、こんな風に諌めてくれる存在があるから人は悪いことに手を染めなくなるのです。段々と秩序の守られていない世の中になりつつある今、都市伝説は私達の中に必要なのかもしれません。

ひきこさんを題材にした映像作品①ホラー映画

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実際にひきこさんを題材にした映像作品は数多く存在します。それだけ「ひきこさん」の話は、惹きつける要素を持ち合わせていたのでしょう。今は都市伝説でも映像化されるものが多いです。その中でも、まずはホラー映画から紹介していきます。

ひきこさん【2008年】

この映画では「ひきこさん」になるまでの描写も書かれている作品です。ひきこさんが起こしたとされる事件に女子高生が興味を惹かれていく話です。怖いと言うよりも主人公へのいじめや虐待シーンに力を入れていたため痛々しいと言った感想が多いようです。指と爪のすき間に針を入れるシーンなどもありインパクトがありました。

真ひきこさん【2009年】

2009年に「真ひきこさん」という映画タイトルで放映されています。舞台は変わり、主人公を務めるのは小学校の担任教師です。本来大人にはみえないひきこさんですが、関わった教え子の子供たちといると見える不思議な現象も起こります。

小学校の時に、殺された同級生の墓参りに集まった10年後の彼らたちでしたが、真相を探るために当時の担任教師と教え子たちが調べ始めて物語がはじまります。壮絶なストーリーの結末にびっくりします。

エクスリベンジャーズひきこさん ミ・ナ・ゴ・ロ・シ

ひきこさんの名前が入ってはいますが、あまりあらすじには関係が無いようです。自殺して遺書を残した男の子が発端となり、自殺した男の子の妹、遺書に名前を残された男の子、その妹が事件の解明に乗り出します。その間に復讐を代行する「リベンジャーズ」も登場し、次々に殺害されていくと言うストーリーでした。

ひきこさんの惨劇【2013年】

ネットアイドルが主人公となり、インターネット番組に「ひきこさん」の情報が寄せられたことから始まります。そもそもやらせで視聴率を稼いでいた番組、怪奇現象が起こると主人公は関わるのをやめようと促すも、プロデューサーは視聴率の為に辞めません。一体何が待ちうけるのか、というあらすじです。

ひ・き・こ降臨【2014年】

取調室で話をする女の子が主人公になります。同窓会を企画するも来たのは三人、その中の一人に見覚えがなく困る主人公。しかし、話ははずみ、小学校時代のいじめの恨みについて話が発展します。

実は同じ様な経験を持っていた三人であることが判明します。ある日いじめっ子を捕まえて、復讐劇をネット動画で挙げたところ大反響に。そこから話が発展していくのです。ホラーというよりはサスペンスにジャンルが近い印象があります。

ひきこさんを題材にした映像作品②口裂け女や貞子と戦うVSシリーズ

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「ひきこさん」を題材にした映像作品で、他のホラー映画の主人公と戦うものまでありました。「ひきこさん」の存在は他の都市伝説でさえ手強いのです。どの映画もVSで出している作品が多いですよね。どちらが強いのか気になるところではあります。

ひきこさんVS口裂け女【2011年】

ひきこさんが起こした事件をきっかけに数年ぶりに意識を取り戻す2人、しかし入院している病院の閉鎖病棟には口裂け女の存在もありました。口裂け女と意識を取り戻した女の子の関係や、ひきこさんと口裂け女の争いはどちらが強いのか気になる作品です。

ひきこさんVSこっくりさん【2012年】

主人公は以前にひきこさんから逃げ出すことに成功できた、数少ない女の子です。しかし、友人のいじめが発端となり、友人はこっくりさんでいじめの標的を次々と殺していくことに発展します。その状況に感化され、女の子の中に潜んでいたひきこさんが再び姿を現し、対決と鳴るのです。コックリさんの招待も見どころの作品です。

ひきこさんVS貞子【2015年】

主人公は学校でもいじめを受け、家庭でも虐待をうける「ひきこさん」と似たような境遇な持ち主です。いじめの矛先が友人となり、友人はある催眠術で能力を発揮します。千里眼を持つのです。友人の主人公に対する気持ちや、貞子に憑依された友人の末路、ひきこさんと貞子の対決は一体どちらに軍配があがるのかをおさめた作品です。

さんを題材にした映像作品③アニメ

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「ひきこさん」を題材にした映像作品がこれだけあると、アニメでもあってもいいはず!と期待します。ホラーのアニメは最近評判にもなっています。「ひきこさん」の3DのCGアニメでリアル感を出したものがありましたので紹介しましょう。

都市伝説物語ひきこ【2008年】

アニメの「ひきこさん」が一番王道な物語になっています。このアニメを通じて「ひきこさん」の存在を知った人も多いでしょう。DVDでの販売も行われており、普通のアニメではなくCGを駆使したリアル感は映画にも劣りません。

しっかりとしたストーリになっており、映画のように「ひきこさん」の存在が確認されてからではなく、「ひきこさん」を見つけてからの話から始まるので、初めて見る人にはおすすめです。結構話題になり、次の話を待ちきれないとの意見があるほど見どころ満載です。

ひきこさんに劣らない怖い都市伝説

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都市伝説は世の中にたくさんあります。その中には本当にあった体験談から生まれたもの、どこが出どころか全く不明なもの。そもそも、都市伝説自体が、出処の不明な伝説や噂のことを指すので、信憑性があれば都市伝説ではないのです。そのなかでもよりすぐりの都市伝説を紹介しましょう。

今回紹介したのは都市伝説ですが本当の恐怖は実話だと言われています。本当の実話はリアリティがあり、好きな人も限られますが、ホラーを超える日本史上最大の実話が知りたい人はぜひこちらもご覧ください。

メリーさんの電話

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少女にはとっても大事にしている人形、メリーーさんがいました。いつもどこにでも持っていき、夜寝る時も一緒だったのです。しかし、引っ越しをする事になった少女の親はその大切なメリーさんを捨ててしまいます。悲しみに陥った彼女のもとに1本の電話が鳴ります。「わたしメリーさん、いま〇〇にいるの」と家の近くの場所を言いました。

不思議な電話に首をかしげているともう一度電話が鳴ります。「わたしメリーさん、あなたの家の前にいるの」段々近づく距離に恐怖を覚えた少女、しかし、また電話が鳴るのです。「わたしメリーさん、あなたの後ろにいるの」

合わせ鏡

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昔から言われる言葉に「あわせ鏡は良くない」と聞いたことはありませんか?実は午前0時ビッタリに鏡と鏡を合わせると「幽霊」が見え、鏡の中自分と入れ替わるというものです。本来は見えない自分の後ろ姿が見えることが、言い伝えの始まりとされ、その場合には声を出してしまったら元の世界に戻れないと言われます。

数多くの都市伝説から、もっともポピュラーと言われている2作品を紹介しました。まだまだ数々の都市伝説がある中で面白い都市伝説がありました。カシマレイコについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ひきこさんに出会っても落ち着いて対処すれば大丈夫!

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ここまで「ひきこさん」についての特徴や、逃げ方、ひきこさんがどうして生まれたのか、などについて解説していきました。悲しい過去を持っているひきこさんはとても怖い存在だけれども、同情したくなりますね。もし、万が一出遭ったとしても紹介した方法を覚えていれば大丈夫です。また強い気持ちを持って対処しましょう。

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