アルビノとは?全身が真っ白の人や動物の神秘的な姿や苦悩を紹介!

アルビノとは色素障害で全身が真っ白な人や動物を指します。アルビノは全身が白いため、どこか神聖さも感じさせる存在です。ここでは、アルビノの例や歴史的な立ち位置などについて紹介していきます。また、アフリカで現在でも起こっているアルビノ殺害の背景についても迫ります。

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アルビノとは

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髪や肌、まつげさえもまっしろなアルビノ。とても神秘的な存在ですが、どうしてあそこまで透き通るように色白なのでしょうか。本当に神様から遣わされた使者なのでしょうか。アルビノになる原因やアルビノと言う疾患についてまとめてみました。

アルビノとは色素欠乏のため白色となった動物個体

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アルビノとは先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患のことです。色素が欠乏しているため髪や皮膚に色が付きません。皮膚や髪に色を付けるのはメラニンの役割ですが、そのメラニンを体内で作れないために白、もしくは著しく淡い色になります。時には目の毛細血管が浮き出て瞳が赤くなります。

アルビノと呼ばれていますが、正確には疾患自体をアルビニズムと呼び、人が対象の場合「アルビニズムの人」と言います。アルビニズムと対極にいる疾患はメラニズムです。アルビノとは逆にメラニン色素が多すぎてしまう疾患です。メラニズムについても後に少しだけ触れています。

アルビノは遺伝的要素が強い

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アルビノは遺伝の要素が強いと言われます。突然変異と言われたりすることもありますが、劣性の遺伝子が働いてしまった結果アルビノが発症すると考えられています。近い血縁と結婚することもその原因となるようです。

劣性なので表に出るわかりやすい遺伝ではなく、思い出したように突然表に出てくるので突然変異だと思われることもあります。家系にアルビノの人がいる場合は子孫にもアルビノの人が出やすいという事になります。

アルビノの例①著名人

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アルビノと呼ばれる遺伝子疾患の人は今は記述でしか知ることができませんが、昔から存在していました。現代にいたるまでいろいろな影響を与えています。私たちが知りえるアルビノの有名人をご紹介します。

アルビノの著名人①旧約聖書のノア

旧約聖書のノアは”ノアの箱舟”で有名です。ノアは「彼の身体は雪のように白く、またバラの花のように赤く、頭髪、(ことに)頭のてっぺんの髪は羊毛のように白く、眼は美しく」と表現されています。バラの花のように赤いとは彼の目が赤かったことを現していると思われます。それらの記述からノアはアルビノだったと想像できます。

アルビノの著名人②清寧天皇

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