アルビノとは?全身が真っ白の人や動物の神秘的な姿や苦悩を紹介!

ミガルー以外の1頭の名前は「ミガルー・ジュニア」と言いますが、ミガルーの子どもかどうかはは不明です。もう1頭は名前はありませんが、尾に黒い斑点があります。ミガルーが最初に発見されたのは1991年の事なので、これから白いクジラは増えていくかもしれません。

アルビノのゴリラ

スペイン・バルセロナの動物園では「スノーフレイク」と名付けられたニシローランドゴリラが飼育されていました。スノーフレイクの死後、進化生物学研究所の研究チームは遺伝子を調べ、スノーフレイクの疾患が遺伝子の変異に起因すると発表しました。スノーフレイクは2001年に皮膚癌が発見され、2003年安楽死で亡くなりました。

アルビノのヘラジカ

こちらは野生のヘラジカ(ムース)です。スウェーデンとノルウェーの国境にある森にだけ生息しています。一般的なヘラジカは深い茶色の身体に濃いベージュの角を持っていますが、このヘラジカは角まで真っ白です。

アルビノの例③鳥類・爬虫類・魚類など

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アルビノの生物は哺乳類だけではありません。爬虫類、鳥類、魚類にも存在しています。真っ白なその姿は神の使いと言っても過言ではありません。神秘的なアルビノの生物をまだまだご紹介します。

アルビノのワニ

アルビノのワニをご紹介します。白いワニは自然環境の中では目立ってしまう為、なかなか発見までには至りません。現在世界には20匹ほどのアルビノのワニが生息しているそうで、すべてワニ園や動物園で飼育されています。

アルビノのカラス

海浜公園に14日からお目見えする白カラス
出典:赤穂民放

アルビノは身近な鳥類、カラスの中にも存在します。カラスと言えば黒い羽の色ですが、こちらのカラスは全身が白い羽で覆われています。黒いカラスの中に白いカラスがいると目立つので、ここまで大きくなったのはとても珍しいことでしょう。

アルビノのジンベエザメ

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アルビノは魚類にも存在しています。白いジンベイザメは暗い海の中でもまるで光り輝いているかのようです。個体が大きいので身体の色でとても目立ってしまい、野生環境にはなかなか適応できません。

アルビノのクジャク

カラスと同じ鳥類ではクジャクにもアルビノが見られます。一般的なクジャクは、広げた羽が美しい扇の様で目を奪われますが、アルビノのクジャクは広がった羽すべてが白く、神々しいまでの美しさを感じます。

ご紹介した動物の他にもスズメ、ペンギン、キリン、ハリネズミ、狼、アライグマ、貝などいろいろな種類の生物にアルビノは存在します。どの個体もとても美しく、集団の中にいるだけでも目を引く存在であることは間違いありません。

アルビノは古くから神聖な存在

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遺伝的疾患で発症するアルビノの人や動物は、世界中に古くから存在していました。日本においては20000人に1人が発症し、6000人ほどが存在していると思われます。地域が変わりアフリカのタンザニアでは2000人に1人が発症していると言われています。

古代からその髪や皮膚の色のせいで神の御使い、神の意志を示していると言われてきました。真っ白な姿はまるで天使が地上に降りたかの様に受け取られてきたのかもしれません。日本においてはどのような扱いを受けてきたのでしょうか。

アルビノは神の使いとして大切にされる

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昔から白い動物は神様の御使いであるとされ、大切に扱われていました。その反対に吉凶の前触れとして畏れられてきたこともあります。アルビノも例外ではなく、古来から崇め奉られ地域の人たちに大切にされてきた出来事がありますのでご紹介します。

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