韓国の若者の未来は「チキン屋か餓死」?その理由は就職難?

韓国の若者は就職難でチキン屋開業

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韓国は過去最悪の不景気に突入しており、2017年の大学卒業者の就職率は約62パーセントまで減少しています。特に学歴もなく手に職もない就職難の若者は、投資額が少なく気軽に始められるからという理由でチキン屋を始めるのです。

行く末は「チキン屋か餓死か過労死」?

就職難の若者の最終的な行く末が「チキン屋か餓死か過労死」だ、と一部のメディアは評論しています。

学歴が高卒であればその先どの進路に進もうが、行く末は「チキン屋か餓死か過労死」ということをメディアがまとめたものです。韓国はこれほどまでに厳しい社会的状況に追い込まれているのです。

早期に定年退職した人もチキン屋開業

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韓国の民間企業の定年年齢は一般的に55歳です。しかし実際には40代後半から50代前半での早期退職する人も少なくありません。さらに、40代後半の再就職は難しくなっています。

そこで若者と同じく、投資額が少なく手に職がなくても始められるチキン屋を、退職後の生計を立てるために始める者が多くなっているのです。

退職後の親と就職難の子で家族経営も?

早期退職後の親と就職難の子が共同でチキン屋を開業するケースもあります。韓国では親子で協力し、フランチャイズチェーンなどで独立していくいわゆる「家族起業」が増えている現状です。

ブームに乗っかりすぎた?

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韓国では深く浸透している「チメク」ですが、一昔前の「チメク」の流行に合わせてどんどんとチキン屋が広がっていきましたが、たくさんの若者がブームに乗りチキン屋を開店させることで過剰供給になったのではないでしょうか。「チメク」ブームに少々乗りすぎてしまったのです。

韓国のチキン屋の寿命は短い

韓国において、ハードルが低く気軽に始められるという理由でチキン屋を始める若者が急増していますが、経営がうまくいかず開店後すぐに閉店に追い込まれることが多いのです。その理由を説明します。

店舗乱立による競争激化

店舗の寿命が短い理由として、店舗乱立による価格競争の激化があげられます。韓国では一年間に約6000店舗ものチキン屋が開業しますが、その代りに一年間に約8000店舗も廃業してしまうのです。

そのうち開業一年目で廃業してしまう割合は約18パーセント、開業三年目で廃業してしまう割合は約42パーセントと非常に高い割合となっています。

クオリティが低い店も多い?

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チキン屋は投資額が少なく、誰でも始められるのでハードルが低く、簡単に開業ができるます。技術がない人でも経営ができてしまうので、見た目や味のクオリティの低いチキン屋が存在してしまうのが現状です。

もちろんすべてのチキン屋のクオリティが低いわけではなく、見た目や味のクオリティがとても高いお店もたくさんあるので安心してください。お店をしっかりと見極めることが重要になります。

サービス競争がすごい

チキン屋が街中に乱立する事により、他店とのサービス競争が激化しています。例えば「チキン一本半額デ―」、「五回食べたら一回無料」、さらに「チキンのデリバリー時にお店で扱っていないビールも一緒に配達する」など様々なサービスで争っているのです。

「チキンレース」という造語も?

こうしたチキン屋が競っているサービス競争は皮肉にも「チキンレース」と呼ばれているのです。他店よりも魅力的なサービスを提供し続けないと安定した経営が難しいのが現実です。

その他過剰なサービスについて興味がある方はこちらの記事もご覧ください。

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