自称進学校とは?偏差値など本当の進学校と徹底比較!あるあるネタも紹介

自称進学校とはその名の通り実際の進学校に及ばないのに「自称」で進学校と言っている高校のことです。この記事では自称進学校の特徴や本物の進学校との違いは何か、地域別の自称進学校のまとめや自称進学校で生き延びるためのコツを紹介します。

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「自称進学校」とは?

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本来の進学校の意味合いから言えば、8割の人が進路に大学を選択する学校が進学校です。しかし、進学校を名乗るならいい大学にいかせてくれる学校が良いわけで、どこでも良いので大学に入れればよいというレベルの進学校を揶揄して自称進学校と呼んでいます。

本物の「進学校」とは、有名大学への進学実績や有名人を多く輩出するなど実績に秀でていて、旧帝大に数人受かればいいほうの自称進学校とは異なります。自称進学校は校則が厳しい傾向にあるのに対して、進学校は生徒の自主性を重んじ、自由気ままな校風のことが多いです。

自称進学校の特徴を総まとめ!あなたの高校は当てはまる?

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自称進学校と進学校の間には大きな違いがあります。自称進学校と呼ばれる高校は数多く存在しますが、それらのうち多数の学校が文武両道を掲げるなど共通する特徴があります。それらの類似点について見ていきましょう。

自称進学校の特徴①偏差値は50〜65

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タイトルのとおり、自称進学校の偏差値は50~65ぐらいです。おバカな高校ではないものの、偏差値66~からなる進学校と比べると低いものと言えるでしょう。偏差値は高くなればなるほど全体に対する割合としての人数が減っていきますので、進学校はいかに精鋭が揃っているかということが伺えるでしょう。

自称進学校の特徴②模試は進研・教材はベネッセ

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自称進学校の模試は進研、教材はベネッセです。これに対して進学校は河合塾や東進ハイスクール等の模試も受けさせて総合的に判断してくれます。ベネッセの人が講演しにくることもよく見受けられます。進研模試の結果によって全校集会が開かれるというのもよくある事です。

真の進学校の生徒にとっては、進研の模試は簡単すぎるため、そちらでは進研の模試は基本的には受けません。中でも駿台の模試などは難易度が高く、自称進学校の生徒が受験したら悲惨なことになります。

自称進学校の特徴④宿題がやたら多い

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これでもかというぐらい課題が出ます。課題が多いのに進学実績には結びつかないことが多く、本来勉強したい範囲の生徒の自習の時間などを奪ってしまっていると思われます。どちらかというと先生側の、これだけやっていますよというアピールに使われている実態があるようなのです。

自称進学校の特徴⑤スポーツ行事の多さ

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文武両道を掲げているところが多く、スポーツ行事が結構あります。体育祭をはじめ、球技大会やはるか昔に甲子園に出場した経験があることで野球部の応援に無駄に力をいれているといったことがあります。

自称進学校の特徴⑥朝補習という時間

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自称進学校の朝は早く、朝補習があります。予備校や塾などには頼らず、授業一辺倒といった具合で、授業で習ったことを補習で補います。最終学年になると、放課後にさらに1時間補習が追加されるというおまけつきです。

自称進学校の特徴⑦実績はイマイチ…

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進学実績がイマイチなところに、自称と呼ばれる所以があります。東大京大は年に1人いるかいないかというレベルです。その進学実績についても、国公立の大学に妙にこだわりがあり私大の雄である早慶よりも国立・公立を優先するという風潮があります。

自称進学校の特徴⑧質より量!とにかく量!量!量!

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宿題の多さしかり朝補習しかり、自称進学校での学習は質より量!です。漢文などでは、白文をただひたすら写経せよといった何の意味があるの?といいたくなるような質よりも量を大事にするのが自称進学校です。課題の多さが生徒の自主学習を妨げている一因になっていることに気づいて欲しい所です。

自称進学校あるあるネタ10選

何かとネタにされる自称進学校ですが、自称進学校のあるあるネタをまとめてみました。自称進学校に通っている人にはご愁傷様ですが、当てはまっていることが多いと自虐的な気持ちになるかもしれませんね。

自称進学校あるある①課題がやたら多い

課題が終わらない。どんどん量が増えていく

引用元:X

自称進学校は質よりも量!量!量!ということで課題がやたらと多いです。残念なことに宿題があまりにも多いため、塾や予備校に通う時間が取れないといったことさえ起こります。学校の授業だけで大丈夫だから予備校に通う必要などない、というのが自称進学校によくある主張です。

自称進学校あるある②実質夏休みは1週間

模試を4回超えて夏休み1週間という自称進学校の闇

引用元:X

夏休み30数日のうち、ほとんどが補講となっていて実質1週間ぐらいしか夏休みがない学校があります。また、1日11時間勉強x三十数日で400時間の勉強をこなそうといった無茶なスケジュールを立てさせられる学校もあるようです。一方進学校は、質を大事にしてこのような無茶な計画を立てることはありません。

自称進学校あるある③「受験は団体戦だ!!」

自称進学校あるある

「受験は団体戦」

引用元:X

自称進学校の教師がいう言葉「受験は団体戦だ!」。これはクラスメート達と切磋琢磨しながら受験を乗り切っていくぞというような意味あいで使われているのでしょうが、最終的な受験は個人戦です。受験時まで団体戦だったらそれはもはやカンニングですよね。「受験勉強は団体戦」なのであればわかりますが。

自称進学校あるある④合格は学校のおかげ

大学に受かったら学校のおかげ、落ちたらお前らが従わなかっただけ。
引用元:X

自称進学校では、受験の合格は教師、学校のおかげになり生徒の努力は軽視されがちです。本当の進学校では、生徒自身の努力の成果として合格があるのだという見方をされます。合格すればするほど先生が調子づいてしまうという負の連鎖があります。

自称進学校あるある⑤東大合格者が出たらお祭り騒ぎ

おい!聞いているか母校の東大合格者!いくら東大生が増えても君達が口を揃えて「この合格は先生や友人のおかげ、受験は団体戦です」なんて言ったらいつまでも母校は自称進学校のままだ!今こそ立ち上がり「この合格は私が勉強した成果です」と言うんだ!

引用元:X

自称進学校では、東大に合格者は年に0-2人いるかどうかといったレベルなので、東大合格者が出るとお祭り騒ぎになります。もちろん、先生のお手柄になります。先生の影響がまったくのゼロということはないでしょうが、生徒の努力の結果なのは言うまでもありません。

自称進学校あるある⑥校則が厳しすぎる

基本給やっすい企業が副業禁止なの、自称進学校のほうが校則厳しいのと同じものを感じる

引用元:X

自称進学校の校則は厳しいです。身だしなみひとつとっても男子の長髪禁止、女子のメイク禁止、髪染め禁止などがあり、バイトはもちろん禁止で携帯電話を学校に持ち込んでいるのが見つかると没収されます。

ただ、後に紹介する自称新学校リストの中の高校には、校則の緩めな学校もわずかながらあるようです。そういう学校は自称進学校の中でも進学校に近い、偏差値が高めの学校のようです。あくまでも、多くの学校で校則が厳しいという風潮があるということでしょう。

自称進学校あるある⑦根性論

学年主任?の先生が根性論しか言わない自称進学校に通っています。
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自称進学校では、不必要なほど根性論が振りかざされます。勉強は気合だと平日5時間休日10時間勉強しなさいといった標語があるような自称進学校もあるそうです。できないやつは根性がないだけといわれ、寝る間も惜しんで勉強をさせられます。

自称進学校あるある⑧国公立大への圧が強い

地方の自称進学校の国公立大推しは強烈だけど、やはり国立ですよ
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自称進学校の特徴の一つが、不思議なまでの国公立推しです。早慶関関同立などには見向きもしません。偏差値が低くても国公立の大学であればいいのです。進学実績に国公立○人合格といったことが言えるためだと考えられます。

自称進学校あるある⑨有名塾講師と肩を並べる

自称進学校あるある 定期的に河合の塾講師が来て 都会に比べて部活に比重をかけすぎだ、意識が低いと県全体をdisられる

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自称進学校の教師は、有名進学塾の講師と張り合いたがります。そもそもお金と時間の無駄だから塾に行くなということを言う教師も多いです。しかし、有名進学塾の講師の授業はやはりわかりやすいので、こうした発言は自称進学校の教師の独りよがりな言動になりがちです。

自称進学校あるある⑩電子辞書より紙辞書派

父親に英語の勉強法聞いたら紙辞書使えとかいう自称進学校脳だった
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自称進学校の教師は電子辞書ではなく紙の辞書を使えといってきます。電子辞書は、英単語の発音まで聞ける機能もついているものもあるし、単語を打ち込むだけで使えるので紙の辞書よりも早く辞書が引けるといったメリットもあるのに、無駄に紙の辞書を推してきます。

進学校と自称進学校の関係に少し似ているものにホイ卒があります。幼児期に通う場所に幼稚園と保育園がありますが、保育園を卒業した人が煽られているというのがその内容です。幼稚園卒の幼卒とは何が違うのでしょうか。ホイ卒についての記事はこちら

自称進学校と真の進学校を徹底比較!①勉強編

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ここまで自称進学校の特徴や自称進学校あるあるを見てきましたが、自称進学校と真の進学校は何が違うのでしょうか。その辺について調べてみました。まずは勉強編から見ていきましょう。後に学校行事編も見ていきます

自称進学校と真の進学校の違い【偏差値】

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進学校といえば偏差値。偏差値とは平均の値からどの程度離れているかを数値化したものです。自称進学校の偏差値は大体50-65と紹介しましたが、真の進学校の偏差値は65~となります。偏差値65がどのぐらいかというと、正規分布では上位6.7%にあたり、15人に一人いるかいないかというレベルになります。

有名な進学校は偏差値70を超えていることも多く、偏差値70ともなれば上位2.3%となり約40人強に一人いるかいないかというレベルになってきます。狭き門ですね。多くの東大合格者を輩出している進学校オブ進学校の開成高校などは偏差値が78もあります。(2019年度版)

自称進学校と真の進学校の違い【進学の傾向】

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真の進学校の進学先は東大京大をはじめとして、旧帝大などいずれも名だたる名門校が多いです。それに対して自称進学校では東大京大に受かる人はいないか、いても1-2名ぐらいです。旧帝大クラスだと受かる人は何人かいます。後は中堅私立や地方の国公立大学が多いです。

やはり真の進学校といえば東大京大に多数の合格者を輩出するという点が大きなポイントです。そこが自称進学校との大きな違いでもあります。自称と揶揄されるのもこのあたりに原因があるようです。

自称進学校と真の進学校の違い【校風や規則】

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自称進学校の校則は厳しく、すでに見たとおりです。では、真の進学校の校則はどのようになっているのでしょうか。一般的には、校則が緩く自由きままな校風なのが真の進学校の特徴です。スマホの利用も自由で、バイトは学校によりけりといった具合です。生徒の自主性を重んじた結果そうなっているのでしょう。

日本一厳しい学校だったといわれる日生学園という学校があります。一日数時間教えるだけでは教えきれないと全寮制を選択するような学校だったのですが、現在は進学校として生まれ変わっているようです。そんな日生学園の記事はこちら

 

自称進学校と真の進学校の違い【時間割】

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自称進学校では、週に何回か七限があるようです。また土日も普通に授業があったりします。真の進学校では6限の授業に、土日は参加自由の講習をやっていることがあります。塾での勉強や自習も推奨されているようです。

真の進学校では、カリキュラムを早めに(高2で高3の範囲まで終わる学校もあります)終わらせます。6限しか授業がなくとも、中高一貫校になっていることが多く、早めにカリキュラムを進めることを意識して授業が行われているため、大丈夫なのでしょう。

自称進学校と真の進学校を徹底比較!②学校生活編

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勉強面以外の部分での学校生活について自称進学校と真の進学校の違いを見ていきましょう。学校行事や修学旅行、普段の授業の様子など、どのような違いがあるのでしょうか。それを明らかにします。

自称進学校と真の進学校の違い【修学旅行】

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自称進学校には、修学旅行などという無駄なものはありません。あるいは、あったとしても非常に制限事項が多いです。一方、真の進学校の修学旅行は制限も必要最低限で、行き先もグァム、ハワイなどの海外のリゾートにいく高校もあります。

進学校御三家をみると、2018年度は開成高校は屋久島、麻布は台湾、武蔵は修学旅行に行かなかったようです。有名進学校でも修学旅行に行かない学校もあるようです。ちょっと自称進学校みたいで意外ですよね。

自称進学校と真の進学校の違い【行事】

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自称進学校と真の進学校の学校行事はどのように違うのでしょうか。自称進学校は文武両道を謡う学校が多く、スポーツ系のイベントが多くあります。勉強に厳しい自称進学校では勉強のイベントばかり、という学校もあるようです。一方真の進学校はマラソン大会、プラネタリウム見学、百人一首大会、散策会など様々な行事があります。

自称進学校と真の進学校の違い【模試】

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自称進学校の模試は進研模試一択です。一方真の進学校の模試は、河合塾、東進ハイスクール、駿台など様々な模試を行い総合的に学力を判断してくれます。真の進学校では進研模試は簡単すぎるため受けません。駿台の模試は難しめ、河合塾は進研と駿台の中間ぐらいの難易度、東進は全範囲がでるので浪人生向きの模試です。

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