彼岸花の花言葉は実は怖くない!色別の花言葉や不吉な別名もご紹介

赤い色の彼岸花は、「情熱」「思うのはあなた一人」「独立」「あきらめ」など、赤という色から情熱は連想できそうな花言葉ですが、墓地の周りに群集して咲き、情熱的だけど故人を想い、会えない寂しさをも相混じって独立やあきらめといった花言葉がつけられています。

彼岸花【白】はまた会う日を楽しみに

白い色の彼岸花は、「また会う日を楽しみに」や「想うはあなた一人」などと可憐な感じがします。彼岸花は花が咲き終わった後に葉が出るという生態から韓国では「花は葉を想い、葉は花を想う(相思華)」と呼ばれ恋しい人を想う気持ちが表れている言葉です。

彼岸花【黄】は深い思いやりの心・追憶

黄色の彼岸花は、「深い思いやりの心」「追憶」。これはまさに秋のお彼岸の季節になると亡くなった方を思い出し追悼の気持ちや、亡くなった方への思いやりの気持ちを表していますが、黄色といっても柔らかいクリーム色に近いものも多いので心も穏やかに追悼の気持ちが溢れてくるのかもしれません。

彼岸花【ピンク・オレンジ】の花言葉は全体的な花言葉と同じ

ピンクやオレンジなどは、他の彼岸花で言われている花言葉と全体的に同じとなります。最近では品種改良などで色味もかなり増えてきていますので、もしかすると新たな花言葉が生まれてくるかもしれませんね。

彼岸花の特徴

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彼岸花の特徴は、先ず葉はなく、その大きな花弁が細く長く美しく広がっているところにあります。学名はリコリスと呼ばれ、日本では秋の中旬頃から開花し、お彼岸の時期に見事な花を咲かせます。

彼岸花の種類は100種類以上

この花の種類は100種類以上あります。ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)の球根植物で多年草のひとつです。この花の持つ不吉で暗いイメージが災いしてか家庭には、あまり植えない花のようですが、最近では品種改良や変種など交配によって種類もかなり増え、ホームセンターやネットでも球根から購入することもできます。

彼岸花の咲き方

花の咲き方は、花茎だけが地上にスラリと30~50cmほど伸び、その先より苞に包まれた花序が先端に付き、その苞が破れて5~7個前後の花が輪生状に伸びて咲きます。花の開花終了の後に、晩秋から冬にかけて細い深緑の艶のある葉が伸びて春になると枯れてしまいます。そしてまた秋の訪れとともにひょっこりと花茎が地面から出てくるのです。

彼岸花の怖いイメージは別名が怖いせい?

出典:PhotoAC

彼岸花の異名として地獄花を始めとした、不吉で怖い名称が多く見受けられます。このような名称がどうしても怖いイメージを思い起こさせているのですね。そんな異名の由来はどこからくるのでしょう。

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