我々にとってひょうたんとは、円形が重なったダルマ型のものが連想されますが、国内で生産されているだけでもかなりの形状パターンがありますので自身に最適なものを選びましょう。
コテカの作り方②中をくり抜いて乾燥させる
ひょうたんの皮を破損しないよう注意しつつ、内部からからワタを丁寧に抜き取ります。棒状の道具を使ってもよいでしょう。適当な空洞が出来上がったところで、強度を上げるために乾燥させます。
渇きが甘いと腐らせてしまう、しかし乾かしすぎると身が割れてしまうという、ここが一番難しい工程になります。
コテカの作り方③紐をつける
うまく乾燥が終了したら、最後には固定のための紐を通します。根元の紐は陰嚢にを直にくくることになるので、細さや材質に充分注意してください。また、自分だけで楽しむのであれば、華やかな装飾をほどこしてファッションを楽しむという選択肢もあります。
これで、世界でたったひとつ、あなただけのコテカの完成です。
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コテカの購入方法とは?気になるお値段はおいくらほど?
手先があまり器用でない方、やっぱり本場で作られたものじゃなくちゃイヤ!という方には、買いつけをおすすめします。
ショッピングサイトで検索すると、鮮やかな魚の絵が描かれた道具がよくヒットしますが、これは商品名が同じなだけで単なる釣り具です。購入の際はお間違えの無いようご注意ください。
コテカの購入方法①通販
一番の基本は通信販売です。大手通販サイトに定期的に入荷するほか、個人経営でパプアニューギニアの食品・グッズなどを販売しているショップもあります。
ただし日本語で記載されたサイトは限りがあります。最低限の言語理解は、商品の選択肢をぐっと広げてくれますので、翻訳アプリなどの力に頼ってみましょう。
コテカの購入方法②フリマアプリやオークションサイト
フリーマーケットやオークションでたびたび出品されています。ですがいつ商品が出るかは運しだい、出品者の設定によっては平均一万円ほどのものが、2倍3倍の値段に設定されていることもあります。納得の上で購入するなら問題ありませんが、強くおすすめしたいのは、その商品が「使用済み」か否かを確認することです…。
コテカの購入方法③現地購入
ある種、最も確実なのが、現地に行って購入するという手段です。日本からは成田空港から直行便(ポートモレスビー空港着)が運航しており、だいたい7時間未満で現地に到着します。
ダニ族のところまでいかなくとも土産物も販売されていますが、ここまで来たら観光ツアーに申し込んで村まで足を運んでみたいものです。
コテカが日本で知られるようになったきっかけはテレビの影響?
遥か彼方の異国、一部の少数民族だけがまとう衣装ですが、日本では意外と知名度の高いアイテムです。かつて人気番組のワンコーナーに登場し、その見た目・使用方法から日本中に衝撃を与えたことがきっかけでした。
放送自体はだいぶ昔になりますが、人々に与えたインパクトはよほど大きかったのか今でも記憶している人が大勢います。
コテカが登場した番組①「江頭2:50のピーピーするぞ!」
2006年よりインターネット配信されている、江頭2:50がパーソナリティをつとめる人気トーク番組です。番組中には何度もコテカが登場しており、江頭氏の私物であることが判明しています。
またコテカを知らない美人女優に、用途を知らせず匂いをかがせてしまう珍事が発生し、その一件は「コテカの悲劇」として番組史に名を刻みました。
コテカが登場した番組②「ウルルン滞在記」
最初は村人から認められなかったものの、やがてうち打ち解けあい、ついには「本物の男」としてコテカを許可される…という感動的な展開でした。
もしコテカをもらったら? 困った時の活用術
いろいろな経緯を経て、実際コテカを手にする機会が来るやもしれません。しかしそこにはいくつかの問題が、たとえば「装着する勇気はない」「そんな機会もない」「そもそも女性だし…」といったことが考えられます。
では我々はそんな事態に遭遇したら、どう対処していくべきなのでしょうか?
コテカの活用方法①本来の使い方を実行してみる
恥ずかしいとか気が乗らないと言わずに、まずは何事もチャレンジしてみることです。服の上から疑似的に装着してみるのもよいでしょう。複数あるようであれば、誰かと笑いあいながら撮影をしても良いかもしれません。
そのうち気分が向上して、本格的な装着方法を試したくなるかも?遊び感覚から入るのもひとつのあり方です。
コテカの活用方法②インテリアとして使ってみよう
見た目にはつるりと美しく、見事な装飾が施されている場合もあるので、インテリアに活用してはいかがでしょうか?
ちょうど紐がついているので吊るし飾りにしたり、ドライフラワーを飾っても素敵です。用途を意識しなければエキゾチックな民芸品のひとつに過ぎないので、固定観念にとらわれず思うように使ってみましょう。
コテカを使うダニ族の村に日本人がいる!?
クライマーの藤原一考氏は、インドネシアでネットカフェを経営しながらダニ族と交流している日本人です。共に暮らしながら彼らを撮影してはや10年以上、今では家族のようにあたりまえの存在として受け入れられています。
日本からはるか遠く、秘境の生活を続ける藤原氏ですが、時折帰国して故郷を楽しむこともあるとのこと。