ワイオミング事件とは?
過去に生じた電波乗っ取り事件ですが、これほどまでに大きな事件はなかったとされるほどの有名な事件です。しかし、過去のことで詳細までは知らない人も多いでしょう。どういったものだったのか大まかに紹介していきます。
アメリカのワイオミング州で起きた電波ジャック事件
事件が起きたのは、アメリカワイオミング州でのことです。具体的な発生時刻や実行犯などは不明で、ジャックされた曲なども一切が不明といわれ、唯一発生時映像が残り視聴できる状態で、ここから知ることができる事件となっています。
ニュースの途中で電波ジャックされる
詳しい内容は後述しますが、当時、ニュースが放送されている途中で突如、映像がホワイトノイズを起こし消えました。そしてその後しばらくして「333-333-333 We Present A SPECIALPRESENTATION」の文字が流れ始めます。
モノクロ放送で流れ始めたこの内容に、視聴者は戸惑ったといわれていますが、その後すぐに特殊な文字列と共にとある内容が放送され始めます。その内容は男性の頭部や顔面が短時間映し出されるというものでした。
ジャックを行った犯人が何を意図していたのかは不明ですが、当時のこのジャック事件の衝撃は大きく、その視聴者も大きかったことから今もなお語り継がれる有名な事件といわれています。
ワイオミング事件の電波ジャックの内容とは?
目的・犯人共に不明とされる放送妨害事件。事件を理解するには、まず当時起きたジャック事件の内容の把握から進めていきましょう。事件の内容について詳しく見ていきます。
ワイオミング事件の内容①意味不明なメッセージと映像
はじまりはいつものニュース番組が流れる所から始まります。いつもの番組でニュースが流れているところに突如ホワイトノイズが走り、その後意味不明なメッセージと映像が流れ始めるのです。
冒頭メッセージは不思議な数字の羅列とメッセージという物でした。そして、その後不可解な音楽と共にメッセージが流れ、そして奇妙な男性の顔が映る動画が流れるといったものになります。
奇妙な音楽、メッセージ、そして男性の顔の映像はニュース番組に突如入り込んで流れ、その時間はおよそ6分余りの時間を使っていたといわれています。しかし、もちろん放送局は意図しない映像であり、当時非常に話題を呼びました。
また、もちろんこれを見ていた視聴者の人の多くが気味の悪い映像にクレームを申し立て、苦情が殺到したと言います。さらに、リアルタイムで見ていた視聴者の中には、その後吐き気や頭痛などの体調不良をきたした人もいるというほど出来事でした。
ワイオミング事件の内容②【閲覧注意】問題の動画がこちら
奇妙な映像が入り込んでいる問題の動画がこちらになります。最初は通常のニュース放送だったところに、突如謎のホワイトノイズが入り始めます。動画が始まり5秒から6秒後の出来事です。
そして、10秒ほど経過したところで完全にジャミングされ奇妙な音楽と共にメッセージが記されていきます。そのメッセーじの内容も意味不明なものが流れるのですが、奇妙な男性の顔も含めて、大変気味の悪いものになっています。
その後も続いて動画は流れ続け、音楽と共にメッセージと男性の顔が流れ続けます。約6パート構成のこの映像は、6分ほどで再び元のニュース番組に戻ります。頭痛や吐き気の症状に悩まされた人もいるので、閲覧は注意が必要です。
ワイオミング事件の内容③一部では洗脳映像と言われている
奇妙な映像のが6分ほど流れ元のニュース番組戻っていった今回の事件。一部では洗脳の映像だったのではといわれています。というのも、具体的な意味はなくとも視聴者に訴えかけるようなメッセージと流れる音楽、そしてところどころ流れる男性の顔はきみょなだけではありません。
まるでサブリミナル効果を思わせるような奇妙な感覚があるともいわれ、視聴者の中には、吐き気や頭痛などの症状に苦しんだ人もいるほどです。
また、流れるメッセージは繋げていくと、視聴者になにかしらの意図を伝えて心理覚醒を促そうとしているようにも読み取れるという意見もあるようです。
さらに、目的については不明ですが、どうやら映像を作成した人物は、何らかの事実を知っており、その事実を不特定多数の視聴者に向けて発信し知ってもらいたいという思いがあったのではと考えられています。
ワイオミング事件の電波ジャックの映像の意味はある?
流された映像によって体調不良者が出るほどの悪影響を与えた内容ですが、この映像にはどんな意図があったのでしょう。意味不明な映像に込められた目的や意図などを調べていきます。
ワイオミング事件の映像①恐怖を煽るだけのメッセージ
この映像の目的に関しては、調べたところ現在でもわかっていないそうです。奇妙な映像で始まり終始音楽と男性の顔が映る映像ですが、目的や映像の意味については全くの不明といわれています。
それもそのはず、確かめようがないというのが事実なのです。詳しくは後述しますが、この動画が流れた以降の調査で実行犯が不明、あるいはそれらしき関係者もすでに亡くなっているなどで調査が進まず全く意図や目的に関しては調べようがない状況だったようです。
ワイオミング事件の映像②「真実はフィクションの中に」
映像内の文言にこの言葉があります。この一文が意図するものとはなんなのかも当時、調査が行われました。そのまま訳すと、がせ情報を信じてはいけないということの裏返しのようにも受け取れます。
しかし、こちらも真相は一切不明です。関係者はもちろん、当時流された曲の関係者もこの映像については全くの知らぬ存ぜぬ状態で、そもそも放送時に事件が起きてこの映像が流れていたことすらも後から知ったというほどだったようです
そのため、流れた映像の内容はもちろんのこと、映像に込められたメッセージも全く知る由もなく、調査の施しようがないようです。
ワイオミング事件の映像③関係者の死亡で真相は闇の中?
事件後の調査で少なからず、この映像に関係している人物を探し出すことに成功したようです。しかし、どうやらその調査時点でそれらの関係者はすでに亡くなっていることが発覚していました。
関係者数人を洗い出していくと、「youcanwatshnow」と名乗るIDの人物、その兄である「ダニエル・ケーブル」映像の一部を所持していました。彼はカナダのイエローナイフに滞在しており、その間にこの映像を入手したとわかっています。
しかし、詳しい時系列やIDの人物からなぜこのような映像を入手したのかといった詳しい内容は調査時点で本人が無くなっていたこともあり、一切が不明だそうです。
しかし、調べにより彼が映像を所有時点で、映像はいくつかのパートに分かれており、そのうちのいくつかをつなぎ合わせたものが今回の事件時に流れたものだそうです。そして、こちらも誰が編集し作ったのかまでは不明です。
そして完成した映像は、今度はGMillerと呼ばれるIDの人物がどういうルートで入手します。そして、何らかの目的でジャックし、今回の事件を起こしたとわかっているようです。流された動画のパートは全部で6つですが、本来は9つあることもわかっています。
さらに、調査を進めると、GMillerなる人物は映像を入手後に精神錯乱状態になっていたということもわかっています。支離滅裂な内容を彼自身のブログで綴り、そして最終的にはブログを削除したのだそうです。
その後、殺人犯が集まるサイトへのアクセス記事がブログ内に合わせて投稿されたとわかっています。また、記事内では「ドナルド・ウィルソン」という人物がこの動画のカギを握るといった示唆もあったそうですが、この時点で彼自身は死亡しており、こちらも詳しくは不明となっています。
映像が流された後はすでに真相を調べるには手詰まりの状態だったようです。相次ぐ関係者死亡で、真相は闇の中だといわれる理由はこのためです。
ワイオミング事件の映像に登場する人物
映像の詳細やその意味すること、目的など不明な点が多い動画でしたが、事件以降日本を含めて海外で話題となりました。そして、そんな話題となってから映像内に登城する人物がどこか似ているこの人ではないかという疑惑が出始めます。
もちろん、その人物の確証などはありませんが、そこか似ているその人物たちに意味がるのではないかとささやかれるようになります。登場する人物について触れていきましょう。
ワイオミング事件の登場人物①銀河英雄伝説の「ハイドリッヒ・ラング」に似ている?
まず一人目の人物が、4分52秒時点で登場する人物です。こちらの人物は銀河英雄伝説の「ハイドリッヒ・ラング」と呼ばれる人物ではないかと噂が出たのです。この人物はアニメ内でもメインのキャラクターではなく、チョイ役で登場する人物です。
なので、この動画内で登場するほどのキャラクターとは考えられませんが、顔のパーツの構成やその表情の感じがハイドリッヒ・ラングにそっくりなのです。もちろん、これに関しても意図や確証があるわけではありませんが、登場した事実は何かを表しているのかもしれません。
ワイオミング事件の登場人物②正岡子規に似ている人物も登場?
そっくりな登場人物の中には有名な歴史上時の人物もいました。それが2分25秒ごろに登場する人物。横顔が表示される男性が正岡子規に似ているといわれるのです。正岡子規は詩人であり、こちらも海外の映像に出てくると考えられる可能性は非常に小さいと思われます。
しかし、その顔の構成や映像に映る構図は正岡子規に見えなくはありません。もちろん偶然と考えることもできますし、正岡子規であるという確証もないので、どちらの人物も一切が不明であるが、海外に事件が伝わったことでこのような新たな発見があったようです。
ワイオミング事件の映像に登場する数字の意味とは?
映像内に現れるメッセージの意味について、調査を行われてもはっきりとしたことが分からない中、一つの考察が生まれました。それがエンジェルナンバーと呼ばれる数字との関連性、そしてスピリチュアルでの意味といった考察です。詳しく見ていきましょう。
ワイオミング事件の「3」の意味①エンジェルナンバーでの意味
まずそもそもエンジェナンバーとは何かを知らない人もることでしょう。古くから「数字」というものは神秘的な物との繋がりがあると考えられる存在なのです。そして、数字には独自の波動や周波数を兼ね備えていると考えられています。
エンジェルナンバーはその考えの一つに存在する神秘的な数字を示す考え方です。我々の周囲には天使が存在し、天使が数字を通して何かメッセージを残してくれているというものになります。
そしてメッセージ内に登場した数字に焦点を当ててみると、今回の映像内に登場する数字は「3」でした。この数字に込められ内容は「アンデットマスターが近くにいる」というものだそうです。
アンデットマスターは依然存在していた聖職者やヒーラーを意味するといわれています。こういった存在が今アンデットと化して我々の近くにいるというのです。こういったところから考察を進めることもできるといわれているのです。
ワイオミング事件の「3」の意味②スピリチュアルでの意味
エンジェルナンバーとは別の角度から考察された内容もあります。それがスピリチュアルな一面からのアクセスです。元来3という数字は素数と呼ばれるもので、それ一つで構成され安定したものを意味することに使われる言葉といわれます。
例えば、宇宙は3次元の構成、人生は過去と今、未来の3構成、魂や肉体や精神といった三位一体の考え方もこの3構成の考え方になります。つまり三つで構成された言葉を示し、完成や安定を示す言葉に使われるのです。
また、縁起がいい数字でもあります。「3つ」は「満つ、充つ」という言葉と同じ読み方であり、昔から願いが叶い満たされる縁起のいい数字と考えられています。この意味もメッセージの中に考えられる一つの意味になるのではないかといわれています。
また、宗教上でも意味があります。「3」の数字には、キリスト教上では三位一体を表すといわれています。魂や精神、肉体といった3つの要素を示すというものです。エジプトのピラミッドにおいても三角形をしており、ここでも「3」は神聖視されていると言います。
ヒンズー教においては上向き三角形は男性原理、下向き三角形は女性原理を示すともいわれており、神的・精神的エネルギーを示すともいわれています。昔から中国の陰陽道においても奇数はラッキーナンバーという考え方もあり、こういった側面からも多数考察できるようです。
また、アメリカではよく耳にするフリーメイソンとの関係も「3」にはあると考えられています。というのも先ほどのエジプトのピラミッドの考察からアメリカの紙幣に描かれているピラミッドに通じるものがあるそうなのです。
そしてそこには、フリーメイソンを象徴する目が書かれています。こういったところからも世界の何らかに関係する重要な数字ではないかと考えることもできるようです。身近な数字ではありますが、色々な意味がそこにはあるようでスピリチュアルな側面からも考察は進めていけるようです。
ワイオミング事件の映像のBGMとは?
映像内で流れるメッセージや数字についての考察はわかりましたが、映像中に流れる音楽についても考察・分析がされています。浮遊感や重厚感のある音楽ですが、これを分析した人によると、とある映画から用いられた音源であることが分かったようです。
その映画のタイトルが「サイレント・ヒル」です。圧迫するように流れる音楽は有名なこの作品から用いられたものであると解析できたようなのです。「サイレント・ヒル」は2006年にカナダとフランスの合作として作られたホラー映画になります。
馴染みのある人であればゲームタイトルで聴いたことがある人も多いと思いますが、人気のホラーゲームの原作になっているのがこの映画なのです。映画も合わせその人気は非常に高く、映画だけで見ても興行収入5000万ドルにも及ぶヒット作といわれているほどです。
もちろん、これらの音源を用いた理由については確証もなく、理由も不明ですが恐怖をあおるメッセージを流す上では、ホラー映画に当所する音源なので非常に効果的な音楽といえるのは言うまでないでしょう。
ワイオミング事件の映像に登場する言葉とは?
事件で流れた映像を見ていると色々なタイミングでメッセージが流れてくることがわかっていますが、流れている言葉の意味にはどのような意味があるのでしょうか。登場する言葉の和訳を紹介していきます。
直訳すると以下の様になります。短文ではありますが、心理的不安を助長させるような言葉であることはなんとなくイメージできるのではないでしょうか。