タコ部屋とは?現代もあるって本当?怖すぎる労働環境や実話まとめ

実際に起こっているストーリーをご紹介します。

多重債務者はタコ部屋に送られることがある

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自転車操業のようなお金のやり繰りで、返済が滞ってしまった人や貧困層をターゲットとし、食事と寝る部屋付きの簡単な仕事で儲かるからと、おいしい言葉を並べて騙して連れて行かれることがあるようです。

銀行からの正当な利息借り入れではなく、いわゆる闇金業者から借金をし高額な利息がつくため、完済すら難しいとも言われています。

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そういった返済できない人が送られ以前のような劣悪さはないものの、酷い環境のようです。借金を抱えている人は働いても手元には、わずかなお金しか残らずいつまで働けば完済となるのか見通しすら見えなかったようです。

騙されて入った人は、主に住まいのなかったホームレスだったため、暖もとれて食事にありつける場所に気に入って進んで仕事を従事していたと言います。

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法律で闇貸しが禁止されているため、報道されていません。ですが実際に起こっているニュースであります。

タコ部屋は社員寮として存在する

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求人誌やネットに、日当9000円前後で3食の食事と寮付きといったような記載があるものが見受けられます。現在はタコ部屋表記が禁止になっているので、あからさまには表現できないのですが募集は存在しています。

応募して出向いたら実は危険だったというパターンが多いようです。働けば給料は日払いで貰えますが寮の部屋代や食費などが引かれるので、手元にはわずかなお金しか残らないとされています。

過酷な労働と僅かな給料

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明るくなれば働く時間として動いたようで、外が暗くなり周りが見えなくなるまでと曖昧ではありました。稼働時間や条件など法に則ったルールはここでは通用しないとされています。

食事休憩として30分ほど自由時間がありますが、疲労で倒れてしまったり、暑さで熱中症のような症状が出てしまった人も適切な治療は一切なく横になるだけだったようです。

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わずかに残るお金と日々の蓄積されていく疲れ、肉体的にも精神的にも過酷で人権の尊厳など保たれる現場ではなかったようです。

現在のタコ部屋「朝日建設事件」とは?【実話】

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まだほんの少し前である平成の時代にも反社会組織が関与し過酷な労働を強制し、奴隷のように扱っていたトラブルが実際にありました。3人もの尊い命が奪われ、土の中で発見されたのです。

どのような経緯から起こったのでしょうか?明治時代に起こっていた重労働がまだ最近まで行われていたことに恐怖を覚えると共に、なかなか断ち切ることのできない背景が浮き彫りとなっています。

実質日給1,000円で労働させられていた

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朝から晩まで通しで働き受け取る金額は、たった1000円という今の時代考えられないものでした。時給で計算しなくとも労働基準法に反する賃金です。

実際に未払いとして労働福祉センターに苦情がいくつもありました。さらに賃金だけではありません。寮の料金1日分が2500円払わなければなりませんでした。

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就労日数も月に15日以内と定め社会保険に加入できないように仕組んでいました。毎日仕事があるかというと、1週間まったくなしということもあり、給料がマイナスになることもあったようです。

働いても手元に渡る賃金はほとんどなく潤ったのは雇い主だけだったのです。働きが悪ければ罵声が飛び、乱暴されたりと抜けられない地獄の生活だったようです。

暴力団を使い労働者を管理

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住み込みの人たちは複数人で1グループとし、それぞれのグループには暴力団員のような風貌をした見た目が怖い男を班長として常に行動を共にして、脱走を防いでいました。

そんな生活に耐えられず夜中に密かに脱走する者が多くいたのです。当然人数が足りないので朝に貧困層が多く集まる地区へトラックで出向き、日雇い募集し荷台に乗せて現場へ向かったと言います。

朝日建設は山梨県に会社を構えています。不思議なことに主に仕事を回していたのは大阪でした。山梨近郊では粗悪な噂が広まって働き手がいなかったのではないでしょうか。

困った従業員らは情報が少なく、人数がたくさんいる大阪の貧困地区へ繰り出し集めていたのではないかと囁かれています。

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