タコ部屋とは?現代もあるって本当?怖すぎる労働環境や実話まとめ

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どのような経緯から起こったのでしょうか?明治時代に起こっていた重労働がまだ最近まで行われていたことに恐怖を覚えると共に、なかなか断ち切ることのできない背景が浮き彫りとなっています。

実質日給1,000円で労働させられていた

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朝から晩まで通しで働き受け取る金額は、たった1000円という今の時代考えられないものでした。時給で計算しなくとも労働基準法に反する賃金です。

実際に未払いとして労働福祉センターに苦情がいくつもありました。さらに賃金だけではありません。寮の料金1日分が2500円払わなければなりませんでした。

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就労日数も月に15日以内と定め社会保険に加入できないように仕組んでいました。毎日仕事があるかというと、1週間まったくなしということもあり、給料がマイナスになることもあったようです。

働いても手元に渡る賃金はほとんどなく潤ったのは雇い主だけだったのです。働きが悪ければ罵声が飛び、乱暴されたりと抜けられない地獄の生活だったようです。

暴力団を使い労働者を管理

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住み込みの人たちは複数人で1グループとし、それぞれのグループには暴力団員のような風貌をした見た目が怖い男を班長として常に行動を共にして、脱走を防いでいました。

そんな生活に耐えられず夜中に密かに脱走する者が多くいたのです。当然人数が足りないので朝に貧困層が多く集まる地区へトラックで出向き、日雇い募集し荷台に乗せて現場へ向かったと言います。

朝日建設は山梨県に会社を構えています。不思議なことに主に仕事を回していたのは大阪でした。山梨近郊では粗悪な噂が広まって働き手がいなかったのではないでしょうか。

困った従業員らは情報が少なく、人数がたくさんいる大阪の貧困地区へ繰り出し集めていたのではないかと囁かれています。

殺人事件にまで発展

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山奥に位置するキャンプ場で食事をしている途中に事は起こります。以前から鬱憤が溜まっていたのでしょう、一人の従業員と社長がケンカになりました。逆行した社長は殺すように周りの社員に命じたのです。

木刀で殴った後に首を絞め命を奪ったのでした。地中へ埋めて遺棄したのです。他にも倉庫に何人かを集め、木刀で乱暴されていたという情報があったり、行方が分からない人もいるなど未だに真相が明らかとなっていない部分があるのです。

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日ごろから力で抑制していたようです。古くからあった過酷な労働ではありますが現在は労働の規則をまとめた条例が定められていたり、人権を尊重する動きが強いので表立ったブラックな情報は知られていません。

ですが、このようにお金と仕事のない人に、つけ込んでピッタリと引っ付いて離れない悍ましい雇い主がいるのも事実です。もしかしたら氷山の一角であり知られていない会社では日常に遂行されているのかもしれません。

意外にリアル?タコ部屋をテーマにした漫画

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道具がない時代と貧しい人たちの苦しい労働状況が浮き彫りとなった歴史ではありますが、現在は題材とした作品が世に出されています。

マンガになっているので文字ばかりの小説よりも読みやすく、歴史を風化させないためにも多くの人に目を通してもらいたい作品です。

ちばてつや「男たち」

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就職が決まった主人公である育ちの良いお坊ちゃんが、親戚のおじさんを頼り下町のアパートに住むことになります。色んな訳アリの住人と日常やりとりを巧妙に描いている中で、ダークなお金のやり取りも垣間見えます。

競馬好きの住人が借金が払えなくなり、山奥の建設現場という名のタコ部屋へ連れて行かれます。荷物を住人らが送るのですが、届いていないということで一行はヤクザと関わっていくストーリーです。

福本伸行「カイジ」

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友達の借金保証人になったことでギャンブルで一獲千金を狙い多額の借金返済をしようと奮闘していくストーリーです。その中で登場する地下施設がタコ部屋でした。

主人公のように返しても減らない借金を背負った人らが強制で連れてこられ、懲役という犯罪者のような滞在期間が決められます。

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1000万返すのに15年の歳月がかかるとされ、実際の重労働な背景を映し出す構図となっています。

真鍋昌平「闇金ウシジマくん」

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お金に絡んだ大人たちをリアルに描いている作品で、色々なシチュエーションが揃っています。その中で、自宅がないホームレスを主人公にした話があります。

1か所の狭い部屋に複数人を集めて生活させながら、低い賃金で労働させ借金地獄から抜け出せない厳しいタコ部屋の世界が表れています。

現代版タコ部屋?長時間労働とサービス残業

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凄まじい勢いで戦後から日本は発展を遂げてきました。その背景に働きすぎな生真面目な習性が浮き彫りになっています。果たして私たちは働きすぎなのでしょうか?

豊かな社会を手に入れた私たちに潜む現代病ともいえる問題に迫ってみましょう。タコ部屋労働との共通点にも考察します。

長時間労働が強いられる日本の労働環境

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共働き家庭も多くなり、以前に増して働く人が増えています。言われたことを忠実に守ろうとする日本人特有の真面目さが、長時間の労働を強いているのでしょうか。

世界の中でもヨーロッパは短い労働時間で知られます。特にドイツは1日10時間以上の勤めを法で禁止しています。限られた時間の中で稼業していくため、無駄なことはしないと言います。

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何が必要で、効率よく進める方法は何かを常に考えて行動するのです。逆に日本は細やかな部分にも行き届くサービス精神を特徴としています。そのためどうしても時間が長くなってしまうのでしょう。

タコ部屋との共通点とは?

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彼らは朝から晩まで文句も言わず黙々と指示された作業をこなしていきました。これは現代の日本人にも言えるのではないでしょうか?

縦社会であり上には文句も言わず命じられたことを、丁寧にこなしていくことが私たちは得意であり長所ともいえるでしょう。

未だに多いブラック企業

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会社独自の方針を持ち、それに逆らえば退職するしかなくなります。働く場所がなくなってしまえば生活すらできなくなりますので、雇われた側は黙って働くしかないのが現状です。

管理職だから給料内に含まれていたり、中途半端な端数は切り捨てられ残業がタダ働きとなっていたりと会社全体で、言わせない・余分な賃金の申請をさせない空気を作り出してしまっているのです。

タコ部屋との共通点とは?

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おかしいなと思っても、言い出せない雰囲気を醸し出していることではないでしょうか。安い賃金の中から、食事代や住まいの管理費と言い彼らには、ほんのわずかなお金しか渡さなかったのです。

この背景には上層部の安く雇って儲けようという腹黒い思考の表れでしょう。

減らない過労死と過労自殺

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働きすぎともとれる労働時間が明らかとなっています。月に80時間以上就労しているひとは9割もいるのです。

その結果、くも膜下出血などの脳と血液の病に倒れた人、ストレスから起こる心の疲れで命を絶ってしまった現実があるのです。やりこなせない莫大な量の仕事が物語っています。

タコ部屋との共通点は?

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自分の身を削ってまで勤めに全うしたことでしょう。おかしいなと感じながらも穴を開けることができず、自分でも許せず生真面目さから起こってしまったものではないでしょうか。

おもてなしの心があるように、自分のことよりも相手を思いやる精神が仇となってしまったと判じられるではないでしょうか。

タコ部屋は女性もあるの?

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今までご紹介してきたストーリーは、男性です。現代では、買い物依存症やホスト通いで借金が膨れ上がった女性が多くいますので、昔も少なからずあったはずです。

そもそも女性は連れて行かれなかったのでしょうか?実は違う環境で女性バージョンがあったのです。

女性も重労働で働かされた

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採石場やトンネルの穴掘りなどの土で汚れる就労ではなく、同じ重労働ではありますが性的サービスを行うお店で働かされたといいます。

現在でもホスト通いで支払いができない女性に風俗店を紹介し、不払い分を徴収していると言われています。斡旋業を裏で操っている人物が存在しているのも事実です。

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働いても高い利子で借金は減らず、店にいれば時給が発生するシステムではなく、お客について初めて日給が発生する厳しい世界です。ストレスから心の病を負ってしまうことも多いようです。

自殺者も増えている

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近年、ホストに通っていた女性の飛び降りが増えています。本人はすでに動かない姿になってしまった後ですので、真相は闇に包まれています。

減らない飲み代金や、劣悪な風俗店勤務から逃れられない環境から起こったのではないかと諸説あります。そんな今も密かに自分の体をお金に変えている女性が、どこかに存在しているのかもしれません。

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男女の仲はときに、悍ましい結果を招くものです。夜の世界では大金を出せば長く席に座ってもらえ会話ができるとされます。結果として多くの時間を共に過ごせたとしても失うものが大きかった悲しい現実がありました。

昔の儚い運命を負った女性について詳しく知りたい方は、こちらも良かったらご覧ください

弱者を狙う現代社会の背景

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飛行機や船に乗れば世界中を旅することができ、住むことも可能です。今も発展途上にある外国では日本に行けば稼げて、家族にも仕送りができると明るい希望を抱いて、訪れる人が多くいます。

異国の場所で賃金を得て住むためには、ビザの申請など細かな手続きを要します。日本語の読めない彼らは仕事を紹介してくれる表向きは心優しい日本人に全てを託すのです。

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そして悪夢へ引きずりこまれていくこととなるのです。こうした弱者を狙ったビジネスが後を絶ちません。

タコ部屋で不法就労

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儲かる仕事があると日本へやってくる外国人たちは大勢います。貧しい家からなんとか脱出しようと一大決心をして訪れたことでしょう。

もともと異国の地で就労することを考えてもいなかった彼らは、日本語や英語を学んでおらず、読み書きできません。それを悪徳業者は狙うのです。偽造の就労許可カードを彼らに渡して、安い賃金で働かせるのです。

生活環境の違いからお金は貯まらない

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故郷では物価自体も安く、お金をさほど使わなくても過ごすことができていたのでしょう。日本でも同じようにできると思っていたのです。ですが高い家賃、食費など倍近くの出費に悩まされるのです。

そして重労働な上に低賃金で、手元にはほとんど残らないお金から故郷への仕送りをしなければなりません。稼げると夢見てやってきたものの、実際は稼げなかったようです。

現在のタコ部屋

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真面目に働こうとやってきた彼らは犠牲者とも言えるでしょう。雇い主が儲けようと安いお金で外国人の労働者を雇っています。

自分だけが富を得ようと欲張るのではなく、みんなで頑張っていこうという心持ちが大切なことなのではないでしょうか?弱者を狙うのではなく助ける社会であってほしいと願います。

忘れてはいけない強制労働の歴史

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私たちは現在、豊かな生活が送れています。その背景にはたくさんの辛い労働を虐げられ、命を削ってまでも日本の発展に貢献した人々がいたからこそ、今の発展した日本があるのではないでしょうか?

決して忘れてはならない歴史であり、風化させてはいけないものでしょう。その反面で忠実に従う日本人は自分のことは置いて社会に貢献してしまいます。一度ゆっくり立ちどまって自然の風景を見渡すことも必要だと感じたのであります。

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