染谷悟は「プチエンジェル事件」を追って東京湾に沈められた?!事件との関係性は?

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彼はこうして東京湾の海で遺体として発見され亡き者となってしまったのですが、犯人たちはその後の警察の手により逮捕されているのです。逮捕されたのは複数の男性でした。彼らと被害者の関係性はどういった物だったのでしょうか?ここでは彼ら犯人グループたちの犯行動機や人物像などをまとめて解説していきます。

染谷悟殺害の主犯格「桜井景三」

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主犯格として逮捕されたこの人物、果たしていったいどんな人物なのでしょうか?また被害者とはどんな接点があり、どんな動機をもっていたのでしょうか?彼の事について次になるべく簡潔に解説してきます。

桜井景三とはどんな人物なのか

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現在でも存在していて実際に経営している東京都新宿区を拠点とする、いわゆる合鍵屋、鍵屋企業の当時の社長だったのです。当然ながら現在は違う人間が社長を務めています。逮捕される前はTVに業界人として出演していたそうです。なぜそんな鍵屋の社長が今回の殺人を犯したのでしょうか?

染谷悟と桜井景三の接点

一体被害者となってしまったジャーナリストと主犯格の鍵屋の社長である彼の接点はどういったものなのでしょうか?実は被害者が執筆したとある雑誌のコラムでは、鍵に関する知識や鍵屋の情報が載せられており、それを読んだ主犯は感心して興味を持つようになり、被害者と交流するようになりました。

被害者に自身が持っている鍵やピッキングの知識を提供したり、また資金を提供していたのです。つまりかなり深いつながりがあったのです。では殺人の動機は何がきっかけとなったのでしょうか?それを次に解説していきます。

桜井景三が恨みを持ったきっかけ

被害者が提供した資金をなかなか返済せず、代表作となった一冊を世間に公表して発売した際、主犯格の事を犯罪者、違法犯している悪徳社長の様な内容がその本に書かれていていたのです。それを咎めると被害者は断固として否定して、強行した形で代表作を出版したのです。それが主犯格が被害者に対して恨みを持ったきっかけなのです。

染谷悟殺害の共犯「藤井亮一」

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共犯の1人である彼もまた被害者となったジャーナリストと関りがありました。彼は実は以前被害者の下でジャーナリスト業務の手助け、補助役として働いていたことがあり、その時の報酬が支払われていなかったのです。金銭的トラブルが発端で今回の殺人に加担することになり、被害者の場所や住居を探し出すなどの役割を担っていたのです。

染谷悟殺害の共犯「熊本恭丈」

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彼も共犯の一人なのですが、この人物に関しては、恐らく被害者とも接点がなく主犯格に雇われた形で犯行に加担したと考えられます。東京湾に被害者の遺体を沈める際には見張り役として加担し、また必要になる船を借りた人物であると警察の調べで分かっています。

このように殺害に及んだ犯人たちは、被害者が当時調べていたミステリアスな事件と関与していないというのが事実なのですが、奇しくもタイミング的に同時期で殺害されてしまったので、より一層彼が調べていた事件の闇が深いと印象付け、真相を探ろうとすれば危険が及ぶという暗示となってしまったのです。

染谷悟は殺害されることを予見していた?

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結果的に過去に関わった人物との金銭的トラブルや恨みが原因で殺害されてしまうのですが、殺害する直前に彼は自身に迫る『死』を予見していたのです。あの違法未成年風俗店の社長が自殺、少女が監禁される事件を個人で調べ上げていたのですが、調査を進めているとだんだんと彼に危険が迫っていったのではないかと推測されます。

この事件にはおそらくは大物政治家や実業家、更には中国マフィアなどが裏で関与しており、帳簿から重要人物が消されたり、警察の捜査が不自然に取りやめられるなど、その事実を突き止めようとした彼を大きな闇の権力者たちは消そうと殺害しようと考えていたのではないでしょうか?そして彼はその事も分かっていて殺害されることを『予見』していたのでしょう。

染谷悟殺害とプチエンジェル事件は関係あるのか

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同時期に発生して、彼が生前調べていたと考えられる、違法未成年風俗店の社長の自殺、女児監禁事件と彼が殺害された事は関係あるのでしょうか?時期的に考えれば何らかの形で関係していると可能性がありそうですが、実際は殺害した犯人グループは全く別の人間で、別件でトラブルを起きていた事が殺害のきっかけとなったのですが・・・。

今回ご紹介しているジャーナリスト『染谷氏』が死ぬ直前に調べていた、違法未成年風俗店が関与する一連の事件は表向きには解決したことになっていますが、犯人動機や顧客名簿の存在、自殺した方法など解明されていない点が多いので、ある意味未解決と言えるのではないでしょうか?日本で起きたその他の未解決事件はこちらです。

染谷悟を殺害した犯人はプチエンジェルとは関係ない?

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主犯格の動機は被害者の『代表作』『遺作』となったあの一冊の中で、主犯格が経営する鍵屋の悪事や違法な商売の実態が明らかとなる誹謗中傷の内容が書かれており、更には貸していた資金が返済されなかったためによる恨みと金銭的トラブルが動機となり、共犯の一人も過去の金銭的トラブルが動機となったものです。

つまりは彼が生前調べていた事件と関与していないと考えられるのですが、主犯格と共犯の動機のみで殺害まで犯すでしょうか?動機としてはかなり些細な事で小さいと感じる人も少なくありません。あくまで憶測ですが彼らの動機はフェイクで、被害者が調査していた事件に関与する裏の権力者や勢力が彼らを利用しただけにすぎないのかもしれません。

染谷悟は顧客名簿を入手してしまったのか

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殺される直前に知人に『殺されるかもしれない』と自身の死や危険を予見していた事から、彼が調査していた事件にまつわる重要な手がかりや秘密を知ってしまったことも可能性として考えられそうです。もしかするとそれは違法未成年風俗店の顧客名簿のことで、その中には大物政治家や世間に露出している実業家や有名人の名前がが載っていたのかもしれません。

勿論あくまでも憶測にすぎませんが、タイミング的にも犯人たちの動機を考慮しても都合が良すぎてしまうのです。皆さんは彼が殺害され死んでしまった事と彼が生前調べていた事件が直接的に関与していると思いますか?真相は現在も分かっていないのです。

染谷悟殺害で誰もプチエンジェル事件には触れなくなった

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また彼が調べていた事件は彼以外にも追って調査や取材をしていた人物がいたのですが、彼が殺害された事が報道されると、多くのジャーナリストが手を引くように彼が調べていた事件に触れなくなってしまったのです。もしかしたらジャーナリストの嗅覚が働き、関わったら『死』に繋がりかねないと予感が働いたのでしょうか?

こうして警察の捜査だけではなく、頼みの綱のジャーナリスト陣も違法未成年風俗店を取り巻く一連の謎多き事件について調べられなくなってしまい、現在でも闇が深い事件として色々な噂や諸説が飛び交っています。

染谷悟と同姓同名者が間違って写真にさらされてしまった

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日本国内で同姓同名の人物が存在していて、検索エンジンでその名を検索すると、その人物の画像が表示されてしまう為、当時は同姓同名の別人が殺害されなくなってしまったジャーナリストとして晒されてしまった事態が起きてしまったのです。

一部の情報サイトやブログなどでは、混合されて同姓同名の別人の画像が用いられ誤情報が掲載されてしまっています。間違って紹介されてしまっている本人のためにも関係がない人物であるということを把握しておきましょう。Facebookのアカウントを持っている方であれば、名前を検索すればその人物が出てきます。

染谷悟が追ったプチエンジェル事件から見るデートクラブの実態

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彼が殺害される直前、生前に調べていた事件では違法未成年風俗店が大きく関与していて、その風俗店の汚い商売は『デートクラブ』と広くそう呼ばれているのですが、果たしてこのデートクラブとは一体なんなのでしょうか?ここではその違法な風俗商売の実態を皆さんに解説していきます。

デートクラブにも種類がある

一概にデートクラブとはいっても様々なやり方・商売法があるのです。例えば未成年の少女の裸体を撮影をお金で販売したり、また未成年の少女が身に纏っていたであろう下着を販売する。さらには疑似的なデートをするサービスをお金で販売するなど。そして実際に性行為を行わせる場合もあったそうです。

デートクラブという名の児童買春の可能性

名前からは非常に柔らかな印象を受けますが、結局のところどんなやりかたであろうと児童買春と変わらず違法で悪質な商売をしているのです。また働かせる女性たちのほとんどは社会をまだ知らない未熟な家出少女で、その少女たちをターゲットにしてかくまい、売春斡旋まがいな所業を働いているのです。当然ながら売春は犯罪なのです。

染谷悟の「歌舞伎町アンダーグラウンド」は繁華街の犯罪を浮き彫りにさせた本

歌舞伎町アンダーグラウンド

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現在でも新宿歌舞伎町と言えば、夜の街、ホストクラブ、キャバクラ、風俗などの繁華街のイメージが強いですが当時もそのイメージはほとんど変わりません。この本では知られざる裏社会の実態や、実際の犯罪数や行方不明者数などの数値が事細かく記載され、信じられない様な現実がこの一冊によって浮き彫りとなったのです。

治安の良いという言葉では絶対に片付けられない様な、暴力団やマフィア、半グレが蔓延る街であり、毎日の様に事件が起こり年を通して見ると、想像を絶するほどこの町が暴力や犯罪で溢れかえり廃れている事が分かるのです。そんなデータや実態が事細かくまとめられている一冊なのでぜひご覧になってみて下さい。

染谷悟のように平成の事件を追ったジャーナリストたち

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今回ご紹介している彼の様に平成の事件の真相や真実を、個人の力で調査や聞き込みを繰り返して解き明かして一冊の本に執筆いたジャーナリストは他にもいるのです。こちらではそんな事件の真相をいち早く解明しようとする孤高の平成のジャーナリストをご紹介していきます。

黒木昭雄

もともとは警察官であり巡査部長まで昇任した経歴を持っていて、ジャーナリストになってからは警察の不祥事や内部の事が問題となった事件などを世間に知らしめようとして、経験を生かして取材や調査を進めて、数々の本を執筆した人物です。特に警察の不手際が目立ったリンチ事件に関しては熱心に調査を進めて、事件や警察の実態を浮き彫りにしたのです。

90年代後半から2000年前半にかけて多くの著作を手掛けていて有名な熱いジャーナリストの1人なのですが、現在から9年前の平成22年に自身が所有する車の中で、石炭を用いて52歳という若さで自殺しているのが見つかりました。彼が自殺した動機などもはっきりとわかっておらず一部では他殺説や陰謀説が囁かれていますが、彼の死の真相もまた謎に包まれたままなのです。

清水潔

あのストーカー規制法が定められることになったきっかけともいえる、桶川ストーカー事件。現在から20年前に起きていて当時警察の捜査が難航していたのですが、彼の独自の調査や取材によって犯人グループが浮かび上がり、一気に事件解決へと傾いたのです。彼の活躍は犯人を逮捕に貢献した事だけではありませんでした。

被害者が殺害される以前の加害者らのエスカレートしたストーカー行為、脅迫や嫌がらせ行為の詳しい実態を明らかにして、また警察のあってはならない不適切な対応、いい加減な対応が発覚し更には警察内部による隠ぺい工作まで明らかとなり、世間に警察の実態を知らしめた偉大なジャーナリストなのです。

同年に起きたその他の殺人事件

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彼が東京湾の海で遺体として見つかったのは現在から16年前の平成15年ですが、この年に起きたそのほかの殺人事件をピックアップしてご紹介していきます。関連性はないと思われますが、もしかしたら結び付いている事件があるかもしれません。

いわき2人射殺事件

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同年の12月年末に福島県で起きている殺人事件で、主犯格の暴力団員が2人の共犯者に殺害犯行を加担させて、建設関係の企業に勤める20代前半の男性2名を射殺した後、現金を奪ったという凶悪な犯行に及びました。この事件も犯人らは複数人いて主犯格が2人の共犯者に呼びかけるというケースの殺人事件です。3人は最終的な判決で無期懲役となりました。

東京・山梨連続リンチ殺人事件

こちらも同年に起きた事件で名古屋アベック事件を彷彿させるような内容で、犯人らは11人の男女グループでいわゆる振り込め詐欺の常習犯です。殺害されてしまったのはレストランを営む1人の人物ですが、犯人らは被害者となる複数人を拉致して監禁し、1人の人物を殺害しその遺体を遺棄、更には遺体を損壊しているのです。

犯人グループには未成年の男女もいて、逮捕されたほとんどの人物は懲役10年以上の禁固刑が言い渡されていますが、主犯格の男ともう1人の人物は2019年現在も海外のどこかに逃亡中で逮捕されていません。一刻も早く逮捕されて事件が解決される事を祈っております。

染谷悟は危険な取材を顧みず殺害されてしまったフリーライター

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今回は裏社会や闇に包まれた実態を自らの力で調査して、それを暴き世間に知らしめることにポリシーを注いだ熱いジャーナリストである『染谷悟』と彼が最後に調査、取材を試みたであろう『プチエンジェル事件』についてご紹介していきました。彼は調べていた事件とは、別件のトラブルにより殺害されてしまうのです。

しかしタイミング的に都合が良すぎて、裏社会の巨大な権力者や、闇の勢力の存在が否めないのです。彼は生前ジャーナリストとして常に危険と隣り合わせで、知らぜざる実態やアングラの世界を暴こうと自身のみを案じず顧みなかったのです。そんな彼であればもしかすると、謎に包まれた『プチエンジェル事件』の真相を知ってしまったのかもしれません。偉大な彼に心より黙祷を捧げます。

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