染谷悟は「プチエンジェル事件」を追って東京湾に沈められた?!事件との関係性は?

染谷悟は2003年に東京湾で殺害されたフリーライターです。彼は同年に起きた「プチエンジェル事件」を追っている最中に殺害されました。プチエンジェル事件が絡んでいるのではと憶測が飛び交いましたが真相は闇のままです。そんな染谷悟の著書や関連事件についてまとめました。

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染谷悟とは?

皆さんはこの人物をご存知でしょうか?恐らく大半の人たちはこの人物の名を聞いたことがなく、どんな人物なのか?何の人なのか全く想像もつかないはずでしょう。今回のこの記事ではこの人物について深く掘り下げて皆さんに解説していきます。まずは彼がどういった人物か?何をした人物か大まかにご紹介していきます。

染谷悟はアングラ中心のフリーライター

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日本には謎が多く付きまとい真相が分かっていない事件を、警察の力ではなく1人のジャーナリストが事件を解決したい。謎を解き明かして隠された事実を浮き彫りにしたい。といった情熱により懸命に危険を顧みず調査して、各所に取材をしに回り、警察でも行きつかなかった事実や実態を一冊の本にまとめ執筆する場合があります。

彼もまたそのようなジャーナリストの1人でした。しかし彼が担当したジャンルは殺人や行方不明などの刑事事件ではなく、一般人であれば到底知ることも関わる事が無いような、陽の光が当たらない『アングラ』と呼ばれる裏社会の実態や事実を、危険な環境に飛び込んで調査しその内容や記録を一冊の本にまとめる著者であり、ジャーナリストなのです。

染谷悟の執筆活動について

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彼がどんな人物であるか段々と分かってきたのではないでしょうか?彼の経歴や人柄をもっと知っていただくためにも、次に主に彼が活動していた期間や、自身の活動を展開する雑誌などの執筆活動ついて解説していきます。彼の名前があまり知られていないのには、ある理由が存在するからなのかもしれません。

染谷悟が執筆活動をしていた雑誌「裏ブブカ」とは

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彼が執筆活動していたのは『裏ブブカ』という雑誌です。90年代後期から2000年前半に出版されていた雑誌で、内容は闇社会、裏社会の実態や当時の芸能界での黒い噂について、更には日本中に蔓延っていた違法な水商売関連の風俗店の情報などの日が当たらない様な裏事情の数々をテーマにまとめられていた雑誌となっていました。

染谷悟はペンネーム「柏原蔵書」として活動

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実名ではなく仮名、筆名で活動する漫画家や小説家、ジャーナリストは少なくありません。皆理由が様々ですが彼がそのような仮名、筆名を使うのには明確な理由がありました。それは彼が扱う裏事情の情報や内容が非常にシビアなモノで、常に危険と隣り合わせな環境に身を投じて活動しなくてならなかったのです。

そのため彼は自身の実名を世間に晒す事が、『死』へ繋がりかねないと考えたのです。少しでも自分の存在を隠すためにという理由で違う名前、いわば仮名、筆名を用いるようになったのです。実は他にも使っているネームがあり『山口六平太』という名前も使っている事が知られているのです。一度検索してみるのも良いかもしれません。

染谷悟の代表作は「歌舞伎町アンダーグラウンド」

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夜の街、犯罪が絶えず、ヤクザや半グレ、マフィアなどが蔓延る新宿歌舞伎町の実態を、ジャーナリストである彼が徹底的に調査して、それを確かな数値や記録の現実を一冊の本に執筆した作品であり、また彼の代表作であります。気になる方は是非読んでみてください。なお記事の終盤部分で改めてこちらの作品をご紹介しているのでチェックしてみてください。

染谷悟は次の執筆のネタにプチエンジェル事件を考えていた?

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先ほどご紹介した代表作である彼の著作が世に公表され発売された直後に、後述にて解説していくあるミステリアスな事件が起きたのです。そしてその事件もまた彼が得意とする裏社会が大きく関与している事が判明していました。その為彼は次に調査、取材して執筆する対象にこの事件を選んではないかと推測できるのです。

彼はこの事件を追って解き明かそうとして1人奮闘していたのです。これまでも恐らくその仕事柄何度も窮地に立たされたり、危険な目に遭ってきた事でしょうが、この後裏社会の探りを入れたせいで更に危機に直面することになっていくのです。彼の運命はこの後どうなっていくのでしょうか?

染谷悟が追っていたプチエンジェル事件の概要

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では彼が追ったいた事件の詳細についてまとめていきます。どんな概要であったか一つ一つの名称や出来事を分かり易くまとめていきます。ご存知のない方もこの機会に大まかなな情報を把握しておきましょう。

染谷悟が追ったプチエンジェル事件①2003年の少女誘拐監禁事件

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現在は2019年ですが、今から16年前平成15年の7月に起きた事件なのです。少女というのはどのくらいの年ごろかというと、小学生高学年の女児だったのです。また1人だけが何者かに連れ去られたのではなく、4人もの女児が連れ去られてしまったのです。果たして彼女たちは無事に家族の元に帰ってくることができたのでしょうか?

染谷悟が追ったプチエンジェル事件②「プチエンジェル」とは

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大変可愛らしい名前で一見するとアイドルグループの名称やキュートなキャラクターの様なイメージを受けますが、実はそんな平和で可愛らしいものではありません。では一体何なのでしょうか?それはいわゆる水商売関連のお店、企業の名称なのです。このお店の代表取締役、社長が一連の犯行の犯人になります。

どういうお店だったか解説すると、未成年の少女たちを子供であれば食いついてしまうようなお金で釣ってかくまい、東京都の都心部を中心地にして商売を展開して、彼女たちをデート、撮影、下着販売などで男性客をターゲットに莫大な利益を得ていた裏社会の企業なのです。また児童ポルノに当るビデオの販売も行っていたのです。

染谷悟が追ったプチエンジェル事件③プチエンジェル在籍の4人を監禁

詳しい動機は現在もほとんど分かっておりませんが、犯人は家政婦を雇うかのように当時小学生高学年の女児4名を『10000円で自室の清掃をしてもらいたい』と誘っておびき寄せると、いきなり重量物を重しにして手を縛り、目隠しをするなどして、逃げようとした女児に対しては凶器で脅して、自室に数日間監禁したのです。

染谷悟が追ったプチエンジェル事件④犯人は監禁中に練炭自殺

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犯人は女児たちを誘拐して監禁する以前から計画的な動きをしていました。犯行現場となる一室を知人の名義で借りたり、監禁する際に必要になるであろう重しとなる重量物や、脅すための凶器になるもの、彼女たちの手足を縛りつけるものなどをあらかじめ購入していたのです。

それらの商品を購入した際に『石炭の様なもの』や『焼肉で用いるしちりん』を購入していたのです。これらは焼肉をするために購入したわけではなく、自殺道具として購入したのです。犯人は女児たちを監禁したまま、理由や動機もわからずその2つのアイテムを使用して自殺を図り、この世を他界しました。

染谷悟が追ったプチエンジェル事件⑤犯人死亡で詳細が未解決

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監禁された女児たちはこの後無事に保護され怪我や暴行を加えられた様子もありませんでした。なぜ犯人がこのような犯行を犯したのか動機は分かりませんでしたが、更に不可解なのは当時の現場の状況を検察官が調べたところ、1人のみの手で自殺するのは不可能であったらしいのです。また犯人の家族の多くが自殺していることも後に判明しました。

また明確な自殺の理由も判明しておらず、事件の真相となる詳細の数々が不明のままとなってしまったのです。大まかな概要を説明していきましたが、詳しい概要を知りたい方、興味のある方は、是非こちらの記事を合わせてご覧になってみてください。

染谷悟がプチエンジェル事件を追った理由

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今回の主人公である1人のジャーナリストと深く関わりのある、彼の命運を左右する事となった事件の大まかな概要について理解して頂け多のではないでしょうか?代表作を世に公表して販売した直後で、なぜ彼は次の調査、取材する対象をこの事件に選んだのでしょうか?ここでは彼がこの事件を負った理由を考察していきます。

染谷悟が事件を追った理由①著書発売後の次の事件を探す時期だった

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まず大きな理由の一つに『時期』が挙げられます。彼は代表作となる一冊の執筆を終え、無事に世に公表でき販売する事ができ、恐らく大仕事を終えた直後の時期であったという事、そしてその時期にちょうど警察が捜査を取りやめるなどの不自然な動きや、一連の犯行の不明な動機などの謎多きミステリアス事件が起きて『旬』であったのです。

旬であればジャーナリストの彼が目を付けないはずはないでしょう。実は彼が目を付けて調査を進めたのは他にも理由があったのです。次にほかの理由についても皆さんに解説してきます。どんな理由があったのでしょうか?

染谷悟が事件を追った理由②詳細不明の事件で謎が多くテーマに合っていた

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代表作や彼が執筆活動していた雑誌からわかるように、彼は世間や一般人では知りえない隠された、裏社会や裏事情などを暴いてそれを明らかにするという情熱に燃えていた人物なのです。時期が被り『旬な事件』も自殺してしまった犯人から動機を伺う事ができず、一連の犯行の目的など真相が謎に包まれていました。

更には警察の捜査や調査も全面的な姿勢が見られず、不自然に踏みとどまっていた事実があり、裏で謎の権力者による手引きや力によってのものではないかと囁かれていたのです。多くの謎が付きまとうミステリアスな事件だからこそ余計に彼が次の調査、取材対象に選んだ理由であると考えられます。

染谷悟が事件を追った理由③事件の顧客名簿に社会の闇が隠されたいた

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今回の事件に深く関わりのある水商売関連の違法未成年風俗店の顧客リストから一部の人間が、何者かの力によって抹消されていたのです。その抹消された人間が一説によれば、我が国の政治家や実業家など名の知れた人物ではないかと囁かれていて、彼が得意とするテーマでもある『裏社会』に結び付いている可能性が高かったので、この事件を追ったと推測されます。

染谷悟殺害!東京湾に浮かんだ彼にいったい何が起こったのか

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この見出しのタイトルを見て衝撃を受けた方もいらっしゃるはずですが、彼はその数か月後に文字通り『東京湾に浮かんでしまう』のです。この言葉の意味が殺された。遺体となってしまったという事は容易に理解できますが、一体彼の身に何が起きてしまったのでしょうか?ここでは彼の最期について解説していきます。

プチエンジェル事件2か月後染谷悟の遺体が発見される

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彼が代表作となったあの『一冊』が悲しいことに『遺作』となり最後の作品となってしまったのですが、この作品を世に公表して発売した直後、同時期にあの裏社会が関与していると考えられる、ミステリアスな事件が起きてしまうのです。彼は次のテーマに適していると判断して、自らの経験を生かしていつもの様に危険を顧みず調査、取材にあたるのです。

しかしその2か月後彼は東京湾の海に沈められ、帰らぬ人となってしまいました。果たして彼を殺めた人物、謎の勢力は一体誰なのでしょうか?彼は真実を知ってしまったがために殺されてしまったのでしょうか?後述にて彼の死因やは殺人犯、殺害される直近の状況など判明している詳細を記述してまとめていきます。

染谷悟は「殺されるかもしれない」といっていた

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彼はこの事件をターゲットに調査や取材に当っていた間、彼を知る人物や知人に『殺さるかもしれない』と伝えており、この時自分の身に確かな危険が迫っていることを、周囲の人間に伝えてSOSを送っていたのです。恐らくこれまで以上に緊迫した危険と隣り合わせで、聞き取りや探りを入れていたのではないでしょうか?

当時の彼の心境を察するに、謎に包まれた裏社会の実態を、犯人の動機も不明で不自然に警察の調査が取りやめられてしまった事件の真相を絶対に暴いて見せるんだ。というジャーナリスト魂と、殺されてしまうかもしれないという確かな恐怖心とで揺れ動いていたことでしょう。

染谷悟は自宅が空き巣被害に遭っていた

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彼は殺害される1年前には彼が住んでいたアパートの自室のガラス窓やベランダが、何者かによって破壊され更には彼の所有物の多くを盗まれるという空き巣被害に遭っていたのです。またそれ以降も彼の周りには同様のトラブルが相次いでいたそうです。

殺害される同年にもなんどか空き巣被害に遭っていたのですが、この犯行と彼の事を殺害する犯人と、彼が調査を進めていた事件の関係者と関与しているか定かではありませんが、少なからず危険が迫っていることを案じていたのかもしれません。

染谷悟の死と不審なメールと落ちていたカメラ

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遺体が発見される直前に彼は、知人に彼宛てと思われるアドレスから不審なメールが送られており、『旅に出ます』と言った内容が書かれていたそうです。これが本人が打ち込んだものなのか、犯人が捜査を難航させるために偽装したものなのか分かっていません。

またこのメールが届く2日前には山手線が走る『池袋駅』の近辺で彼が使用していたと思われるカメラが落ちていたのです。ジャーナリストの三種の神器とも呼ばれるカメラを不意に落とすとは考えづらいので、普通に考えれば何かトラブルに巻き込まれた可能性が高いのではないでしょうか?

染谷悟を殺害した犯人と関係性

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