木嶋佳苗とは?首都圏連続不審死事件の犯人で死刑囚
事件名「首都圏連続不審死事件」の犯人として死刑判決を受けた女であります。注目されたのは、一つのできごとだけでなく裁判中に金銭目的である余罪7件が発覚します。
過去の事件でも多くの男性に貢がせるなど、非常にモテる女性でありました。ある週刊誌の王子的存在であった編集者「イノウエ王子」と獄中結婚をして再度注目を浴びることになった魔性の女罪人なのです。
多くの男性が引き付けられるため、相当な美人だろうと想像をしてしまうものです。実際は、丸みを帯びた体と無造作に伸びた長い髪の毛、化粧っ気のない顔は、美人と言える見た目でなかったことも注目の的となっておりました。
人は見た目でなく内面が大切なのだと感じさせられる事件でもあったのです。どんなテクニックで魅了してきたのでしょうか?知られざる魔性ぶりをみていきましょう。
木嶋佳苗の生い立ちと両親との関係
モテ女・木嶋佳苗が誕生した背景に、生い立ちは関係しているでしょうか?誰でもモテないよりは好んでもらえたほうが嬉しいものです。何か真似できる常用癖はあるでしょうか?
彼女が生まれ育った家庭環境はどのようなものだったのか、まずはみていきましょう。
北海道の恵まれた家庭に生まれる
広い壮大な土地で伸びやかに育ちます。4人兄弟の長女として生を受けた彼女は、代々から町の議員を務める厳粛な家庭でした。父は行政書士兼大学職員として家計を養い、母はピアノの先生でした。
絵にかいたような裕福な家庭環境で育ち、何不自由なく過ごしていたようです。母親の影響で小さなときからピアノに触れており、コンクールに入賞するほどの優れた腕前でした。
「頭がよい」と評判だった学生時代
落ち着いた家庭環境だったため、勉学に集中することができたことから優秀でした。裕福だったので塾などの習い事にも力を入れていたことでしょう。
中学時代では、すでに高校レベルの問題が解けていたようで教師も別格な対応をしていたようです。大人しい性格で、勉強ばかりしていた学生時代を過ごしています。
彼女が綴る手紙の字は、とても達筆で見惚れるほどの腕を持っています。小さいことからきちんとした教育を受けてきたことがうかがえるものであります。
木嶋佳苗は母に虐待されていた?
育児に熱心過ぎたせいか、子供にテレビを一切見せない徹底ぶりや厳しい躾をしていたようです。時には手をあげて説教もしていたようです。
勉強に励んだのも、母から叱咤されるのが怖かったため、必死だったのでしょうか?メディアで流される彼女の顔写真は、どれも表情はどこか儚げで、無表情なことが多いので幼少時代に心に闇を作る背景が少なからずあったのかもしれません。
高校に通っているときに、母が足を切断する手術のため入院をするのですが、子供であれば心配をして、お見舞いに行くことでしょう。彼女は一度も顔を出さなかったといいます。
後の裁判中には母親が「すぐに死刑になるわけじゃない」というような発言をし、5年や10年は生きていられることを彼女に伝えたとされます。
破天荒な発言をする母親に対し、彼女は共感を得られなかったのでしょう。学生時代から親子関係は冷え切っていたと思われます。すでに2人の間には、修復できない隙間風が吹いていたのです。
大学卒業後はピアノ講師・訪問ヘルパーなど転職を繰り返す
勉学に励んだ学生時代でありましたが、東洋大学へ進学すると今までの真面目に頑張ってきた優等生は初めての挫折を味わいます。学費を長期間払っておらず中退処分となってしまうのです。
憧れであった東京へ進学し楽しいキャンパスライフを夢見ていたことでしょう。学生として過ごすことよりも大人として生活を送ることとなるのです。
得意だったピアノを生かして講師をしたり、訪問のヘルパーをし生計を立ててきました。それでも都心の生活は満足とはいえない苦しい生活を送っていたようです。
お嬢様として育ってきた彼女が学費滞納とはなぜでしょうか?それには心に傷を負う事件が起きていたのです。
木嶋佳苗のネットオークション詐欺を苦にして父親は自殺?
絵にかいたようなエリートの家族像は一気に崩れていく事件が起きます。一家の大黒柱であった父が車を運転中に崖へ落ち死亡する出来事が突如起こります。
真相がはっきりと解明されてはいませんが、自ら命を絶ったと囁かれています。彼女がバイト感覚で始めたネットオークションで、パソコンが落札されたときのことです。
代金だけ貰い商品を買い手に送っていなかったのです。この一連で逮捕されています。よほど父はショックだったことでしょう。ファザコンとも囁かれる彼女は、父との関係は良好だったようです。
それ故に父も娘を可愛がっていたことでしょう。命を絶った理由は娘の詐欺が原因ではないかといわれています。
自己愛性パーソナリティ障害という説も
オークション詐欺で警察のお世話となっており、通常であれば反省をして更生しようと誓うのですが、障害をもった人物となると、学ぶどころか反省もしません。
この逮捕をきっかけにして、さらに上級の犯罪へと手を伸ばしていく彼女は、自己愛性パーソナリティ障害である可能性が高いとされます。
自分が手を染めた騒動に対して、一切謝罪の言葉を述べていないことが物語っていることでしょう。特徴として次こそばれないようにパーフェクトな犯罪を実行しようと学習していきます。
責任能力に問われてしまうかというと、脳機能の障害に分類されるため精神疾患とは違いますので刑罰は確定されます。
木嶋佳苗はなぜモテる?①女子力が高い
死亡してしまった被害者は彼女に情熱的にアプローチしています。魔性の女という言葉を独り占めして自由に男性を操り、お金をゲットしていた魅力とは何だったのでしょう?
「なぜ木嶋佳苗はモテるのか」という視点で切り込んでいきます。順番にみていきましょう。
叶姉妹を参考にキレイなしゃべり方や甘い声が魅力的
日本の芸能界でセレブと言いえば、叶姉妹ではないでしょうか。おっとりとした上品な話し方と美しい立ち振る舞いは、うっとりします。彼女は自分のものにしようと研究をし習得します。
本を読むことが好きだった彼女は言葉をよく知っていました。男性が喜ぶような言葉を選んで語り掛けていたようです。実際に裁判で声を聞いた記者が、声が可愛いと漏らしたほどです。
婚活サイトを利用してターゲットを見つけていましたが、メールだけでなく電話もやり取りしていたようです。通話から漏れ出る綺麗な声を聞いてしまったら、盛り上がってしまうといいます。
実際に会う前から男性が惚れてしまい、情熱的なメールを数十通も送ってきていたようです。会うことになっても姿が関係なく思えるほどに心酔していたこととも思われます。
文字が綺麗で誠実そうに見える
デジタル化で文字を書くことも見ることも格段と減ってしまった現代でありますが、字は心を表すというように彼女の書いた文字を見ると、美しいため心も綺麗な人なんだろうなと誰もが想像できるほどです。
達筆で素晴らしい武器を備えていました。これも厳しい母の躾から得たものなのでしょう。
料理上手でブログ「かなえキッチン」運営していた
お嫁さんにしたい人に求める条件で必ず挙がるほど、料理上手は鉄板です。彼女はこれも物にしています。ブログでプロ並みのメニューをアップしていました。
また恋人に貢いでもらったお金で高級住宅街に位置するフランス料理教室を卒業し、腕をさらに磨いていきました。食事を実際に食べた男性によると、今でもサクサクの唐揚げを思い出すほど特別な味がしたようです。
別れた今も、忘れられない味として残っているほどといわれ、胃袋を掴むとは、まさにこのことなのではないでしょうか。努力を惜しまず男性に提供する女子力には脱帽です。
立ち振る舞いがきれいで上品に見える
実際に会った人物からは、仕草が上品で美しいと証言されています。育ちが良いことが反映されやすい動作を徹底的に磨き上げたことで男性は、一緒にいて落ち着く存在になったのではないでしょうか。
逮捕されてもその動作は健在で、手錠を掛けられる際も優雅に手首を揃えて検察官の前に差し出すようです。罪を犯した人物には見えない異空間が漂うとされています。
おしゃべり上手で奥手な男性を落とす
手のひらで転がし自分の思うがままに操れたのには、ターゲットを吟味していたからなのです。高齢の男性であったり女性とはあまり縁がなさそうな相手を選びアプローチしています。
相手の気持ちを瞬時に汲み取り、喜びそうな言葉をチョイスするため喜ばせる天才なのです。運命という言葉を使ったり相手との距離感や雰囲気作りに長けていていました。
謙虚な気持ちを忘れずに、健気な女性を演じては獲物に近づき、世の男性を魅了していったのでした。
木嶋佳苗はなぜモテる?②名器を持ち性に奔放
女子力が高い上に、体までも虜にして離れられなくしていたといいます。8歳で初潮を迎えてから大人のような感情を持っていた彼女は、ませた小学生だったようです。
中学生から援助交際をしていたとされ、性に奔放でした。そして何人もの男性を相手していくうち自分は特別な存在と自覚していくことになるのです。18歳から彼氏は途切れたことがなかったようです。
一体どんなテクニシャンだったのでしょうか?惜しげもなく法廷で明かしています。
木嶋佳苗は裁判でもベッドテクニックを自慢
刑罰を決める厳粛な場で、驚きの発言が登場します。テクニックがあることより生まれ持った女性機能が高いと賞賛されたことや、セックスで長い間快楽をキープし、絶頂という異世界へいくことを大事にしていたと証言します。
恥じらいもなく淡々と語る彼女は、どこか誇らしく自信に溢れていました。それを綺麗な声でおっとりと話すので、官能小説を読んでいるかの空間だったようです。
木嶋佳苗は風俗店での勤務経験もある
上京後にデートクラブにいた経験があり、体を提供してお金を得ることには何にも抵抗なかったのです。中学生から体と引き換えにお小遣いを得ていたからでしょう。
先輩たちからテクニックを学んでお客を満足させていきます。決して演技をしたことはなく、男性が喜ぶ姿が自身の喜びと語っています。月に150万ものお金を稼いでいたという人気ぶりでした。
木嶋佳苗のセックス観
婚活サイトのプロフィールには真剣な出会いを探していると書きこみ、結婚を強く望んでいることを匂わせます。
早いうちから肉体関係を持ってもいいことや、いずれ子供を作るのだから今も拒まないという、要は避妊しなくてもいいと持論も相手にズバリ伝えています。
彼女の魅力的な女性論は、ベッドのテクニックに長けているかどうかがキーポイントであったため、奥義を極めて男性を虜にしたいと願っていたようです。
木嶋佳苗の3度の獄中結婚
今の時代、一度も結婚をしない女性もいるといいますが彼女は塀の中にいるだけで3回も籍を入れているから驚きです。自由のきかない生活で妻らしいことが実際できなくても、男性に結婚を意識させてしまうのです。
彼女の生まれ持った才能には驚くばかりであります。獄中結婚についてみていきましょう。
木嶋佳苗の獄中結婚①支援者の一人・不動産会社の社員
籍を入れる2年前から手紙のやり取りが始まりました。初めは応援している者として文通をしていたようですが、いつしか惹かれあう間柄となっていたようです。
10回ほど繰り返したのちに、彼女から恋人になってくれないですか?とアプローチするため文字に託します。結果籍を入れることが認められて晴れて夫婦となりました。
幸せな期間は続かず、男性が交通事故を起こし入院してしまったことで支援が難しくなったため離婚をしています。
木嶋佳苗の獄中結婚②獄中の知人男性と結婚
現在の日本の法律では離婚後100日経過すれば新たに結婚ができるようになっています。ぴったり期間を待ってから獄中再婚をしています。結婚は度々耳にしますが再婚となると珍しいものです。
一般的な夫婦とは異なる形態でも、結婚を望まれるわけですから、それほど彼女には魅力があるのでしょう。驚くことに再婚した次の日に元夫である支援者と養子縁組手続きをしており、親子関係となっているのです。
面会は、他人とはできず家族しか叶いません。彼女と会いたい一心で血縁関係を保ったのではないかといわれています。恐るべき彼女のフェロモンは塀に入っていても漂っているのでしょう。
そしてこの間に、死刑判決が確定します。週刊誌の記者と遺書自伝を作ろうとしていく中で話をしていくうち恋を意識する間柄になってしまったのです。
お互いに結婚相手がいるためケジメをつけることを決め、離婚をしています。そして再再婚をすることとなるのです。
彼女の中の辞書では男性を嫌いになることは載っていないようで、今以上に好きな人が現れるから別れを伝え新たな人に映ると明かしています。イノウエ王子に心が動いてしまったのでした。
木嶋佳苗の獄中結婚③週刊新潮デスク「イノウエ王子」
相手は週刊記者で会社のナンバー2ともいわれるほどのやり手です。刑が確定したときに取材をしている相手としてではなく、もっと知りたい思いが溢れ出てきたといいます。
妻と子供がいたようですが、関係が冷め切っており離婚をして彼女と夫婦になっています。これには会社もビックリだったようです。
中にはビジネスではないかと悪い噂を聞きますが、家族を捨ててまで一緒になりたかったわけですから真剣なのでしょう。
木嶋佳苗と「イノウエ王子」の現在の様子
手紙と面会室でのプロポーズに挑んだ彼との現在も良好な関係のようです。目元が可愛いとのろけて語る姿は、一般的な新婚夫婦のようで結婚したことに後悔は全くないといいます。
死刑という重い結果についても、人は必ず死すものであるため、それまでの期間が重要と独特の価値観を持っています。
彼女は彼に思い焦がれて10㎏ほど痩せたといいます。肌触れ合うことはできませんが心でしっかりと繋がれていることでしょう。
木嶋佳苗の現在と獄中での暮らしぶり
養父でもある支援者男性に経済的に助けてもらい生活をしています。罪を犯した人物とは思えない優雅は暮らしぶりであります。
死刑囚は私服を着ていることを許されますので、自分の好みの洋服を身に纏うことができるのです。暮らしぶりを覗いてみましょう。
2019年現在は死刑囚として東京拘置所に収監
食べるものや着るものに不自由ない暮らしができているといいます。3人目の夫が語るには、塀の中の生活でも肌荒れすることなく髪の毛もツヤツヤで、異色を放っているといいます。
彼女は収監されている場所を小管ヒルズと呼んでおり相変わらずセレブリティ溢れるエレガンスな雰囲気を醸し出しているのです。
ブログ「木嶋佳苗の拘置所日記」を更新
獄中ブログを開設しています。その名も拘置所日記として、パソコンは所持できないのでノートに綴って支援者が業者にお金を払ってアップするという流れで更新をしていました。
現在は支援者の協力のもと、メルマガに移行しており月額864円を支払うと週に2回更新が届き、購読できます。自身の経験をもとに綴られた官能小説も読めるため根強いファンはいるようです。