トンボ鉛筆の佐藤とは?震災後就活生へのメールと人物像とその後を紹介!

地震の発生から2日後の13日に問題のメールが送信されます。2日経っても余震が続き、千葉県では地盤の液状化も始まり二次的被害に注意した生活が続いてる最中に問題のメールが送信されました。

トンボ鉛筆の佐藤から選考に関する厳しい条件が送られる

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就職希望者へ向けエントリーシートと履歴書をメールで送信して配布し、パソコンやプリンターが用意できない学生もいると想定する時でした。宮城県では津波で家や家族が流された人々や原発問題が公に報道され、二次災害を防ぐための生活が続いている最中でした。週明け送信予定のメールで履歴書とエントリーシートをお送りします。

2日後までに書類送付することを指示

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3月15日の消印で郵送するよう指示がありました。

とても厳しい条件をつけます。その条件とは1点だけです。書類選考の申し込みは添付した履歴書フォーマットとエントリーシートを完成させ2日後の3月15日中の投函でその2枚をセットにして郵送してください。

(引用:ジョブシフト)

トンボ鉛筆の佐藤は説明会を予約した学生には出席を強いる

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地震で都市機能が壊滅している時に変化のない高圧的な企業体制を表しました。

説明会へ予約した人は予定どうり書類持参で出席ください。会場でひと通り説明・指示はします。できないばあいは・・・そのさきはいうひつようないですよね。

(引用:ジョブシフト)

トンボ鉛筆の佐藤自身も被災しているという謎のアピールも

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震災2日目に生活の心配をやめ、ネットの使える環境でパソコンとプリンターを確保し書類を完成させ、郵便局へ行き3月15日までに受付するという条件がその時の全国的な募集条件であれば平等さはありません。佐藤氏も自宅まで大変な思いをして帰宅したと、佐藤氏以上の被災をした学生を想定していないようです。

佐藤騒動への会社の対応は?

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文章の内容でトンボ鉛筆株式会社に苦情が入りました。「そのさきはいうひつようないですよね」や「かんがえてみてください」などは「みなさまがいいたいことやふまんがあるのはしょうち」も偉そうなこの文章はネットで炎上し、震災の最中にもかかわらず震災を顧みない企業と注目されます。

トンボ鉛筆のゼネラルマネージャー「長尾弘司」が対応

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文章の内容があまりにその時の状況を無視した内容であったことで総務部に苦情が相次いだ事で、次の日の3月14日に総務部GM長尾氏が送信したメールには高圧的なメール内容を謝罪しています。

トンボ鉛筆はHPに謝罪文を掲載

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トンボ鉛筆株式会社のHPに長尾氏の謝罪文が2019年6月までの8年間掲載されました。問題になった佐藤氏のメール内容が反感を買いましたが翌日には就活生へのお詫びと厳しい条件を撤回する内容が送信されたことで炎上は一日で終わりました。

トンボ鉛筆は説明会と書類の締切日は延期に

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佐藤氏の送信内容を謝罪する内容と電力におけるライフラインの問題から会社説明会は延期すること、15日消印で郵送のエントリーシートも提出は保留し予定決定後に再度連絡しますとの内容です。震災において色々な個人の状況と立場を考慮し就職活動が全力で行える状況ではないので就活生や家族への心労が減るように考慮した対応でした。

他の企業は震災にどのように対応したか

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広い範囲で地震、津波、原発問題と被害の大きい東日本大震災は復興支援に立ち上がる人が多い中で就職活動を行うことが被災者への負担が大きいことは明らかでした。他大手企業の対応は時期をひと月以上ずらした企業が大多数ですが、約25%の企業は被災地だけずらすかそのまま行われました。

長尾の謝罪文

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謝罪文の抜粋です。この内容はトンボ鉛筆HP内に8年のあいだ掲載していました。

先ず、東日本大震災発生後に、被災した現状を配慮をせず書類選考用紙などをメール送信し、その提出締切を2日の猶予で消印有効としたことは言語道断であります。また、いたるところで平等でない表現もありました。さらに、採用担当の立場で驕り昂ぶりがあらわれた言葉づかいが随所に見られ、重ね重ねお詫び申し上げます。

予約できない学生に今後の展開が最後まで伝えず、予約できた学生には書類が送付された事実を伝えました。
その気持ちを作り上げることは、予約している学生と比較すると皆様に可能性があると思います。私もまだ気持ちの整理ができていなので変な文書になっているかもしれません。
(引用:ジョブシフト)

佐藤は厳しく指導

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その後の対応と佐藤氏の今後が記載されました。

早速、公に発信する文書の事前社内校閲ルールを設置し、再発の防止をしてまいりますと共に、当該の担当者を厳しく指導しました。あらためてこのたび、不適切かつ配慮にかく文書を発行しましたことを深くおわび申し上げます。

(引用:東日本大震災でやらかした人まとめWiki)

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トンボ鉛筆の佐藤とはどんな人物?

就職活動を支援する立場の人事課において佐藤氏だけが問題視され罰せられました。しかし一人で採用までの仕事を行うわけではなく会社の意向が佐藤氏のメール内容とは全く違うものではないはずです。佐藤氏はどのような立場で仕事をし、あのようなメールを配信したのでしょうか。

20代後半の若手社員

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人事部の研修グループで働く佐藤氏は20代後半で会社内では若い世代でした。人事課という人を見る立場としては経験が浅く在籍する社員が外部の就活生4,000人以上に送信するメール内容をチェックしたのは震災前であり、震災後に地震の内容を加えて送信したなら納得だとの説もあります。

就活生に対する自分の立場が上という意識

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前年から短い期間ですが就職氷河期だったことで20代の若手社員佐藤氏は採用する側の高圧的な考えに染まっていたことが考えられます。そういった考えに染まらない人事部の社員教育ができなかったことで、トンボ鉛筆の企業体質も問題視されイメージダウンしてトンボ鉛筆の商品を不買行動する人が出ました。

トンボ鉛筆の佐藤はその後どうなった?

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クレームとSNSで佐藤氏のメール文が暴露され社内では大変な騒ぎになり、トンボ鉛筆での対応が総務部の長尾氏が行った二通のメールにより早い対応で収束します。佐藤氏への処分が早すぎる対応でありブラック企業のイメージが定着します。

トンボ鉛筆の佐藤はSNSで炎上し非常識さが批判される

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ネット世代の就活生がトンボ鉛筆からのメールの文章にとうとう怒りを表してSNSにて公開処刑を始めました。その行動を行う人は少数と思われますが、あまりに威圧的で震災時の配慮のなさで炎上が始まり一夜にして広まります。

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