【フーディーニ】世紀の奇術師の生い立ちや霊界からの暗号の謎を徹底解説!

アメリカ合衆国だけではなく世界中の人々にその名と彼の魔法のようなイリュージョンが知れ渡り、旋風を巻き起こしスーパースターとなった彼ですが、実は儚くも52歳という若さでこの世を去ってしまうのです。彼の死因は老いや普通の病ではなかったのです。果たして彼の死因とは一体何だったのでしょうか?事実上では彼の最期は『あっけない』ものだったのです。

彼は20世紀前半に大活躍し、一部では『20世紀最高のマジシャン』の呼び声が挙がっていますが、本物の魔法使いかもしれないと囁かれている『アレイスター・クラウリー』は『20世紀の最高の黒魔術士』と言われているのです。どういった人物か?また黒魔術や魔法とは何なのか?気になる方は是非こちらの記事をご覧ください。

フーディーニは芸の披露中に事故死

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彼の代表的な芸当、スペシャリストである分野は『ありとあらゆる境遇や抜け出す事の困難な状況』から魔術を使ったかのようにエスケープするという『脱出』でしたが、彼は人々を驚かせることに情熱を注いだのか、色々な他の芸当も披露していきました。

そんな中で彼は『自身のお腹を拳や鈍器で思い切り殴られても、平然としてそれを耐える』という一風変わった原始的な芸当を披露したのです。この時の影響で生命を維持するために必要な器官の一つである盲腸が破裂して、炎症を起こしてしまう病気を患ってしまい命を落としてしまった。と事実上ではそう記録されていますが、本当の死因かどうかは懐疑的な見方もあります。

フーディーニの葬儀では名言も

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事実上の記録が真実であれば、彼は最後も芸当や人々を驚愕させる『奇術』で命を落とす事になり、その短い人生に終止符が打たれる事となってしまったのです。早死にしてしまい短命となったスーパースターの彼の葬式にはたくさんの著名人や有名人、彼の友人やファンが集まったことでしょう。そんな葬儀の中でも現代にも残るエピソードが生まれました。

葬式に出席した人たちの中には、アメリカ合衆国の大衆娯楽園芸と呼ばれる劇の一種のパイオニア、一流の演出家として知られている『フローレンツ』も出席しており、彼は棺桶の前に立つと『この棺桶の中には奴はいない、賭けてもいい』とアメリカらしい名言を残しているのです。史上最高のマジシャンである彼ならあり得そうで、非常にユーモアな一言と言えるでしょう。

フーディーニは毒殺されていた?

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事実上は自身のパフォーマンスでお腹を思い切り殴られた事が結果的に死因となってしまったのですが、当時から現在まで一部では、本当の死因はその様な事故なんかではなく、何者かによって毒殺されたのではないかと囁かれているのです。彼の親族に当る人物も彼の『死』の真意について解明を求めました。

現代の最先端医学であれば100年近く経った今なら、彼の亡骸を調べれば本当の死因が分かるのではと彼の親族に当る人物は考え、遺体が埋葬されている棺桶を掘り起こして蓋を開けたそうですが、それ以降の情報は発表されていません。またその親族に当る人物の弁護人は毒殺説を裏付ける、証拠を握っているそうなので今後の意向に注目したいところです。

奇術師フーディーニが残した名言

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彼は自身をより一層売り出すための営業戦術を心得ていて、また人々を魅了する超一流のパフォーマーであり、世紀のマジシャンであり、賢くキレ者、そんな彼だからこそ恐らくはトーク力も備えていて、口達者だったであると考えられます。実際に名言をいくつか残しているくらいなのです。ここではその名言の一部をご紹介していきます。

彼の個性と人柄が分かる名言

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世界に誇るロンドン警察の手錠も 私にとっては輪ゴムのようなものです!
まあ 正直に言いますが…
荒くれ者の多いアメリカにくらべ この紳士の国の手錠など きゃしゃなものですよ
それだけ? つまらないなあ 私なら刑務所からも脱出できますよ

(引用:森田信吾 『栄光なき天才たち 13』48ページ)

この名言からは、彼がどれだけ自信満ち溢れているかが伺え、また彼の個性であるイリュージョンそのものについても言及しているのです。彼の人格やコンセプトがこの名言だけでおおよそ理解できてしまうといっても過言ではないでしょう。

ことわざにもなっている名言

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最も簡単な方法が 常に最良のトリックである

(引用:森田信吾 『栄光なき天才たち 13』105ページ)

通常であればことわざや慣用句は、古来の中国で起きた出来事や事象そのものが由来となっていることが多いですが、彼の何気ない非常に奥深い一言が『マジシャン』や『手品師』の間では通用される、『ことわざ』になっているのです。

フーディーニのもうひとつの顔はサイキック・ハンター

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彼は『史上最高のマジシャン』でアメリカ合衆国だけではなく、手品やマジックに精通している人であれば世界中の人たちが知っているスーパースターで、『脱出』や『人を驚愕させる芸当』のスペシャリストだという事をこれまで解説していきましたが、実は彼にはもう一つの顔があったのです。もう一つの顔と言ってもそれは『マジック』に対極するモノではありません。

そのもう一つの顔と呼ばれる正体は、スピリチュアルな世界を感じたり、サイコキネシスを自在に使え、オーラが見えたりや霊界と交信できる。と自称して謳っているだけの『エセ超能力者』たちの嘘やトリックを、自身の経験から見破り暴いて論破し、存在を否定するという『サイキック・ハンター』なのです。これも彼の代名詞、異名の一つとして広く知られています。

フーディーニは母の死をきっかけにスピリチュアルにハマる

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彼は卓越した技術や知恵、アイディアで前代未聞の不可解なイリュージョンを披露して、多くの人々を驚愕させ魅了していき、また自身の名と芸当を広めるための営業戦略を駆使して、一躍スーパースターとなり世界各地の劇場で引っ張りだことなりました。そんな順風満帆であった頃、彼にとって大きな存在である彼の母親が亡くなってしまうのです。

彼は自身の母の死をきっかけにあるモノにのめり込むことになりました。それはその当時世界中で注目され大ブームとなっていた『スピリチュアル』でした。彼はそのスピリチュアルの知識を学び、技術を習得すれば、あの世即ち霊界に住む亡くなった母の魂と、交信して会話できるのではないかと考えたのです。

フーディーニは死んだ母との交信を証明するために暗号を決めた

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彼の母親がまだ生きていた頃、彼と母親の二人は霊界や冥界、即ち死後の世界には目に見える『身体』のような物は存在せず、目に見えない『魂』しか存在しないと考え、またその定義だと無数の魂がある中で、どの魂が誰のものであるか判断するのは困難であると考えました。

そこで二人はもし母親が死んで、死後の世界に『魂』だけの存在となり彷徨い続けたとしても、彼が無数の魂から母親を見つけ出すために、2人だけが知る特別なワードや数字、つまりは『暗号』を決めたのです。これによりこの暗号を解いたとすれば、死後の世界に存在する自身の母親の魂と交信して会話した事を証明できるのです。

フーディーニは不信を募らせ交霊術のトリックを暴き始める

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彼は冥界、霊界の存在しているであろう母親の魂と交信して会話がしたかったので、色々な超能力者やシャーマンに力を貸してほしいと依頼するのですが、どの人間も2人だけが知る『ワード』にたどり着く事はできなかったのです。これはつまり母親の魂と交信できず会話できておらず、スピリチュアルな能力は自称して謳っているだけで偽物であるという事を意味してるのです。

評判が良い超能力者でも絶対的な力があり信用できると謳っている術者だろうと、どんな人物も彼が聞きたかった、彼と亡き母親の身が知るある『ワード』を口にする事は無かったのです。彼はそこから初めは興味を持ってのめり込んでいった『スピリチュアル』のインチキな実態に段々と落胆していき、信じれないものとなり嫌悪するようになりました。

奇術師だからこそ

彼の人生のテーマであり本職でもあるのは『マジシャン』でそれも超一流、エキスパートでした。そんな彼は言い方に語弊があるかもしれませんが、人の目を欺き騙して錯覚させる能力に長けていたのです。なので反対に嘘のような事象のタネや原理などを『見破る』『見抜く』能力も同時に備えていました。

上記の理由や解説したきっかけから彼は以後、スピリチュアルを見破りを否定する人としても名が知られるようになっていったのです。スピリチュアルというテーマに関連する『11次元』であれば本当に冥界と交信できるかもしれません。どんなものか気になる方はこちらの記事をご覧ください。

フーディーニとあの推理小説家の意外な関係!

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マジシャン界で偉大な彼のもう一つの顔を知っていただけたはずです。後述にて更に『暗号』や『スピリチュアル』についてのエピソードを語っていきます。ここで彼にまつわる驚きのある事実を皆さんにお話ししていきます。実は彼は日本でも有名な世界の小説家と接点があったのです。

その小説家が主に執筆していたテーマは『推理』『事件』でした。更に『身体は子供、頭脳は大人』で知られているある国民的漫画、アニメの主人公の名前の由来となった人物なのです。ここまで言えば誰であるかわかる人も多いのではないでしょうか?果たしてその意外な人物とは誰なのか。またどんな関係があったのか。こちらの見出しで詳しく解説していきます。

フーディーニはアーサー・コナン・ドイルと親交があった

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そうなんです。彼はあの『コナン・ドイル』と接点があり交流していたのです。しかも非常に仲が良かったという意外な事実があるのです。殺人事件や怪奇事件のトリック、人々を驚愕させ魅了するマジックやイリュージョンのトリック。彼らはお互いに方向性は違いますが不可思議なトリックを考えるという共通点があったので意気投合したのかもしれません。

また2人ともスピリチュアルに興味を持ち信じていたという共通点までありました。しかし彼が段々と全てまやかしで嘘の存在であると気づき始め、嫌悪して否定するようになってからは意見が合わなくなり、いつしか2人の間には隔たりができる様になっていたと言われています。そして彼はコナン・ドイルの事を『博学者で頭は良いのに迷信者』の様な人物と称しました。

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