阿部定とは?局部を切り取る猟奇的殺人事件の真相と事件のその後に迫る

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しかし、阿部定の夫は一緒に住んでいる吉野晶子があの阿部定であることを知りませんでした。この裁判で吉野晶子の正体を知ってしまった夫は一緒には居れないとそのまま行方を晦ましてしまいました。

阿部定事件をネタに仕事をするようになった

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バレてしまっては仕方ないと吹っ切れたのか隠すことはもう無理と判断したのか自分の事件をネタに仕事をしてありのままの自分で生きていきました。そして、半年ほどは秋葉夫婦の助けを受けながら地方を転々と周って仕事をしていました。

そのあとは料亭からスカウトされて大々的に事件をネタにして、頑張りが認められ店を一つ持たせて貰うほどの活躍を見せました。とても順調でしたが従業員がお金を持ち逃げするという裏切りによってお店を閉じて何処かへ居なくなってしまいました。

阿部定失踪後も石田吉蔵の墓に花を手向けた

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自身をモチーフとした映画ではインタビューに応じるなど様々な仕事をしていました。しかし、お世話になっていた秋葉夫婦が亡くなってしまい疲れていたようで63才の頃にホテルで目撃されたのを最後に行方不明となりました。

事件後、毎年必ず供養を行っていました。しかし、毎年届いていた花束が1987年以降一切届かなくなったのでこの時期に死亡したと思われていますが消息が分かっていないため詳細は一切分かっていません。

阿部定とセックス依存症

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阿部定は愛する人を殺した後も他の男性と関係を持つほどの病的なセックス好きです。昔はこのような病名はなかったと思いますが今でいうセックス依存性であったと思われます。タイガーウッズもこの病気だと言われていますが、病気について説明します。

阿部定遊郭から逃亡カフェの女給に

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芸子をやめた後、娼婦として働き転々としていましたが遂に嫌になったのかカフェでウェイトレスとして働き始めました。しかしそれも続かず愛人稼業をしたり、また娼婦をしたりと性行為と切っても切れない仕事ばかりを選んでいました。

  セックス依存症について医師に相談

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性行為漬けの生活をしていた阿部定ですが、それをしなければやむを得ない精神状態であったようです。専門の医者に毎日性行為をしなければ気が狂ってしまいそうになるといった趣旨の相談をしています。

レイプ被害者がセックス依存症になる高いリスク

レイプという最悪の過去を消したくて依存に陥るというのは珍しくありません。男性に対する嫌悪感や汚れてしまった自分に対する嫌悪感、トラウマになってしまった行為を克服するためにと様々な経緯はありますが嫌なはずの行為に依存してしまうのは十分に有り得ます。

阿部定「 境界性パーソナリティー障害」

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事件当初は狂った独占欲の末路と思われていましたが、様々な精神病が発覚した今では阿部定の非常に高い自尊心や自己愛を満たすための事件ではないかと見られています。境界性パーソナリティ障害という精神病だった可能性が高いとして考えられています。

阿部定事件とレイプ被害の関係性

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セックス依存性についてお話ししましたが、レイプされてしまったことで依存性以外にも変わってしまったことは多々あります。阿部定に限定したことではなくそういった事件に遭ってしまった方が受けやすいその他の被害や後のことを説明します。

セカンドレイプを受けていた!?

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もう一度レイプをされることを指しているのではなく強制的な行為があったあとにまたその行為に関することで嫌な思いをしてしまうことです。母親は加害男性と話そうとするなど事件の解決に向けて努力していたようですが、父親は荒れた阿部定を見放してしまい心のケアをすることはありませんでした。

 歪んでしまった性癖

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精神鑑定の結果変態性癖と出ましたが、幼い頃の強姦事件と関わりがある可能性が高いです。初めてを普通でない形で失ってしまった阿部定にとって性行為というものを歪んで捉えてしまった結果、異常な性癖となってしまったと考えられます。

レイプ被害における影響

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性的暴行の被害者が受ける傷は大変に深く、異常性癖やセックス依存性以外にも男性不信となってしまうことがあります。セックス依存性となった果てに体を売る仕事をしてしまうケースも非常に多く更に自分を傷つける道に進んでしまいます。

阿部定の歪んだ愛情表現

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殺してしまった男性のことを愛ゆえのことだと言っていた彼女ですが、その愛情は普通の人では到底理解出来ない非常に歪んだものでした。その歪んだ愛情表現について最近流行りのヤンデレという属性と共にお話ししていきます。

  阿部定は今でいうヤンデレだった

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当時はヤンデレと言う言葉は存在していませんでしたが近年ではまさに阿部サダはヤンデレ過ぎると考えられます。しかし、殺してしまうほどに愛してる人がいながら他の男性と関係を持つのは不特定多数に相手をしてもらいたいというメンヘラの要素も含んでいます。

愛してるから自分のモノにしたい

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石田吉蔵は妻帯者でありながら好きになってしまい、自分だけのものにしたくて殺してしまうというのは純粋な愛情ではなく歪んだ愛情と言えます。好きになってしまうのは仕方ないことですが、誰にも触らせたくないから殺すというのは狂気でしかありません。

様々な名言を残しながら最終回が猟奇的過ぎて代わりに船の映像が出てきたという伝説のアニメ・スクールデイズ。楽しい高校生活を描いたはずのアニメが途中から地獄絵図と変わっていきます。アニメのあらすじが気になる方はこちらの記事をご覧ください。

阿部定ブームに沸いた日本列島

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色恋沙汰の殺人事件であることと加害者が美しい女性であったことで世間はとても騒めきブームと言えるほどのものでした。その時何が起こっていたかを悲しい戦争時代のことと絡めながらご紹介していきます。

阿部定事件頃の重苦しい世相

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狂った殺人事件が起きたすぐ後には第二次世界大戦が起こり、第二次世界大戦の終わりには東京大空襲という悲しい戦争が起こっていました。原爆投下、沖縄での戦争と同じくらいの被害者数が東京大空襲で出てしまいました。

阿部定事件ネタは世間に娯楽を与えた

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最近こそ平和な時代となっていますが戦争の真っ最中でどんよりとした時代であったからこそ話のネタとしてはもってこいでした。戦争の暗い話が続く日本にとって阿部定事件は興味を唆る男女の色事となりました。

戦争時には性に奔放になる説

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身の危険が感じると性欲が高まるという都市伝説紛いの話を聞いたことはありませんか?これは根拠があり、死ぬかもしれないという状況になると人間の本能で子孫を残したいと思うから性欲が高まるのです。

こうした人間の本能が戦争真っ只中の日本で起こっていたので非常に残酷な事件ながらも性的な話で世間は面白がっていました。現代ならまず非難されて自粛されてしまいそうな事件ですが戦乱の時代だったからこそ娯楽として受け入れられました。

あけすけに話した性体験

阿部定が強姦の被害を受けたときにもう結婚出来ないと悲観したように当時の日本では性というものは後ろめたいものと捉えられていました。そのような中で性体験を赤裸々に語った阿部定は羨望の的となり、いわばヒーローのようなものでした。

阿部定事件「昭和11年三大事件」の1つになる

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昭和11年とは教科書にも乗るほどの事件が起きた年で阿部定事件もその一つとカウントされ三大事件の一つとなりました。三大事件の他はクーデター未遂として有名な二・二六事件、豹が動物園から脱走した上野動物園クロヒョウ脱走事件です。

阿部定事件モチーフの映画とインスパイヤされた作品の紹介

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これほどまで世間を騒がせ興味を持たせた事件なのでやはり阿部定事件をモチーフにされた映画が作られました。阿部定事件をモチーフとした映画やインスパイアされた映画、阿部定事件と似ている映画などのアダルト要素の強い映画をお話しします。

阿部定事件モチーフの映画「阿部定 最後の七日間」

阿部定 最後の七日間 [レンタル落ち]

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今はもう引退してしまった幻の人気AV女優・麻美ゆまさんが阿部定を演じています。DVDのパッケージにはR-15と書かれていますが、ほとんどのサイトでR-18と表記されていてポルノ映画という扱いをされています。

映画の内容は最も濃い関係となっていたであろう殺人事件が起こる前の7日間の二人を描いたものです。事件が事件ですのでとても性行為が多い作品で、ことある事にそういうシーンが出てくるので注意が必要です。

阿部定事件にインスパイヤされた作品①「失楽園」

失楽園

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元々は恋愛小説でしたが、大ヒットして映画にもなりアカデミー賞を受賞するほどの人気映画となりました。人気が出たのは映画だけではなく「失楽園」という言葉も流行り1997年の流行語にも選ばれました。

阿部定と石田吉蔵のような関係となる不倫を題材とした映画ですが、少し違うのは二人とも結婚していてW不倫となっているところです。不倫がテーマとなった映画ですがR指定となっていないので他の阿部定をモチーフとした映画と比べると比較的見やすいものです。

阿部定事件にインスパイヤされた作品②「愛のコリーダ」

愛のコリーダ

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描かれた内容は他の映画と変わらず、二人の情事の様子などを描いた作品です。しかし、この映画の凄いところは修正のないエロシーンが上映されていたことや主役を選ぶときに男性器にまでこだわっているなど今では有り得ない逸話があるところです。

阿部定事件と似ている作品「愛の流刑地」

愛の流刑地

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この映画は阿部定事件をモチーフにしているわけでは無いですが、失楽園を書いた作者さんが書いたものです。不倫を題材としているのと愛しているから殺してしまったというところが阿部定事件に似ています。

男がバツイチで女の方が結婚して子供がいるというところが違っていますが真っ最中に首を絞める、録音をするなど異常性癖があるところも類似しています。なお、こちらの映画も最初から性行為をしているなど激しい映画なので見る際は気を付けてください。

阿部定の人生は「愛と性」が凝縮されていた

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とても大きな話題と衝撃を与えた過去類を見ないほどの事件でカリスマとも言われた阿部定でしたが、事件の背景には性暴力の被害者など悲しい過去がありました。殺されるほどに女の人に愛されるのは男冥利に尽きると言うのでしょうか。

最近はヤンデレが流行っていて殺されるほどに愛されたいという方もいらっしゃいますが愛していようが殺人は殺人です。殺したいほど好きになれることはとても素敵なことですが、実際に行動しないようにしましょう。

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