島根女子大学生バラバラ事件について詳しく紹介！犯人や事件の真相とは

島根女子大学生事件とは？広島県で発見されたバラバラ遺体

島根県の大学に通う真面目な19歳の女子大生が広島県の山中で殺されている所が見つかった痛ましいものです。被害者の体の損壊の状態は残忍で猟奇的で無残な姿であったことから、これまで数々の殺人事件を担当してきた警察でさえ絶句するほどの様子だったとして世間に衝撃を与えました。

猟奇的な犯行から警察は犯人の人物像を割り出すべくプロファイリングを行うなどして事件解決への道筋を立てることになりますが、解決までには長い時間がかかりました。他、江東マンション遺体切断事件に関する記事はこちらを御覧ください。

広島県にある臥竜山の山頂付近で女性の頭部が見つかった

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島根県にほど近い広島県内の山中で頭部が発見されたことがこの事件の発端となります。その後次々と発見された遺体の状態は見るも無残な状態で獣に食べられたのではとの憶測もでるほどだったそうです。

遺体の状況などから、通常考えなれないような常軌を逸した殺害方法であった為相当な怨恨によるものではないかとの噂も飛び交い、近年稀にみる猟奇的な事件であったことから世間の人々震撼させネットでも様々情報が錯そうすることとなりました。

矢野富栄が容疑者として浮上するも交通事故死で不起訴処分に

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事件発生当初は、死体遺棄事件として捜査をしていましたが死体遺棄については時効が成立した為、その後警察は殺人へと切り替えて捜査をしていました。しかし、捜査はなかなか進展せず未解決のまま月日は経過していました。

捜査の進捗は低迷を極めており懸賞金などを用意するなどして事件解決に取り組みますが捜査は一向に進みませんでした。ところが、事件から7年後に急展開を迎えることになります。過去の性犯罪事件を警察が調べていたところ被疑者が容疑者として浮かび、警察はこの事件の犯人と特定します。

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犯人が特定されましたが被疑者は不起訴となりました。それは、事故を起こして既に亡くなっていたことが判明したからになります。死亡している被疑者を逮捕することはできないため、不起訴となりり事件は一応の解決を見せることになりました。

島根女子大学生事件について詳しく紹介①遺体が発見される

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ここでは、遺体が発見された経緯や被害者の身元が特定されるまで、被害者の遺体の状況などについて紹介していきます。遺体の様子は凄惨な様子だったことから稀に見る猟奇的殺人であるとニュースでも話題になりました。

2009年11月6日に広島県内の臥竜山で女性の頭部を発見

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2009年の11月、広島県と島根県の境目にある臥竜山の山頂でキノコを獲りに来ていた男性が発見しています。男性は落ち葉の上に頭部のようなものを見つけすぐさま警察に通報したことにより事件は発覚することとなりました。また、発見された頭部は打撲痕のような内出血の後がみられるほか、足で踏みつけられたような跡がついていたと言われています。

女性の頭部から行方不明の平岡都さんであることが判明

遺体の身元特定のためDNA鑑定を行ったところ身元が判明しました。被害者はは10月26日から行方不明になっており捜索願が出されていた、島根県の大学に通う女子大学生であることが分かりました。犠牲となった彼女は司法解剖の結果、死後1~2週間程経過しているとされており行方不明になった直後に殺されたことが判明しています。

平岡都さんの残りの体の部位が次々と発見される

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被害者の遺体の一部が発見されたのは広島県でしたが、島根県との県境であったことや被害者の住所が島根県であったことにより合同での体制となり、多くの捜査員がこの事件の解決を目指して捜査を開始することになりました。

頭部以外は事件発生の翌日の7日に左大腿骨の一部が、さらにその翌日には胴体部分のみが発見されます。9日には左足首がみつかりその10日後19日には爪が見つかりますが、これらのDNA鑑定の結果発見されたすべての部位が被害者の女子大生だということが判明しました。

平岡都さんの遺体の損傷は激しく無残な姿であった

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遺体の頭部は複数の殴打痕跡がありましたがそれ以外にも、足で踏まれたような痕跡がありました。他の遺体の一部の状況もひどく、左大腿骨の一部は肉が落とされており、胴体部殆どの内臓取り出され、乳房はえぐり取られていたと言われています。

あまりにも残酷極まりない凄惨な状態だったため、警察では「動物に食いちぎられたのでは？」と言う声が上がるほど、通常では到底理解できない悲惨な状態だったと言われる程の無残な姿だったそうです。

島根女子大学生事件について詳しく紹介②犯人が見つかるまで

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犯人が見つかるまでに7年を費やしてしまった事件になりますが、犯人特定に結び付くまで様々な目撃情報などがありました。ここでは犯人特定につながるまでに目撃された情報や発見された証拠などを紹介していきます。

バイト先で目撃されていたトヨタの白いセダン「マークⅡ」

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平岡都さんの所在が分からなくなったとされる、10月26日の日に被害者のバイト先の近くで白いセダンが目撃されておりこの車が事件と何か関わりがあるのではと言われていました。ところが事件はその後進捗をみせず、死体を遺棄した罪に関しては時効が成立して今います。その為2012年から殺人際に切り替えて捜査を継続していました。

他にも黒い車の男に容疑がかけられるも勘違いに終わる

平岡都さんの交友関係などから容疑者とされる人物は何名か浮上していましたが、決定的な証拠を得ることができませんでした。また被害者のストーカーではと思われる黒い車の男の存在がありましたが、これは勘違いであったことが判明しています。

平岡都さんの暮らす学生寮の近くで靴が見つかる

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捜査を進めるにあたり、被害者の女子大生の帰宅ルートの道中で靴が見つかり、被害者の遺留品の可能性があった為、事件の手がかりになるのではと目されていましたが、最終的には発見された靴が被害者のものであったのかどうかは特定はできなかったとそうです。

事件から7年後！性犯罪経歴から矢野富栄が容疑者として浮上

ついに警察は過去の犯罪歴を調べ上げた結果1人の男を容疑者として浮かび上がらせます。容疑者みなした根拠は事件当時容疑者のこの男性は被害者が居住していた市のソーラーパネル会社の営業所に勤めており事件当時事件現場付近を容疑者の男の車が走っていたことが判明します。

周囲に「大変なことをした」と漏らしていた

矢野富栄は平岡都さんのものと思われる頭部が発見された日の11月6日に勤め先の社長に2日間休みが欲しいと申し出て休みを取得しています。被害者の死亡推定日時以降から休みを申し出る11月6日まで普段と変わらない様子でおかしな行動などは何もなかったそうです。

しかし、普段と変わらない生活をしていた一方で知人に「大変なことになった」と打ち明けていたそうです。詳細については何も語っていない為、殺害のことなのかの真相は不明ですが、時期からみて今回の殺害の事なのではとの憶測が出ています。

島根女子大学生事件について詳しく紹介！③犯人が死亡

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被疑者が特定され事件が解決したことは喜ばしいことでしたが、被疑者が罪に問われることはありませんでした。残忍な犯罪を犯したにも関わらず何故罪に問われなかったのか真相に迫ります。

犯人として名前が浮上してから2日後！矢野富栄は事故死

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事件が明るみになった2日後に矢野富栄は急遽仕事の休みをとり近所の人に2年前に病死した父親の墓参りに行くと告げ母親と共に出かけているのが目撃されています。しかし、出かけた先で交通事故にあい死亡しています。

しかし、この事故には様々な疑問点が残されているそうです。それは、事故にあいそうになった場合、ブレーキをとっさにかけるものですが現場にはブレーキ痕がなかったことや車がスリップしたのであれば残っているはずのスリップ痕もなかったことから、自殺目的での事故であり母親を巻き込んでの無理心中だったのではと推測されています。

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また、一部のネットユーザーの間では母親は矢野富栄を自慢の息子であると周囲に自慢していたことがある為、息子の罪を知っており納得の上で自首ではなく共に死を選ぶ無理心中をしたのではないかと憶測が出ています。

矢野富栄のデジカメから決定的な証拠が見つかった

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警察は家から証拠品となるものを集めた結果カメラのメモリの中には殺害に関する決定的なものが見つかりました。メモリに残された画像40枚の内には、遺体を損壊している様子の写真も残されていたそうです。

遺体が切断されている様子のお風呂場の映像は事件当時被疑者が住んでいた益田市の部屋であることが判明しており、これまで明らかにされていなかった死因についてもこの残された映像から特定することができました。

事故死してしまった矢野富栄は不起訴処分に

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矢野富栄は殺人・死体損壊などで書類送検されますが、不起訴となってしまいました。遺族からすれば自分の娘があまりにも残虐な方法で殺されたのに犯人は不起訴処分となってしまったことに憤りを感じると話しています。

しかし、犯人の生死も不明で大切な家族を奪った人間が今も平然と生きて通常の人間と同じような生活を送っているのかもと考えるよりは、死亡していても犯人が特定わかるほうが、少しは心の痛みは取れると話す遺族もいます。

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死亡者には裁判で有罪・無罪の判決を下すことは法律で決まっているためできません。警察には事件を処理する権限がありませんので、検察に書類を渡した後に操作が適切に行われていたのかを確認します。その確認に基づいて検察が最終的な判断をする仕組みになっています。

島根女子大学生事件の犯人・矢野富栄の生い立ちについて紹介

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近年稀に見る猟奇的な殺人を犯した犯人にはバンド活動をしていた過去があるそうです。学生時代やバンド活動時代・サラリーマンとして働いていた時期など今までの生活について紹介していきます。

母も美人で矢野富栄もイケメンと評判だった！

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犯人の男性が生まれ育ったのは山口県にある下関です。兄弟は下に弟が1人をり両親との4人家族でした。裕福ではありませんでしたがクリーニング店を経営していたそうです。母親は近所では色白で美人な方だと有名でした。母親の遺伝が強かったのか、息子もイケメンと言われていたそうです。犯人として顔写真が公表された時もイケメンであると話題になるほどでした。

また、近所の人の話では矢野富栄の事を真面目な印象で悪いことをするようには思えないや、昔は挨拶を元気よくして明るく弟一緒に出掛けるところをよく見かけていたと犯罪を犯すようには見えなかったと周囲の人は口をそろえて話していました。

ごく普通の家庭で大人しく真面目に育った矢野富栄

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中学生のころは、陸上をしており部活ではキャプテンも務めていたそうです。高校は北九州の高校に進学し特進クラスだったことから勉強もよくでき真面目で柔道経験で一人だけ黒帯という文武両道だったことが明らかになっています。しかし、真面目で硬すぎるという印象を持たれていたからなのかモテたりすることはなく目立つこともなかったと言われています。

一浪して国立大学に合格！しかしその後に中退していた

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成績優秀だった為防衛大学に現役で合格しますが、理由は不明ですが防衛大学には進学せずに浪人することを選んでいます。1年後、福岡県の国立大学の夜間部に進学をしていますが、卒業はしておらず途中で退学しています。

大学中退後はフリーター兼バンドマンとして活動もしていた

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大学を中退した後矢野富栄は地元でアルバイトをして生計を立てていました。バンド活動を始めドラムを担当していたそうですがバンド仲間と折り合いが悪くなったことを理由に、バンドを脱退して上京したと言われています。

ドラムの実力には定評があったとされており、プロデビューもしていたと言われていますが真相ははっきりしていません。またドラムだけでなくピアノの腕前もすごかったようで、ドラム・ピアノに関しては実力持ち主だったようです。

矢野富栄はSNSサイト「mixi（ミクシィ）」を更新していた

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矢野富栄は当時はやっていたmixiを頻繁に更新していました。「dr.よしゆき」のアカウント名を使用しており趣味の音楽や仕事のことを書きこんでいたそうです。プロフィールには「連絡をくれ」等と書いていましたがその後に、「去る者は地獄の果てまで追う。」「声をかける際は注意」と攻撃的な文章を書いていたそうです。

また、ジストニアという筋肉が動きにくくなる病気にかかっているとmixi上での書き込みもあり楽器を弾くことが難しくなった等の書き込みもあったそうです。音楽活動をする人間にとって筋肉が思うように動かないのは致命的ともいえるでしょう。