更に心や体を無残に傷つけられた幼気な少年少女たち、そして遺族たちの事を『アホなやつら』と呼んでいるのです。当事者ではない私たちが聞いても、なめくさっている態度であると感じますが、被害者や遺族たちはそんな風に言われたら、想像できないくらい腹正しく怒りを感じた事でしょう。現に逆上して激昂してしまった人もいるくらいなのです。
宅間守の発言②死刑にしてくれてありがとう
このように発言していますが、これはまだ最終的な判決が言い渡される前にそう言い放っており、自身もこの時死刑が免れない事を把握しており、更に余裕な態度を示しているのです。彼は犯行前から最終的に死刑になって死んでもいいと考えており、できるだけ多くの罪のない人間の命を奪おう、多くの人間を傷つけようとしていたのです。
そして死刑という判決に対して感謝の意を示しているのです。自分は常人とは違って死など怖くはないとアピールしている様にも見えますし、自分の死を待ち望んでいるかのように捉えれます。彼とういう人物、人格は私たちの測りではとても測りきれないほど常軌を逸していたのでしょう。
宅間守の発言③(子供たちに対して)死んでくれてありがとう
彼はこの世を断つことを死ぬことに対して、憧れや希望している考えを持っていて、自身の手で殺めて命を奪った幼気な少年少女たちのおかげで死刑が執行されると考えたのです。つまり望み通り死刑判決が言い渡されるようになったのは殺めた亡き尊い少年少女たちのおかげだから、感謝の意を述べているということなのです。
もし自分の大切な人の命を奪った残虐な犯人、殺人鬼からこんな風な発言を実際に聞いたらどうでしょうか?きっと黙っていられず逆上して怒りが収まらないはずです。実際に裁判に出席した遺族たちの心情は怒りが収まらず憎悪すら覚えたのではないでしょうか。
宅間守の発言④ぶすぶす事件は面白い!
『ぶす』とは不細工や顔が整っていない人物に対しての悪口ではなく、鋭い刃物で人間の柔らかい皮膚や身体を貫くときの擬音の事であり、彼は多くの幼気な少年少女たちを刃物で突き刺していたのでぶすぶすと表現しており、更には面白いと非人道的な感性を顕わにしたのです。
彼は更にもし宝くじが当たってお金持ち、裕福になっていたとしたら今回のセンセーショナルな事件は起こしていないと、『ぶすぶす事件』と表現して発言したそうです。どこまでも人の道を多く外れた人格者であることが見受けられます。
宅間守の発言⑤あの世でも子供を追いかけ回してしばいたる!
彼は望み通り死刑が執行されこの世を他界した後、あの世でも幼気な少年少女たちを傷つけて回ると発言しているのです。反省の色が一切見受けられないのも勿論ですが、他者に対して一切関心がなくどうとも思ってないないサイコパスな精神を持っている片鱗を見せているのです。
犯した罪の大きさ、反省する様子や謝罪の態度が一切ない彼が、あの世に行ったとしてもエンマ大王様によって地獄に連れて行かれるのではないでしょうか?そんな空想の話はさておき、この世界に二度と彼のような残虐で卑劣な人間が生まれない事を祈るばかりです。
宅間守の判決は「死刑」
彼の残虐性な犯行や罪の大きさ、8人もの幼気な少年少女たちの命を奪い、一切反省の色がなく謝罪もない態度も見せ、世間や周りの予想通り極刑にあたる『死刑判決』が言い渡されました。しかしこの判決は死を望んでいた彼の思惑通りという結果になってしまったのです。
残虐性の高い犯行に及んだサイコパスと言える彼の命をもってしても、犠牲者や遺族たちの悲しみや苦しみ、やり場のない怒りは晴れる事はないのでしょう。後述でも解説いたしますが死刑が執行されるまで一度も反省の意や謝罪の言葉はありませんでした。
宅間守の死刑判決から死刑執行まで
実際に裁判で死刑判決が言い渡され、『死刑囚』となり刑務所に収容されたあと執行されるのは数年後の事になるのですが、サイコパスで異端な人格者を有する『宅間』死刑囚の場合は違いました。なんと彼は裁判で最終的な判決が言い渡され死刑囚となってから1年という短い時間を過ごして、死刑が執り行われこの世を去っているのです。
果たしてなぜ死刑執行が早くなったのか?また彼は死刑判決が言い渡されたあとどんな様子だったのでしょうか?そしてどんな言動をしたのでしょうか?次に死刑囚となった彼にスポットを当てて解説していきます。
宅間守の死刑までの様子①弁護士に宛てた手紙にも反省の色はなし
死刑囚となった彼は担当する弁護人に手紙を宛てました。普通は事件を引き起こしてしまったこと、自身の罪の意識や犯行に及び人の命を奪ってしまった後悔の念や謝罪の気持ちが綴られるのですが、彼はやはり普通ではなかったのです。そこには『お金』の事や『私利私欲』の事しか書いていませんでした。
『シャバならばお金が無くても盗めば何でもできるが刑務所ではできない。』『少しでも充実した刑務所生活が送りたい。』『暇なので雑誌などを購入したい。お金があれば美味しいモノが食べれる。』など死刑囚であれば、普通は頭によぎらないであろう自分の私利私欲の事についてしか綴られていなかったのです。
更に再犯を示す内容も
更には自身が逮捕され身柄が拘束されるまえに、自宅に残していた『宝くじ』が当選しているかどうかの事を気にする内容。また『ぶすぶす』と刃物で将来輝かしい未来を送るであろう子供たちの命を奪いたいと死刑囚となった状況でもそのように殺人を犯したいという、重いのふちを明かして手紙に綴っているのです。
宅間守の死刑までの様子②事件見分では「申し訳ない」と手を合わせた
反省の意や謝罪の言葉が全く見受けられなかった死刑囚ですが、初めて執り行われた裁判では『命をもって償う』と反省の意や謝罪の様子が伺え、また証拠や事件、犯行などを調べる事件見分では『申し訳な』と手を合わせたのです。本心はどのように考えていたか分かりませんが、少しは謝罪や反省をしていたのでしょうか?
宅間守は死刑を早めなければ国を訴えるつもりでいた?
死刑囚となった彼は担当する弁護士を通して、法律上の規則を駆使して死刑執行を判決から半年以内に執り行うという要求をしましたが、更にもし望み通り半年以内に執行されないのであれば、当時の法務省のトップつまりは国務大臣をいくつかの罪で訴えるという意向を示したのです。
結局望み通りに早期に死刑が執行されこの世から去ることになりました。後日談になりますが担当した弁護士によると本当に国を訴えるつもりはなかったと供述しています。なぜそこまで『死』に執着していたのでしょうか?大多数の世論としては、罪のない幼気な少年少女たちを巻き込まず自分だけで死んでほしいという意見であります。
宅間守は死刑の際、妻にのみ感謝の言葉を送っていた
恐らく死刑囚になっても彼は獄中の中で、所持していたお金を使ってそれなりに美味しいモノを食べて、望み撮りに雑誌などを読んで表現に語弊があるかもしれませんが有意義に過ごしていたと考えられます。
彼は死刑が執行される直前には煙草を吸って、またジュースを口にしています。そして最後の瞬間には当時の内縁の奥さんに対して『ありがとう』と刑務官を通して伝えられていました。結局生前の彼からは引き起こした事件や被害者、遺族に対しての反省や謝罪の気持ちは述べられず、そんな態度も一切見せなかったのです。
宅間守の事件の動機とは?
こうして多くの幼気な少年少女たちの心と身体を傷つけて、尊い命まで奪った殺人鬼は死刑囚となり自身の望み撮りに早期に死刑が執り行われこの世から去っていったわけですが、果たして彼はなぜ幼気な少年少女たちを狙ったのでしょうか?なぜ残虐性の高い犯行に及び凄惨な事件を引き起こしたのでしょうか?次に気になる彼の動機について解説していきます。
宅間守の動機①高学歴・高収入への強烈なコンプレックス
彼は少年時代からお金持ちというよりも、地位や権力に強い憧れを抱いており、小学生ながらにしてエリートな将来を見据えて、優秀な中学校に進学する事を希望していたり自衛隊に憧れを持っていました。自身の目標や夢が叶わなかった為、エリートや富豪たちに強い妬みやコンプレックスを抱えていたのです。
宅間守の動機②自殺の道連れにしたかった
ここまで読んでいただければ、理解して頂いているはずですが、彼は死にたいとこの世を断ちたいとう願望があったのです。更に彼はどうせ一人で死ぬならだれかを道連れにしたいと身勝手な欲求があったのです。また彼の口から道連れとなる人間は多ければ多いほうが良いと述べています。
残虐性の高い犯行に及び凄惨な事件を引き起こした一つの動機として『自殺の道連れにしたかった』という理由があったのです。世間や被害者、その遺族の多くの意見として勝手に一人で死んでほしいと考えるのも頷けるのではないでしょうか?
宅間守の動機③別れた妻に後悔させるため
更に身勝手で腹立たしい動機がありました。それは彼は別れたつまりは離婚した妻に後悔させるためにという理由です。殺人鬼となり大きな罪を犯した自分と以前内縁の関係を持っていた事を後悔させるためなのか、関係のない他人の命を奪う犯行に及び事件を引き起こしたのは別れた事、離婚が原因であると戒めるためなのかは分かっておりません。
どちらにせよ非常に身勝手な動機であり、そんな理由で幼気な少年少女たちの命を奪うなどあり得ないですし甚だ遺憾なのです。ちなみに『別れた妻』とは複数の人物が該当して、実は離婚再婚を繰り返していました。この事に関しては後述にて詳しく解説していきます。
宅間守の動機④自分の苦しみを多くの人に味わわせるため
また彼は自身の『苦しみ』を同じように他の人たちに味合わせようと考えていたと供述しており、これも動機の一つなのです。その苦しみとはどういった物なのか詳しく語られることはありませんが、この後解説する彼の生い立ちや経歴などを理解すれば、少しどういった物か察する事ができるのではないでしょうか?
いずれにしても彼は自分以外の全ての人間や物、社会に対して強く憎悪の気持ちを抱いていたのでしょう。そんな妬みや憎しみの感情から、自身の身勝手な欲求から残虐性の高い犯行に及び凄惨な事件を引き起こしたのです。
犯行を決意した時はいつだったのか?きっかけは?
非常に身勝手な動機から残虐な犯行に及び、痛々しい凄惨な事件を引き起こしたわけですが、彼が小学校に侵入して自らの手で幼気な少年少女たちの命を奪おうと計画した瞬間、即ち犯行を決意した時は一体いつの事だったのでしょうか?また何かきっかけがあったのでしょうか?
きっかけとなったかもしれない出来事?
後述で詳しく解説しますが、かつての彼の内縁の3番目の妻と離婚して別れた後も、一方的に因縁をつけて未練がましく付きまとって、トラブルや金銭を巡っての裁判を起こしていたのです。そして残虐な犯行に及び凄惨な事件を引き起こす前日、彼は3番目の妻とよりを戻したい一心で、担当の弁護士に離婚を取り消すための訴訟に関する電話をしていたのです。
事件前日の晩に決意した
そして事件前日の夜に彼はこれまでの人生や過去をふと振り返りました。自分が抱える多額の負債や、色々な災難や不幸に見舞われていたことを思い返し、全部別れた3番目の妻や社会のせいだと責任転嫁して考え初め、どうしたらこの社会とかつて内縁の関係であった3番目の妻に復讐できるか考えたのです。
更に彼はそのころ度々死のうと考えており、自殺未遂に及んだこともあったのです。そこで彼はどうせ死ぬならずっと妬みや僻みを持って強い劣等感を抱いていた、優等生やエリートを一緒に道連れにしようと考え犯行を計画し決意したのです。それは事件が起きる前日の晩の事だったのです。