マンゴーワームってどんな虫?
マンゴーワームは蠅の幼虫でウマバエの仲間です。いろんな動物にとりついて困らせるのです。名前からは想像できませんがとんでもない厄介ものなのです。そんなマンゴーワームの生態について紹介していきます。
マンゴーワームの生態情報まとめ
マンゴーワーム、さて、この生き物はいったいどのように犬に寄生するのか、寄生された犬はどのような状態になってしまうのか、マンゴーワームは如何にして動物の体を蝕んでいくのかを紹介します。
マンゴーワームの生態①犬を宿主にする寄生虫
マンゴーワームはハエの一種でウマバエの幼虫です、ウマバエの体の大きさは12~17mmでハエの仲間では大型の種類にはいります、幼虫であるマンゴーワームは5~8㎜程度の大きさで胴体には円周上にいくつもの棘があります。
マンゴーワームの生態②成虫が数百個も卵を産む
成虫のウマバエは数百単位の卵を犬の皮膚に産卵します、孵化すると皮膚の中に潜り込み成長すると皮膚の外へとでてきます、成熟したマンゴーワームは宿主をはなれ土の中で蛹となり成虫になるのを待ちます。
【閲覧注意】寄生された犬の動画が話題に、、、
マンゴーワームの脅威と驚異をとらえた動画です。あまり読者の皆さんにはおすすめできるものではなく、見てもらいたいとは思いませんが、何が何でも見てみたいとおっしゃる方は食事は取らずに自己責任でおねがいします。
【閲覧注意】
マンゴーワームの気になる感染経路とは?
いったい、どのようにしてマンゴーワームは感染するのでしょう、体のどんな所に感染し、飼育方法などの違いでも感染をふせげるのか、可愛いペットをマンゴーワームから守る事ができるよう、紹介していきます。
マンゴーワームの感染原因①傷口
マンゴーワームの感染経路として上げられるのが体の傷口からや、年老いてあまり動けなくなった老犬の床ずれ部分のジュクジュクした所は、ウマバエが卵を産み付けやすく感染しやすい箇所になっているようです。
マンゴーワームの感染原因②屋外飼育
マンゴーワームが感染してしまうのは屋外飼育をされてる犬たちの方が、より大きなリスクをともないます。暖かい季節の屋外ではウマバエの活動も活発で繁殖には都合がいい状態ですのでペットの怪我など衛生面には特に注意してあげましょう。
日本には生息していない
果たして、マンゴーワームは日本にもいるのか気になる事ですよね。こんな危険な昆虫が飛び回っていたら、安心してペットも飼えませんからね、今のところ日本では確認されていませんが実際にはどこの国、地域に生息しているのでしょう。
マンゴーワームの生息地
通常日本から遠く離れた中央アメリカや南米、南アフリカまた、東南アジアなどの熱帯地域にマンゴーワームは生息しています。もしも、この地域にご引っ越しや旅行の計画がある読者の方はご注意ください。
マンゴーワームが寄生するのはいぬだけ?
マンゴーワームは、犬いがいにどんな動物に寄生しているのかちょっと気になりますよね。うちの猫は大丈夫なのかペットではないけど牛や豚を飼っている農家の方たちにも心配になってくる問題です。
人間に寄生した事例なし!
マンゴーワームがもし人に寄生したら、考えただけでもゾッとしますね。私はあの動画を見ましたが、人があんな状態になれば、ショック死間違いなしです、でも安心してくださいマンゴーワームが人に寄生した事例は報告されていません。
そもそも、マンゴーワームの成虫であるウマバエは馬やヒツジなどの動物を寄宿として産卵し寄生することでその種をつないできました、そんな寄生虫に興味のある方はこちらの記事でも書かれていますので紹介します。
猫やほかの動物は?
マンゴーワームの寄生する動物は、犬だけに限らず哺乳動物であれば馬やヒツジ等色んな動物に驚異をあたえています。ペットとして飼われている動物では猫にも寄生します、私も子猫の鼻に寄生したマンゴーワームを取り出す動画を観ましたが、ペットが飼えなくなりそうな程のショックです。
マンゴーワームに寄生された時の症状は?ワンちゃんの様子に注意!
こんな寄生虫が体に入ったらペットの犬たちはどんな症状を見せるのか、どうしたらマンゴーワームに感染された事に気づいてあげられるのか、ワンちゃんたちのチョットした異変を見逃さないようにしてあげる事が大事なことだと思います。
マンゴーワームの症状①痛みや不快感
マンゴーワームの成虫はペットが怪我した所や正常な皮膚からでも卵を体内に埋め込みます、そして孵化したマンゴーワームはペットの肉を食べながら成長していきます、体内で蠢くので痛みや発熱、不快感でぐったりして痛々しい鳴き声をあげたりします。
マンゴーワームの症状②食欲低下・下痢
日頃からペットを詳しく観察していることが一番大切になってきます、急にワンちゃんの食欲が低下したり日頃見られない下痢や血便の症状があらわれたり体臭がきになるような時には急いで動物病院での診察を受けさせてあげてください。マンゴーワームの感染に気付いてあげられるのは飼い主さんだけなのです。
マンゴーワームの症状③アナフィラキシーショックの可能性も
また、マンゴーワームの感染に気付いても飼い主さんご自身で取り出したりしないでいで下さい。マンゴーワームの体が切れて体液が漏れたりたりすると、感染症にかかってしまう恐れがあるのでご自分での判断は危険です。
マンゴーワームの体液にはアナフィラキシーショックを引き起こす物質が含まれているからです。アレルゲンによりアナフィラキシーショックを起こすと生命に危険が及びます血圧低下や意識障害を起こす状態になってしまうと大変なので病院での治療を心がけてください。
マンゴーワームの治療方法はある?
マンゴーワームに感染されてしまうと、どういった治療法があるのか、また、どんなメリットやデメリットがあるのかも気になるところです。他の寄生虫の治療法も交えながら、より良い治療法を紹介していきます。
マンゴーワームの治療法①切開で除去
マンゴーワームを取り出すには、外科的手術で患部を切開してマンゴーワームを取り出していくようです。マンゴーワームの体が途中で切れてしまうとアナフィラキシーショックを起こす可能性があるのでこの方法が安心できるのではないでしょうか。
サバ、アジ、イワシ、イカ、などに寄生するアニサキス、寄生した魚介類を食べてしまうと感染します。このアニサキスの治療も内視鏡をつかい胃の粘膜に穿入しているアニサキスを鉗子で摘出する外科的治療法が用いられます。
マンゴーワームの治療法②幹部を塞いで除去
感染したマンゴーワームを取り出す方法として面白い物があります。マンゴーワームが寄生した部位にワセリンを塗り込み、呼吸するのに必要な皮膚の穴を塞ぎマンゴーワームが出てきたところを患部から引き出すだす治療法です。
マンゴーワームの治療法③圧迫して除去
こちらの除去する方法はYouTubeの動画でもよく見られますが、皮膚の中にいるマンゴーワームをニキビでも取るように穴の周り皮膚を圧迫してマンゴーワームをしぼりだして除去していきますが、かなりの痛みをともないます。この方法はペットへの負担が大きいので外科的手術の方が飼い主さんも安心かもしれませんね。
マンゴーワームの治療法➃薬剤投与
マンゴーワームの治療薬はイベルメクチンという薬を用います。マンゴーワームが体内を移動して居場所が特定できなくなった場合にこの薬を使用します。寄生虫を殺したり体内から排出するために使用します。しかし、この薬には副作用があることも知っておくことが必要かと思います。
主な副作用は、下痢、食欲不振、腹痛、便秘などまた、皮膚などに痒みや発疹がみられる場合もあります。フィラリアを保有している犬にも使用できませんので注意してください。犬種によっては副作用には気をつけてあげてください遺伝的に副作用をおこす事もあり注意が必要です。
マンゴーワームの治療後は要注意!
皆さんも顔にニキビができた事ありますよね。私も気になるニキビを無理に潰してしまい今だにしっかり傷跡が残っています。さて、マンゴーワームが寄生した痕はどうなってしまうのでしょうか、気になりますよね、治療によって患部がきれいになれば良いのですが。