冷たい熱帯魚のあらすじとネタバレ!埼玉愛犬家連続殺人事件も解説!

これは主犯格の二人が起こした一連の連続殺人を指しています。特に脚光を浴びたのはその犯行動機と殺害後の亡骸の隠滅方法です。その猟奇的な手段は、マスコミにも取り上げられ世間の脚光を浴びました。

冷たい熱帯魚のモデルの埼玉愛犬家連続殺人事件とは

4657743 / Pixabay

この凶行は主犯格の二人が起こしたとされる立件された4件の凶行を指していいます。犯行の動機は一般的には彼らの経営するペットショップでの犬の売買に起因する金銭のトラブルといわれています。意識されたのは残忍な方法による亡骸の隠蔽方法です。

犠牲者は30人以上と言われている

meineresterampe / Pixabay

ある証言によれば犠牲者は30人を超えているとも言われていますが、同時期に発生した「地下鉄サリン事件」や「阪神淡路大震災」がマスコミの意識を集めた結果、全容は明らかにされることはありませんでした。

遺体なき殺人事件

LoggaWiggler / Pixabay

亡骸をばらばらに解体して燃やしていました。燃え残った肉片は川に流して魚に食わせ、粉末になるまで燃やした骨を山に撒くことで、亡骸を完全に消し去っていました。残るのは腕時計や小さな歯のかけらだけです。証拠にはなりません。

亡骸を見つけることができなかった警察はこれをきっかけにして追求したい余罪をあきらめざるをえませんでした。関根の周りには結構な頻度で行方不明者が出ていて、その関連性も亡骸がないため追及することはできませんでした。

GoranH / Pixabay

一連の凶行の現場となった跡地についての記事になります。今では廃墟となったペットショップ跡地は心霊スポットとなり、廃墟マニアが訪れる場所として有名になっています。住所や現在についてはこちら。

冷たい熱帯魚と埼玉愛犬家連続殺人事件の類似点①「ボディを透明にする」

Myriams-Fotos / Pixabay

作中で行われている亡骸の処理方法は、亡骸に対して行っていた方法をそのまま忠実に再現しています。毒殺した後の亡骸の存在を無くしてしまう通常では考えられない方法で行われていた亡骸の処理方法を紹介します。

冷たい熱帯魚の遺体に醤油をかけて高温で焼却は実際行っていた

StockSnap / Pixabay

殺人鬼村田が、演出の中で骨を火に入れる前に醤油をかけてから火にくべるというシーンがあるのですが、これは現実の凶行でも行われており、醤油をかけることによって、匂いを消す効果があるのです。

冷たい熱帯魚と埼玉愛犬家連続殺人事件の類似点②主人公像

Alexas_Fotos / Pixabay

現実の人物をベースにして描かれた中で、社本の見本になっているのは主犯二人に対して協力者となる山崎永幸です。普通の男が恐怖にかられ、凶行の手助けをするようになったきっかけは何だったのでしょうか。

冷たい熱帯魚の主人公のモデル①脅されて協力していた

sik-life / Pixabay

山崎は経営哲学を学ぼうとたびたび関根の元を訪れていました。ある日一緒に経営しようと誘われますが現実は単なる使い走りという扱いでした。関根は山崎自身や家族の命を脅迫し、凶行に協力させます。山崎はそのころ群馬県の山中で一人暮らしをしており、脅され証拠隠滅のための死体損壊や遺棄の凶行を手伝うことを強要されます。

冷たい熱帯魚の主人公のモデル②自身や家族に被害が及ぶのを恐れた

tunaolger / Pixabay

そのころ家族と別居して群馬の山中で一人暮らしをしていた山崎は、自身の命はもちろん離れて暮らしていた妻や子供の命までを狙われるような脅迫をうけており、指示に従わざるを得ない状況においこまれていました。

冷たい熱帯魚の主人公のモデル③服役後は実録本を出版している

LibelSanRo / Pixabay

一連の凶行に巻き込まれてしまったため、逮捕後検察から持ち掛けられた「司法取引」を反故にされながら懲役3年の刑期を終え出所した後、山崎永幸として「共犯者」、離婚後志摩永幸という名前で「愛犬家殺人」という本を出版しています。

冷たい熱帯魚と埼玉愛犬家連続殺人事件との類似点③犯人像

Alexas_Fotos / Pixabay

劇中でも相当な凶悪な男として描かれましたが、ベースになった関根もフィクションに負けない様々なエピソードを残しています。子供のころの話から女性遍歴、凶行のきっかけから最期までを紹介します。

冷たい熱帯魚の犯人のモデル①ウソつきで女好きの凶悪犯

vojta_kucer / Pixabay

見た目はやくざのようにいかつく近寄りがたいものでしたが、ユーモアがあり人を惹きつけるトークのできる男で在日朝鮮人でした。子供のころは嘘ばかりつくことから「ホラ元」とよばれていました。

19歳で一度目の結婚をし、それから5回の結婚と離婚を繰り返し、娘の同級生にまで手を出した男が最後に選んだ女性は風間博子でした。二人は離婚しているのですが、節税のためだったと言われています。

NEXT 冷たい熱帯魚の犯人のモデル②借金苦から殺人に手を染める