冷たい熱帯魚のあらすじとネタバレ!埼玉愛犬家連続殺人事件も解説!

冷たい熱帯魚はR-18の映画で、実際にあった埼玉愛犬家連続殺人事件がベースになった作品です。冷たい熱帯魚に登場する「ボディを透明にする」という遺体の処理の手口は実際の事件がモデルになっています。冷たい熱帯魚のあらすじとモデルの事件について紹介します。

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冷たい熱帯魚とは?実在の殺人事件が元のR-18映画!

2010年に公開され、1993年に起こった忌まわしい凶行をベースにしています。現実に起きた凶行をベースに撮られた傑作で、R-18指定であるにもかかわらず、数々の賞に輝いています。そして「家賃三部作」に該当します。

冷たい熱帯魚はどんな映画?

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現実に起こった凶行をベースに撮られたものはいろいろありますが、これほど題材とした凶行も含めて突き抜けたものはそうそうありません。これは、公開時から話題となっており今なお伝説になっています。

R18指定のエロ・狂気の映画

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まず断っておきますが、R18指定でも生ぬるいと言わざるを得ないほどのエログロです。しかしR18指定でありながら、数々の賞を受賞した名作でもあります。監督・脚本は園子温。代表作は「自殺サークル」・「愛のむきだし」など。過激でインパクトのある作品を大量に世に出しています。

主役を演じるのは吹越満。おどおどした演技が役にばっちりはまっています。特筆すべきは村田役のでんでん氏。他の役ではいいひとのイメージが強いのですが、こちらではなかなかに「いかれた」役を演じられています。

園子温監督の実話の事件をモデルにしたシリーズの一作目

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現実の凶行をベースに撮られた「家賃三部作」の一つです。R18指定であるにも拘わらず、報知映画賞・監督賞、最優秀男優賞。ブルーリボン賞・作品賞。東京スポーツ映画大賞・作品賞、監督賞、助演男優賞。日本アカデミー賞・助演男優賞など、数々の賞を受賞しています。

冷たい熱帯魚の感想を紹介!

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映画を観た人の感想を紹介します。皆さん事前に情報を聞いた上で観たり、調べた結果観ているはずなのですが、予想していた以上にきもかった、グロかったという感想が多く見受けられます。特にグロい方へはかなり覚悟する必要があるかもしれません。

みなさんがつぶやかれているように本当にすごいのです。でも人に積極的に薦めることは憚られる、そんなストーリーです。なぜなら頭おかしいのではないか、と疑われること請け合いですから。でも見てみると面白いです。見ようか見まいか迷っているなら思い切って見た方が良いです。

冷たい熱帯魚のあらすじは?【ネタバレ注意!】

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3年前に妻と死別してから若い後妻と再婚した社本(吹越満)は熱帯魚店を経営していました。前妻との娘と、後妻との確執に向き合わなかった結果、娘が万引きをしてしまい、窮地に立たされてしまいます。そのトラブルを村田が解決してくれたことで村田夫妻との接点が生まれます。

彼らとの交流が進んだころ、社本は利益の大きい「高級魚」の取引を二人から持ち掛けられますが、それが彼らの悪逆非道な「ビジネス」だと知ります。凶行と死体遺棄の片棒を担がされることになった後は彼の言いなりだったのですが、最後にはぶち切れ、妻を殺した後自殺をして幕を下ろします。

冷たい熱帯魚のあらすじ①登場人物まとめ

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R18指定であるにも拘らず、数多の賞に輝いたのも、受賞できたのには相応の理由があります。現実の凶行をベースにしたシナリオの恐ろしさも、役者陣の実力が伴わなければしらけてしまいます。キャラクターとそれを演じる役者を紹介します。

社本信行(役 吹越満)

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熱帯魚屋を経営する気弱でうだつのあがらない男です。後妻と前妻との娘の3人で暮らしていたが、娘との関係にきちんと向き合えなかった結果、娘が万引きをしてしまいます。このトラブルをきっかけとして村田幸雄と出会い、凶行に巻き込まれていきます。

演じるのは俳優吹越満。1965217日生まれ。青森県出身。多くのドラマ、舞台で活躍中です。代表作は「警視庁捜査一課9係」、「釣りバカ日誌~新入社員浜崎伝助~」。ザテレビジョンドラマアカデミー賞で助演男優賞を受賞しています。

村田幸雄(役 でんでん)

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