現場近くの森林や山中にいるだろうと考えてしまうのは無理ないので、自衛隊の施設内で滞在していたという意表を突く結果になってしまったので、発見できなかったのはしょうがないと言えるのではないでしょうか。
田野岡大和くん捜索②警察犬も出動するも難航
人間の嗅覚の『5000倍』以上と言われる犬の生態的な能力を更に指導や教育で高めて、訓練された『警察犬』も導入され、少年の来ていた服や遺留品から匂いを嗅ぎ取って捜索に当たりましたが、捜索は難航してしまいました。連日雨が降り続いていたので、匂いが直ぐになくなってしまったのではないかと考えられます。
日本の警察犬
世界で初めて警察犬が導入されたのは、100年以上も前のドイツです。その後段々とヨーロッパ諸国を中心にその技術が取り入れられて、日本に導入されたのは現在から106年前の明治45年、つまりは大正元年と言われています。日本では警察犬種にドーベルマンやゴールデンレトリバーをはじめとする7犬種が指定されています。
田野岡大和くん捜索③ヘリコプターも導入
出動したのは嗅覚が並外れた警察犬だけではありませんでした、なんと『ヘリコプター』まで出動する大事態にまで発展したのです。地上からだけではなく上空からも、いなくなってしまった少年の事を捜索したのです。
映画やドラマでよく演出上登場しますが、ヘリコプターを使った捜索は非常に範囲が広く視認性が高いのです。必死の捜索が行われましたが、結局身元が現在まで発見されていない少年少女たちは意外と少なくありません。『松岡伸矢』くんもその一人です。彼の事について気になる方や興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
田野岡大和くん捜索④自衛隊捜索費用について賛否両論
今回動員された警察官、救急隊員、自衛隊員、そして警察犬やヘリコプター。ざっと見積もってのその費用のトータルは1000万円以上超えてくると予想できます。動員されたそれら全て公的機関でありますから、当然であればその費用は当事者たちが支払うのではなく、私たちが収めた税金から支払われるのです。
そのためこの費用についても世間から賛否両論の声が上がり論争を巻き起こしました。今回は行き過ぎた父親の行動、木々が生い茂る深い森林の山奥に息子を一人で残して放置するという『躾』が招いてしまった事態なので税金から支払われることに反発の声が上がるのも無理はないでしょう。父親に対する批判もこの費用に関する部分もあるのでしょう。
家族たちに言える事とは
世間からは様々なバッシングを浴びることになってしまった父親をはじめとする家族たちですが、ひとまずは無事に少年が見つかってよかったと世間の多くはそう考えているはずです。両親は二度と悲劇を繰り返さないように、今回のことを踏まえてぜひ反省してほしいです。
Contents
田野岡大和くんの父親に対する批判の声
先ほど見出しの内容では警察や救急隊員、自衛隊も総力をあげて捜索に臨み、更には『警察犬』や『ヘリコプター』まで導入された大事態になったことをお話ししていきましたが、ここでもそれらの莫大な費用が税金によって支払われることを巡って、またも父親に対して『避難』や『バッシング』の声が上がりました。
冒頭部分でも解説した通り、父親の行き過ぎた行動、木々が生い茂る深い森林の山奥に、息子を一人残して放置するという『躾』に対してもいかがなものか?と批判され問題視されて、また警察に通報し多妻の初めの証言では、自分の立場や非難を浴びるこどを懸念して『真っ赤な嘘』をついていたことも明らかになり、世間からも警察からも非難されました。
身勝手なしつけに対する厳しい声
勿論彼の他人や車に石を投げつけるという『問題行動』に関しては厳しく叱り、指導しなくてはなりません。しかし『躾』と称して家族で乗用車に乗り、人気の少ない木々が生い茂る深い森林の山道で、僅か7歳の幼気な少年のみを降ろして一人残して放置したまま走り去るというのは、如何なものでしょうか?
危険な環境に放り出すという行為には、親としての愛情が一切感じられませんし、育児放棄していたり精神的心理的に『虐待』していると捉えてしまいますし、強いバッシングを受けてもしょうがないです。いくらそれまで職場や周囲から、『できる人物』・『良きパパ』と認識されていても今回の一件で大きく見る目が変わったことは間違いないでしょう。
田野岡大和くんの両親に対するネット上の声
どこから情報が流れたか分かりませんが、両親はそれぞれ『エンジニア』と『ナース』という職に就いていて平日の日中は働いていて、子供の教育や躾などの面倒を見るのは『祖母』に任せっきりであったと囁かれています。(休日には公園などで親子揃って楽しく遊んでいたそうですが)
日頃から愛情が足りないから子供が石を投げつけるという『問題行動』や『非行』に走ってしまったのではないかと、全ての責任は親にあるという見方もありました。両親に対するネット上の声は思った以上に厳しく、『子供が親に謝る必要はない』『親の風上に置けない』『一生後悔しろ』など激しく非難や批判されました。
実は自衛隊も批判されていた?
他人や乗用車に石を投げつける『問題行動』をした少年や、その少年を『教育』や『躾』という名目で行き過ぎた行動をして今回の事件のきっかけを作り、嘘の証言をした父親、更には育児放棄気味と囁かれた両親に対して、世間からは強い批判の声が上がりましたが、実は一部ではあまる焦点が当たらなかった自衛隊のある行動についても疑問視され批判されていたのです。
5/30に点検に来ている
改めて確認しておくと、少年が自衛隊の施設にたどり着いたは行方不明となった28日の夜であり、そこから発見されるまでずっとその施設で過ごしているのです。その後の調べで地元地域に配属していた『自衛隊』は30日にはその倉庫的な施設を『点検』しに来ていたのです。
ここで疑問視されるポイントは、なぜ中にいるはずの少年を発見できなかったのかという点で、点検という名目で来ているのであれば、尚更その施設内の隅々まで確認して見て回らなくていけないはずでしょう。それなのにその日に発見できなかったという事はよほどその点検が『がさつ』で適当なものだった。と指摘され批判を浴びたのです。
施錠していなかった管理の甘さ
今回の事例では、2つの扉のうち1つのカギが施錠できていなかったという、自衛隊の不注意により幸い少年がその施設に侵入でき『水』や『暖かさ』を確保できて生還に繋がったのですが、やはりセキュリティーや管理の甘さについて世間は目をつむることはできません。
幸いにもその施設には銃などの兵器は置いていなかったそうですが、一般人や隊員以外の人間の侵入を簡単に許してしまった、自衛隊の不手際も明らかとなり問題視されたのです。ちなみにそのドアは内側からは鍵がなくても解除できるタイプだったので、点検後に再び施錠しても少年が『行き来』できたそうです。
田野岡大和くんの現在は?
今回の記事の主人公でもあり、事件の当事者であり数日間いなくなってしまったが、奇跡の生還を果たして救助された少年は現在はどのように過ごしているのでしょうか?数日間『水』のみで生活した支障により後遺症などが残っていないでしょうか?
また両親とは仲良くうまくやっているのでしょうか?気になる彼の現在の事をご紹介していきます。事件なのか事故だったのか、様々な憶測が飛び交う悲劇的な結末を迎えてしまった行方不明事件に興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
田野岡大和くん退院後は元気に過ごしている
ネットや世間であれだけ騒がれて注目を集めた人物ですから、ネットでは彼について様々な情報があげられていました。彼のその後については色々な噂が飛び交いましたが、恐らく退院後は小学生らしく元気に過ごしていると考えられます。大勢の人たちた取材陣に出迎えられた時も笑顔で手を振ってくれていたので、心や体にそれほど支障が出ていないのではないでしょうか?
2019年現在の彼の事についても非常に気になりますが、情報は出ていません。あれから3年たつので現在は10歳か9歳で、小学5年生になっているはずです。学校でも家庭でも多くの事を学んですくすくと成長して、人にはない凄い体験をしているので立派な人物になってもらいたいものです。今後彼の情報が発信されることに密かに期待しましょう!
退院する際は世間のアイドルだった?
搬送されていた医療機関、病院もしっかりとマスメディアの取材陣が押しかけてニュースなどで報道されていました。退院する前に、彼が少年ながらに7日間もサバイバル生活をして奇跡的に生還を果たしたということ、また『虐待』につながりかねない酷い仕打ちを受けてしまっていたこと、などの事実も報道され世間に知れ渡りました。
いつしか国民も親の様に彼の事を心配して、また同情する人もいました。更に彼に魅力を感じる人もいたのか、そういった一般人たちが彼が退院する予定日になると、彼の元気を見ようとその病院の玄関まで押しよました。退院して病院の入り口から出てくると『キャーキャー』と拍手と共に黄色い声が上がり『アイドル状態』だったのです。
田野岡大和くんが始球式に登場
彼がいなくなってしまって世間を騒がせたのは、現在から3年前の平成28年5月の下旬ですが、その同月の頭に、彼が大好きな野球チーム『北海道ハムファイターズ』の始球式に登場していたのです。その時はチームの4番バッターを務める『中田翔』選手からサインボールを貰って、満面の笑みを浮かべている様子がここでばっちりカメラに写っているのです。
田野岡大和くんの家族は離散との噂も?
当時の報道では母親も『ごめんね』と謝りながら彼にキスをしていたり、父親も元々子供たちと公園などで仲良く遊んでいたという目撃情報もあり、会見の際には強く反省して、息子にも謝罪を述べる様子があったのですが、あの後家族は『バラバラ』になり、絆や仲に亀裂が入ってしまったのではないかと一部では囁かれました。
実は2019年令和現在から1年前に『ザ世界仰天ニュース』というTVショーの中でこの事件が取り上げられましたが、この手のドキュメンタリー番組はよく最後にその後どうなったのか?を番組スタッフが当事者たちに取材に向かいその様子を映像にする場合が多いのですが、この回の時はそれがなかったのです。そのため上記の様にバラバラになってしまったのではないかと噂されています。
両親の精神が
この記事内でもこれまでで散々、父親だけではなく母親も世間から強く非難され、『バッシング』を受けていたという事を解説していきましたが、その影響により事件の後、大切な息子が元気に帰ってきてくれた後も精神的に病んでしまい、ボロボロになってしまったのではないかとも囁かれているのです。
田野岡大和くんの事件を海外メディアはどう扱ったのか
実は今回ご紹介している日本で大きく話題となり、父親の行き過ぎた行動や少年の驚くべき生命力やサバイバル能力、『問題行動』などが問題視されて関心を集めたわけですが、実は海外メディアもこの事件を日本で起きた大事件として、新聞やニュースで大々的に報じていたのです。ではどんな風に報じられていたのでしょう?
海外でも一番センセーショナルを集めた部分はやはり、父親が『躾』と称して行った行き過ぎた行動でした、その行動に対して『両親は罪深い所業をした刑罰の対象に値し、逮捕すべきである』と報じ、海外では国内以上に強烈な『バッシング』姿勢を示しました。児童虐待に関しては日本よりも海外の方がシビアに受け止めているのです。
田野岡大和くん以外にも…子供を置き去り・ネグレクト事件
実は今回取り上げている3年前に話題となった出来事以外にも、親の不祥事や虐待によってその子供が酷い目に遭ってしまうという事件は少なくありません。ここでは行き過ぎた『置き去り』や『育児放棄』によって幼気な子供たちの尊い命が奪われてしまった凄惨な事件を2つほどご紹介していきます。
田野岡大和くん以外の置き去り事件①巣鴨子供置き去り事件
現在から31年前の昭和63年に発生しました。東京都豊島区に例を見ない家庭が存在していました。その家庭は『父親』既に子供たちや妻を放棄してどこかに消息してしまい、母親もそれに続けてどこかにいってしまっていたのです。残された子供たちは長男と長女、次女と三女、次男の5人で国から支援金を貰って生活していました。
愛情を全く受けておらず育ったため、中学生になった長男は非行に走り、自宅は不良のたまり場になっていたそうです。そんな長男や不良はまだ幼かった三女の泣き声がうるさいと酷い暴行を加えて、命を奪いました。その後、近所から騒がしいと通報を受けて警察により、衰弱した兄弟たちと既に死亡していた三女と次男が発見されたという恐ろしい置き去り事件です。
田野岡大和くん以外の置き去り事件②大阪2幼児放置死事件
現在から9年前の平成22年に発生しました。大阪府に住んでいたシングルマザーがいました、その母親は数年前に我が子を2人産み、はじめはブログにも生まれたばかりの子供たちのことを愛している様子を載せていましたが、段々と母親としてあるまじき行動に走ってしまったのです。浮気やホストなどにどっぷり浸かっていったのです。
そうした素行の悪さに旦那からも見放されて離婚しました。子供たちはそんな母親に引き取られましたが、その後も幼い子供が家にいながらも、『育児放棄』を続けて夜遊びなどに明け暮れていました。ある時、暫く家に帰っていなかったそうで、知人男性が自宅に上がると2人の子供たちが痛々しい姿で亡くなっていたのです。こうして悲しい事件が起きてしまったのです。
田野岡大和くんは本当は悪いことをしていなかった?
父親の証言によれば、『見ず知らずの他人や通りかかる乗用車に向かって石を投げつけていた』という事で、犯罪にもつながりかねない非常に危険な『問題行動』を起こしていた。と世間の多く、読者の皆さんははそう捉えているはずですが、実は本当はそんなことしていなかったのではないかと言われているのです。
車から投げているのであれば疑問が生まれる
どこから投げていたのか?もっと言うなら『歩いて外から投げていた』のか、『車の中からミラーを開けて投げていた』のか、どっちなのかは深く言及されませんでしたが、真相を聞くと父親は家族で乗用車に乗っている際に『躾』という名目で行き過ぎた行動をしたので、後者である可能性が高いです。
もし車からミラーを開けて投げているのであれば、注意をしたうえで運転席から後部座席などのミラーを閉めて、あらかじめ問題行動を止めることもできますし、『石』がどっから来たのか?も疑問に感じます。
真相は?
ネットでは他人や乗用車に投げて向かってというのが、そもそも父親の嘘の証言であり、本当は川に向かって水切りをしていたのではないかと囁かれているのです。それが真実であればこの少年に一切非がありませんし、余計に可哀そうに思えてくるのです。実際に親としての立場を気にして嘘をついた父親なら十分考えられそうです。
田野岡大和くんから学ぶ遭難したらすべきこと
今回の記事の主人公であり、事件の当事者でありいなくなってしまって国民を騒がせた張本人である少年よりも、恐らく読者の皆さんの方が年上であるはずですが、彼から学ぶことがあるのではないでしょうか?それは生命の窮地に立たされたり、地震や火災など様々な災害に巻き込まれたときに、すべき行動や対応です。
私たちは普段何気なく当たり前のように、毎日を何の支障もなく生活しているはずですが、いつ地震などの災害が起きてしまうか分かりません。突然身に降りかかる悲劇はそれだけではなく、運が悪いと事件事故に巻き込まれてしまう事も十分考えられます。そういった際にどれほど最善の行動をできるかで、『生死』に関わってくるのです。
田野岡大和くんから学ぶこと①冷静になる
どんな災害や事故、事件に巻き込まれてしまったとしてもパニックになってはいけません。そんなこと理解している方がほどんどでありますが、理解していてもどうしてもパニック状態に陥ってしまう方も少なくないのです。慌てふためき、その場から逃げたい一心で衝動的に言動をとってしまうと失敗につながる事の方が多いです。
まずは深呼吸をして状況を確かめて、冷静にどうすべきかを考えましょう。必ず最善の手があるはずですし『活路』が見えてくるはずです。どうしてもパニックになってしまう。そんな方は一度、自分の身に降りかかっている事ではないと言い聞かせて、客観的な視線で物事を考えてみても良いかもしれません。
田野岡大和くんから学ぶこと②動き回らない
今回ご紹介している少年も、夕方の日没時間に家族とはぐれて怖い思いをしながらも、雨が降っている際には歩くのを一旦やめて雨宿りをして、そうして一日目でたどり着いた自衛隊の施設で発見されるその日まで滞在して生活しています。夜になると、人気がありそうな宿泊施設の灯りが見えていながらもそこにとどまったのです。
こうした判断により結果的彼は無駄な体力を浪費することなく、6日間も水のみで生き長らえる事が出来たのです。『動き回らない』という事は体力の浪費を抑えるという意味だけではなく、地震や火災においては場合によりますが危険を避ける働きもあるのです。動くべきか動かざるべきか『判断』することも大切なのです。
田野岡大和くんは自力で7日間を生き抜いたタフな少年だった
今回は3年前の2016年5月に6日間も行方不明になってしまい世間から心配された『大和』くんとその家族、更には当時の事件についてご紹介していきました。彼がいなくなってしまったのは、乗用車や他人に向かって石を投げつけるという『問題行動』に対して、父親が『躾』という名目で行き過ぎた行動をとってしまったのがきっかけとなりました。
色々なことが世間やネットで大きく関心を集めて問題になりましたが、サバイバル状態の彼が少年ながらにしてとった『賞賛』に値する行動により、奇跡的に生還を果たしたということも話題になりました。彼は奇跡的に生還する事が出来ましたが、今後は親の行き過ぎた躾で、このような出来事が二度と起きないことを祈っております。
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