一時はマーシャルとの衝突が原因で操縦不能だったと考えられていたよですが、死後硬直によりハンドルとアクセルを踏み続けたままの状態だったので、彼が死んだ後もなお直進し続けたことが、ここでようやく判明することとなったそうです。
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トムプライスの事故動画【閲覧注意】
ここまで大惨事となる事故はF1史上でも最悪の出来事といわれるほどの大きなものとなっています。さらに、この出来事が大きなものと今でも伝わる理由には、今なおその内容を確認できる動画が普通に誰でも見ることができるからなのです。
トムプライスの事故動画がYouTubeに残っている
この出来事が構成にも語られる理由、そして凄惨な出来事として今なお噂になる理由は普通に見れてしまうことになります。実はYoutubeにその当時の現場の動画が残っているのです。
もちろん衝撃的すぎる内容なので、この後紹介しますが心臓の弱い方や苦手な方は試聴には十分注意する必要があります。あまりにも衝撃的すぎる映像なので自己責任で試聴をお願いします。
【閲覧注意!】トムプライス事故動画「13秒・35秒」に注意!
まず最も衝撃的なシーンが動画13秒と35秒のところです。15秒時点で紹介されるのは、衝突時点のタイミングになります。衝突してマーシャルの体が引き飛ぶシーンです。BGMが流れてはいますが、その音をかき消すように衝突音が流れます。
それと同時に彼の体が吹き飛び、血をまき散らしながら回転して道路の傍らに転がっていきます。35秒のシーンでは、わざわざこのタイミングをスローモーションにしてくれているものになります。
衝突音は聞こえませんが、より鮮明に体が吹き飛んでいく様子を見ることができます。その後ぶつかったマシーンの方の映像に切り替わりマシーンがどのような動きを取って停止したのかが分かるようになっています。
停死後は彼の遺体が回収されるのですが、その遺体が1分20秒の時点で映っています。血まみれで顔もつぶれているように見える横たわった様子が映っているので、注意が必要です。
トムプライス事故動画
別視点で撮影された動画も存在します。こちらの映像では脇に停車された前方側から撮影した映像です。運転手がエンジントラブルにより降車し、車から炎が上がっている様子が確認できます。
そこで駆け付けたマーシャルですが、カメラ手前に衝突したもう一人のマーシャルの姿が映っています。衝突し、体から血と肉を巻き上げながら写っている一部が映り込んでいるのです。
直接的にすべて映り込んでいるわけではありませんが、こちらも十分衝撃的な映像となっているので注意が必要です。
トムプライスの事故の要因
レース中に起こってしまった凄惨な出来事ですが、なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか。その原因について調べていきましょう。
経験不足のマーシャル
このことが起きた理由はいくつかあり、それらが不幸にも重なってしまったがために起こったと考えられています。一つ目の理由がマーシャルが経験不足だったことが挙げられています。
19歳の黒人青年ヴァン・ヴーレン
この時被害にあったマーシャルは19歳の黒人の青年で名前はジャンセン・ヴァンヴーレンといいます。彼はまだまだ経験不足で不慣れだったことが後に判明しています。そんな状況下で横断をしてしまったことが理由の一つに挙げられます。
白人マーシャルに「行け」と強制された?
ではなぜそんな経験不足の人材が横断しなければならなかったのか。これにも諸説ありますが、当時別の白人マーシャルに強制的に行くように指示されたという説もあります。自己判断で行った行為ではないという説があるのです。
トムプライス事故現場は急勾配からの下り
引き起こされた理由には複雑なコースの兼ね合いもあったといわれています。そこはコースの中でも特に複雑な立地でした。
というのも、ちょうどマーシャルが横断をし始めたところは、ホームストレートに位置しており、その手前にはコース名物の急こう配があったのです。それにより、上った先にある火災現場とマーシャルンの存在の発見がしにくい状況だったのです。
トムプライスはシュトゥックの真後ろについていた
さらに言えばレースの状況も最悪の相性だったといえます。というのも、当時プライスがこのホームストレートに差し掛かった時、前方に車もいたのです。前方を走っていた車ハンス=ヨアヒム・シュトゥックの車の陰で前方が見えにくかったのです。
これにより、前方の判断が遅れよけきれなかったのです。前方を走るシュトゥックのマシンは、いち早く気づくことができていたのでよけることはできたようです。
トムプライスのヘルメット
現場で何が起きたのか、その一部始終と理由について知ることができましたが、映像内に映るヘルメットについては、おそらくプライスの物ではないといわれています。その理由についても紹介していきましょう。
動画に映るヘルメットはトムプライスのものではない
映像に映るヘルメットが確認できるのは、映像内の1分57秒頃のシーンです。このヘルメットは本人のものではないといわれています。映像の流れで紹介しているので勘違いをされている人も多いですが、おそらくラフィーと呼ばれるメーカーのものだといわれています。
トムプライスのヘルメットは白
なぜ本人のヘルメットではないと判断されるのかというと、まず彼の持つヘルメットはもともとは白色をしています。この時点では遠目の映像なので判断は難しいですが、より見分けるポイントもあります。
父親の希望で5本線が入っている
より見分けるポイントがヘルメットに入っているはずの模様です。実は、もともと真っ白だったヘルメットに走行中でも見分けられるようにとの父親の希望で、バイザーに5本の線を入れていたのです。
また、ヘルメット横には先ほども紹介したようにウェールズの国旗マークも居れていますし、グッドイヤーのロゴも刻んであります。それ故に、転がるヘルメットは彼の物ではないとわかります。
トムプライスの墓と妻の現在
突然の出来事で命を失うこととなったプライス。彼の墓は今現在どこにあるのでしょうか。また彼の奥さんは現在何をしているのでしょうか。その詳細を調べていきましょう。
事故の2年前に結婚式を挙げた場所
彼の墓の場所は、かつて彼が決甑を行った協会の墓地にあるといわれています。実は彼はこの出来事が起きる2年前に結婚式を挙げたばかりだったのです。
場所はイングランドのケントにある聖バーソロミュー協会といわれる場所です。ここで結婚式を挙げたのですが、その墓地にお墓が存在します。
トムプライスの妻の現在
2年前に結婚し幸せな家庭を築くはずだった遺族、彼の死を知って当然悲しんだ奥さんですが、現在は何をしているのでしょうか。
アンティークショップ経営
現在は彼の出身地でもあるイギリスでアンテークショップを経営していることがわかっています。
共同経営者は同じくF1ドライバー未亡人
プライス夫人の経営するアンティークショップですが、共同経営者の人も元F1ドライバーの夫人だといわれています。実はその人のご主人もすでに亡くなっているといわれています。
どうやら仕事中に乗っていた小型飛行機が墜落した不慮の事故が原因で、亡くなったそうなのです。
トムプライス事故を扱った「映画グッバイヒーロー」
今回の出来事を扱った映画があることをご存知でしょうか。その中には色々なレーシングのシーンを撮影した映像が流れるのですが、こちらについても紹介していきましょう。
F1グランプリの死亡事故を扱ったドキュメンタリー映画
実はこの映画は公開と同時に物議をかもした作品でもあるのです。内容はドキュメンタリー映画となっており、今回の内容だけでなくこれまで起きたF1でのクラッシュシーンを集めたものでした。
すさまじいスピードの中を駆け抜ける車なので、当然その死の瞬間も壮絶なものになります。そのため、生き様も伝わりますが、当然死亡シーンを扱うことになるので公開には賛否両論の嵐になったのです。
グッバイヒーローで扱われた事故
今回の内容以外にも映像に収録されているレーシングマシンについて、その運転手と内容を紹介していきましょう。
トム・プライス
時速300キロという状況の中起こされたもので、現在もその様子が普通に閲覧できる状態になっています。F1史上の中でも類を見ない凄惨なものとなっています。
ロニー・ピーターソン
1978年に起きたイタリアグランプリでのクラッシュです。運転手はロニー・ピーターソン。彼はスタート直後多重接触に巻き込まれます。ハントのマクラーレンに接触しガードレールに衝突しながらもすぐさまコースに戻ります。
しかし、その後レガッツォーニのシャドーと衝突しその後車体が炎上します。炎が上がる中、彼は両足が挟まれ身動きが取れず逃げ出すことができませんでした。その後病院に搬送されましたが、息を引き取りました。
ジル・ヴィルヌーブ
1982年にベルギーグランプリ予選で起こった出来事です。前方のマシンを抜こうとしたところ接触し、彼ごと空中に跳ね上がります。その最中シートごと放り出された彼はコース内の金網に衝突。病院に搬送されましたが、死亡することとなります。
ロジャー・ウィリアムソン
1973年のオランダグランプリで引き起こされた出来事です。彼のマシンがタイヤトラブルが理由でコースアウトし、その後炎上し始めます。助けに別のドライバーであるデビッド・パリーが助けに入るも、マシン内で焼死することになります。
ニキ・ラウダ
彼は1976年のグランプリで原因不明の事態に巻き込まれます。奇跡的に助かることにはなりますが、有毒ガスを吸い込んだことで再起不能といわれたほどです。しかし、彼はその後6週間で復帰し、その後も多数のレースに参加し優勝しています。
トム・プライスの事故後
彼が無くなった後のことについても調べていきましょう。彼が無くなった後、彼のこれまでと今後生きていれば残されたであろう功績をたたえて記念碑が立てられることになります。
その記念碑の名前は「トム・プライス・ストレート」と呼ばれるものです。これは故郷ウェールズのアングルシー島のアングルシーサーキットというところに建てられています。
F1以外にも!世界の危険なスポーツ
ベースジャンピング
このスポーツはビルや断崖絶壁からパラシュートを使って飛び降りるというものです。建造物や断崖からのジャンプなので、スカイダイビングとは異なる危険性があります。
さらに、強風を受けた際などはもちろんこれらが障害物となるので、より一層危険性が増すわけです。一歩間違えればい死につながる危険なスポーツです。
ケーブダイビング
洞窟の中をダイビングして探検していくスポーツになります。通常のダイビングはもちろんですが、酸素ボンベや水温などの環境に加えて、洞窟特有の視界の悪さや野生生物の存在など、道の危険性もあるために大変危ないスポーツになります。
ヘリスノーボード、スキー
このスポーツは通常のスキーなどと違い、圧雪されていないエリアにヘリコプターで移動してそこから滑るというものです。圧雪しておらず自然のままの雪山を滑るので、一歩間違えれば雪崩が起きる危険性もあります。
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トムプライス事故から劇的に死亡事故が減った
今回の内容は凄惨なもので過去の中でも多くの人に語り継がれる内容です。しかし、今回のこと以外も含め、F1は危険だからこそ起こる事故の原因を追究し、今では劇的に減っているといわれています。今後も起きないよう、より楽しいスポーツとして広まってほしいものです。
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