ダブルクリンチノットの結び方|強度はどれくらい?

ラインをサルカンに結ぶ場合を例に説明します。まず、ラインをサルカンに通します。ここで、ラインのうちサルカンの先を「先端」、残りの部分を「本線」と呼ぶことにします。ラインの「先端」をもう一度サルカンに通して、ループを作りましょう。(なお、ダブルクリンチノットの元になったクリンチノットでは、ラインをサルカンに通すのは1回だけです。サルカンに2回通すのが「ダブル」クリンチノットと呼ばれる理由です)

手順② ライン同士を巻き付ける

ラインをサルカンに2回通してループができたのを確認したら、ラインの「先端」を、「本線」の部分が軸になるように巻き付けましょう。巻き付け回数は3~5回程度にするのが基本です。この巻き付け作業によって、先ほど作ったループが二重になっているのを確認できるはずです。

手順③ 作ったループにラインを通す

二重になったループの中心に、ラインの「先端」を通します。すると、サルカン部分にできた二重のループのほかに、ラインの「本線」と「先端」でさらに大きな輪っかができているのを確認できるはずです。その大きな輪っかの中に、ラインの「先端」を通します。

手順④ 巻き付け部分を締め込む

大きな輪っかを通過した「先端」を引っ張りながら、「手順②」で巻き付けた部分をサルカン方向へ締め込んでいきます。きれいな結び目ができるように、強くゆっくりと締め込んでいきましょう。結び目ができたら、余ったラインを切り落として完成です。

ダブルクリンチノットの結び方② 巻き付け作業のコツ

ループが閉じないように注意しよう

「手順②」で説明したライン同士を巻き付ける作業を行う際には、作ったループが閉じてしまわないように注意するのがコツです。ループが閉じてしまうと次の手順に進めないので、最初からやり直しになってしまいます。ループの中に指を通した状態で巻き付け作業を行えば、ループが閉じるのを防ぐことができます。

NEXT 巻き付け回数が多すぎるとNG