そのせいでシーウィーは思うようにいかず、仕事もなかなかうまくいきませんでした。
体調を崩してしまったシーウィー!喘息の悪化
思わぬ言葉の壁や過酷な労働のせいで、もともと持っていた喘息が悪化したシーウィーは、しばらくの間体調不良が続きます。そして精神的にも追い詰められていくのです。
このときシーウィーは昔村の老人に言われたあることを思い出します。
それはあの言い伝えです。そして「自分の弱さを克服するために人の心臓を食べなければ」と思ってしまうのです。ここから恐ろしい連続殺人が始まってしまうのです。
シーウィーの犯行とは?虚弱体質を治すために起こした事件
精神的に追い詰められたシーウィーは、弱い自分を強くしたいという身勝手な思いからとうとう殺人を犯します。そして死体の内臓を求め何の罪もない子供たちを狙っていくのでした。
最初の被害者は8歳の女児!内臓を食すことなく遺体を放棄
1954年4月シーウィーは市場を歩いていた8歳の少女を連れ去ります。そして手で少女の顔を抑え窒息死させてしまいます。
しかしシーウィーはこのとき少女の内臓を食べる事が出来ませんでした。少女の死体を入り江近くに遺棄してその場を立ち去りました。
11歳の女児を殺害したシーウィーは肝臓を食す
同年5月シーウィーは次の殺人を犯します。街で開かれていた結婚式に参加したシーウィーはそこで退屈そうにしていた11歳の少女を連れ去るのです。そして前回と同様に窒息死させます。
シーウィーは少女の死体をナイフで切り開き、肝臓を取り出して食べたと言います。このときシーウィーは体に力がみなぎる感覚を覚えました。
シーウィーは計6人の子どもを殺害していた
1955年6月シーウィーは10歳の少女を殺害し内臓を食べます。そして同年の11月、寺院で行われたオペラ会場にいた4歳の少女を殺害し、又も内臓を食べました。
1956年2月いつもと同様に5歳の少女を殺害し内臓を食べました。しかしこのときシーウィーは犯行現場にナイフと懐中電灯を忘れてしまうのです。警察も捜査しますが別の人が逮捕されてしまいます。
その後の同年4月、顔見知りの少年を殺害したシーウィーはとうとう警察に逮捕されてしまいます。シーウィーは約2年の間に6人の子供を殺害しました。
噂を信じたシーウィーは児童殺害後に内臓を食べていた
少女や少年を殺害し内臓を取り出したシーウィーは、それを持ち帰っては焼いたり煮たりして食べていたと言います。
シーウィーのような連続殺人犯のことをシリアルキラーと表現する事があります。世界には様々なシリアルキラーが存在します。気になる方はこちらもご覧ください。
シーウィーと中国人肉食の歴史の関わり
シーウィーの故郷である中国の一部の地域では昔から人の肉を食べるという、私たち日本人には考えられない習慣がありました。シーウィーの故郷もその一部の地域でした。
昔は中国人のとって人肉を食べることは楽しみの一つでもあったと言います。