シーウィーは無罪だった可能性も出てきている
現在ネット上では、「シーウィーが殺害したのは1人だけではないのか。」「そもそも殺人自体犯していないのではないか。」と言った意見が出ています。
シーウィーはもともとタイ語が不自由であったため、当時の警察に濡れ衣を着せられたのではと言った意見もあります。
当時新聞に掲載された写真もたまたまシーウィーがあくびをしていたところを撮られ、悪人顔の物を使われただけではないかとも言われています。
シーウィー展示除外の嘆願書も集まっていた
これを受けて、多くの人がシーウィーの尊厳の回復と葬儀が行われるように署名活動を行いました。
この活動によって、シーウィーの為に1万人以上もの人の署名が集まりました。
シーウィー博物館へのアクセスと入場料は?(閲覧注意)
シーウィーのミイラが展示せれている博物館はどのようなところでしょうか。詳しくご紹介いたします。
タイにあるシーウィー博物館!(閲覧注意)
シーウィー博物館ことシリラート病院法医学博物館はタイのバンコクにあります。東南アジア最大の病院とされており、本物の死体や体の一部などを展示しています。
この中にシーウィーも展示せれているわけですが、立ったままの状態で展示されていると言います。シーウィーは凶悪犯のため寝かせて展示もされないのです。
シーウィー博物館の入場料は?
シーウィー博物館の入館料は1人40バーツです。日本円でおよそ150円しないくらいなので、とても安いです。
9時から16時まで(12時から13時は休憩)開いており、祝日以外は営業しています。
館内の中は撮影が禁止されており、荷物もロッカーへと預けるなどセキュリティが厳しいです。
日本にも同様な博物館が?
実際の死体や人のミイラなどは展示されていませんが、日本にもシーウィー博物館と同様な博物館があるのをご存知でしょうか。
日本国内にあるので読者の皆さんも一度足を運んでみてはいかがですか?
つやま自然のふしぎ館
その博物館は岡山県津山市にある「つやま自然のふしぎ館」です。世界各国の本物の動物のはく製をはじめ自然史の総合博物館として有名です。
動物のはく製のみならず、化石・昆虫類・貝類・人体標本など約20,000点の展示物が常に展示されています。
1963年に開館し、その広さは約1,500㎡です。開館当時から地元の人をはじめ多くの人から人気の博物館となっています。
気になる入館料は?
気になる入館料ですが大人が700円、子供が600円ととておお手軽な値段になっています。津山駅から徒歩15分ほどで少し距離があるので車がおすすめです。
日本のシリアルキラー前上博
シーウィーと同様なシリアルキラーが日本にも少なからず存在しています。読者の皆さんは前上博と言う人物をご存知でしょうか。
彼もまたシリアルキラーとして何の罪もない人を殺していきます。ここではその詳しい事件の概要と彼の生い立ちをご紹介いたします。
自殺サイト殺人事件
この事件は、2005年8月2日ある女性の遺体が大阪府河内長野市の川岸で見つかったことから発覚します。元々は女性1人の遺体が見つかっただけでしたがその後の捜査で大きく事態は急変します。
最初の女性が発見されてから間もなく、他の被害者も発見され連続殺人として捜査が行われていきました。
後に逮捕されるのが、今回の事件の犯人である前上博です。
自殺サイトを利用した手口
事件当時、ネット上では自殺サイトが話題になってきたころでもありました。これは家庭環境やいじめなどで行き場をなくした人たちが自殺を目的に募るサイトのことです。
前上はこのサイトを利用している自殺志願者をターゲットにして、犯行に及んでいました。頭のよい前上は彼らの心理をうまく利用していました。
前上博の生い立ち
前上は警察官の父を持ちIQは128もあったと言われています。4人兄弟の長男であったこともあり幼少期から厳しく育てられました。
さらに幼少期に異常な性癖に目覚めます。きっかけは本人も分からないままですが白い靴下に対して性的興奮を覚えるようになったのです。
またこの事件を起こす前の2001年には通りがかった女性や子供に薬品をしみこませたタオルなどで口を抑えるなどして、逮捕歴もあります。
恐ろしい犯行手口
前上は自殺サイトで知り合った男女三人を窒息させて殺害しています。そのやり方も実に残酷で手足を縛り動けなくした被害者の口や鼻を抑え徐々に殺していくというものでした。
前上は人が苦しむ姿にも性的興奮を感じていました。そのため殺人の際苦しむ声を録音していたと言います。
また殺害後前上は、被害者全員に白い靴下をはかせて死体を遺棄していました。
死刑執行
3人もの命を奪った前上はその後逮捕されます。2007年7月7日に裁判で死刑判決を言い渡され、死刑囚となりました。
その後2009年7月28日に死刑が執行され、判決から約2年と言う短い期間で死刑執行と言うのは珍しく当時は世間の注目を集めました。
最近では同様に座間の事件も世間を騒がせました。この犯人も前上と共通する部分がいくつかあります。詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
噂を信じていた悲しき殺人鬼・シーウィー
シーウィーはこれまでのシリアルキラーとは違い快楽のために殺人を犯していたわけではありません。あくまでも弱い自分を変えようと、言い伝えを信じて犯行に及んでいました。
だからと言って殺人が許される訳ではありませんが、読者の皆さんもどこか同情してしまうところがあるのではないでしょうか。